咎人に情報を与え、咎人の情報を管理する、まさにパノプティコン!
ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアから2014年6月26日に発売された、プレイステーション Vita用ソフト『フリーダムウォーズ』。その公式サイトが更新され、新たなコンテンツが追加された。そのコンテンツをひとつずつ紹介していこう。
■47都市国家統計調査局
“47都市国家統計調査局”は、期間限定体験版の“~第0次47都市国家対戦“βテスト事変”~”で収集された、さまざまなデータを解析し、グラフなどにまとめたもの。現時点では、都市国家のランキングや各都市国家に所属する咎人(トガビト)の数、これまでに戦死した戦闘員の総数などが掲載されている。おもしろいのが、各都市国家内での“PT法”違反発生回数。“PT法”とは本作の中で用いられている法律で、たとえば“5歩以上の歩行禁止”といったものがあり、権利を解放することで、自由度が増していくものだ。今回のβテストで、違反がもっとも多かった都市国家が高知県。2位である東京都の約1.7倍強の違反をしているのだ。体験版内でできる違反はあまり多くないと思うのだが、高知PTの咎人たちはいったい何をしたのか……! ちなみに、まだ公開されていないが、“天罰予報”というコーナーもある。あまりに反映しすぎた都市国家は、空に浮かぶ“天獄”という都市国家から“天罰”を受けると言われているのだが、その天罰を受けやすいPTがわかるようになるのだろう。今回公開されているのは、“47都市国家基礎設計”だが、同ページには“特別設計”というタブもある。今後、製品版に関する統計が報告されると思われる。
■プレイヤーズインフォメーション
公式運営情報発信局“プレイヤーズインフォメーション”もオープン。これは、最新のオンラインイベントやアップデート情報などのお知らせが掲載されていくというもの。しかし、ただ情報が掲載されるわけではなく、“βテスト事変”の結果を“戦史”としてまとめており、今回の結果に至るまでにどのような争いがあったのか、その経過も含めて、まるで物語を読むように楽しめるのだ。もし、自分ががんばったオンラインイベントがこのように書かれるときがあると思うと……、咎人たちも鼓舞されるはず! また、製品版の発売に合わせて、オンラインイベント“第1次47都市国家対戦「揺籃事変」”の勃発が発表された。“揺籃(ヨウラン)”とは、“物事が発展する初期”の意味を持つ言葉。また、“ゆりかご”という意味もあり、発売されたばかりである『フリーダムウォーズ』を揺れ動かす、最初の都市国家対戦にふさわしい名前になりそうだ。
『フリーダムウォーズ』の発売を迎え、公式サイトがさらに充実してきた。同じく、本日発売された週刊ファミ通2014年7月10日号(2014年6月26日発売)では、『フリーダムウォーズ』の攻略をまとめた36ページの別冊付録冊子(冊子の概要は→こちら)に加え、本作に出演している夏川椎菜さん、麻倉ももさん、雨宮天さんへの4ページにわたるインタビュー(記事の概要は→こちら)も掲載されており、合計40ページのボリュームで『フリーダムウォーズ』を特集しているので、ぜひお読みいただきたい。
『フリーダムウォーズ』が発売を迎え、すでに多くの咎人が、各PTに貢献を行っていることだろう。“第1次47都市国家対戦「揺籃事変」”とともに、『フリーダムウォーズ』の歴史は動き始めたばかり。今後、全咎人の貢献次第によって、プレイヤーズインフォメーションが更新され、47都市国家統計調査局のデータが変わり、『フリーダムウォーズ』の歴史が紡がれていくわけだ。週刊ファミ通、ファミ通.comでは、この『フリーダムウォーズ』の戦史を今後も追っていきつつ、記者もひとりの咎人として、PTに貢献していきたい。レッツ貢献!
Text by 世界三大三代川(千葉PT所属)