『仮面ライダー バトライド・ウォーII』はこんなゲーム

 7月17日に発売される『仮面ライダー バトライド・ウォーII 仮面ライダー大百科』のライターを務めました、ライター合澤がレビューさせていただきます。『仮面ライダー バトライド・ウォーII』は、平成仮面ライダーを操り、フィールドのあちこちを行ったり来たりして、大軍で押し寄せる敵をバッタバッタとなぎ倒していくタイプのアクションです。プレイヤーは仮面ライダーなので、必殺技をいろいろ連発できて、ゲージがたまれば超必殺技も出せるので爽快感はハンパないです。しかも新たに実装された究極ゲージを貯めて最強を超える究極形態にも変身できます。いかにもライダーらしいですね。コンボがつながりやすいのも爽快感につながる要素で、今作ではちょっと気合入れれば1000コンボ達成も十分可能なレベルです。さらにフォームチェンジが充実していて、同じライダーでもつぎつぎと姿を変えていろいろ戦法を試せるのがやりこみがいを感じます。

ファン待望の爽快アクション『仮面ライダー バトライド・ウォーII』を、仮面ライダー大百科の担当ライターが語る!_01
▲映画館でステージを選び、使用するライダーとアシストライダーを選んでステージ開始。どのステージでも好きなライダーで遊べます。
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▲ステージの各所にはリーダー格の敵を進めない場所のほか、“フィルムエネルギー”によって進めない場所も存在。敵を一定数倒すことで解放されます。
▲アシストゲージを使うことで、味方のパートナーライダーを呼び出せます。親密度が上がっていると、くり出す必殺技がパワーアップ!
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▲ディケイドの最強コンプリートフォームが放つディメンションキック! 何枚ものカードを潜り抜けてくり出すキックは原作を忠実に再現しています。
▲『劇場版 仮面ライダーキバ 魔界城の王』に登場した仮面ライダーアークは身長3メートルを越す巨体! スケール感もきっちり再現されていますね。

フォームチェンジの充実度に注目!

 だいたいのライダーは基本フォームの使い分けや、パワーアップフォーム、最強フォームと用意されていて、たとえば仮面ライダー鎧武だと基本のオレンジアームズ・パインアームズ・イチゴアームズが使い分けられ、さらにジンバーレモンアームズとカチドキアームズにもアームズチェンジできます。しかも、つい最近テレビで登場したばかりの極アームズも、DLCですが用意されているからうれしい限りです。フォームごとに手持ちの武器も違うので、オレンジアームズだと大橙丸で戦います。イチゴアームズだとイチゴクナイになり、カチドキアームズだと火縄大橙DJ銃を装備して射撃するなど、戦闘スタイルも変化するのがおもしろいところです。
 正直言っていろんな仮面ライダーが使えて、フォームチェンジできて、多彩な必殺技を出せるってだけでもう大満足なんですけど、ほかにもファンを楽しませてくれる仕掛けとして、劇中のシチュエーションの再現を目指すという要素があります。

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▲フォーゼだけでも、ベース、エレキ、ファイヤー、マグネット、コズミック、ロケット、メテオフュージョン、メテオなでしこフュージョンといったステイツ(フォーゼではフォームのことをこう呼ぶ)が用意されています! 映画に登場したフォームも3つとも登場! ロケットステイツはテレビにも出ていますが。どう使いこなすか考えるだけでもファン垂涎もの!!

映画の舞台が『仮面ライダー バトライド・ウォーII』の世界

 仮面ライダーアギト以降、平成ライダーのいろいろな映画が作られてきました。最初は夏のみだったのが、冬にも毎年公開されるようになり、近年は春にも新作映画が公開されています。『仮面ライダー バトライド・ウォーII』では、それらのライダー映画が各ステージの舞台となっていて、さらに映画登場フォームが今作から使えるようになったライダーも存在。たとえば、Wのサイクロンジョーカーゴールドエクストリームや、ウィザードのインフィニティードラゴンゴールドといったレアな究極フォームがゲーム中で使えます! また、通常は自由にライダーを選んでプレイできますが、特定のステージだと特定のライダーでしかチャレンジできません。そういうステージはたいてい映画のシチュエーションをプレイすることになり、ボス戦などの要所では再現ムービーが流れて臨場感が高まります。また、映画に出てきた敵や映画登場フォームなども出てきます。映画の名場面を再現するつもりでプレイすると、より没入感が増すので、プレイ前にDVDなどで該当作品をおさらいしておくのもいいでしょう。

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▲プレイアブルキャラクターには、ライダー以外にもオーズの映画で競演した徳川吉宗がいることも話題に。
▲謎の怪人“シネマ”が作り出した映画の中の世界。各平成仮面ライダーの登場する映画を攻略していくことが、物語の核になります。

仮面ライダー大百科にはこんなことが載っています

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 というわけで7月17日に発売される仮面ライダー大百科ですが、『仮面ライダー バトライド・ウォーII』に登場するすべてのライダーをフォームチェンジも含めて紹介していて、ゲームするときに軽いおさらいにも役立つでしょう。ゲーム中の必殺技はオススメのものをピックアップしたので、攻略の手助けにもなると思います。また、ライオトルーパー、徳田新之助も載っていたりと、ライダー以外のキャラクターもチョイス。テキストは少なめに押さえてあるので、じっくりライダーのCGを鑑賞できる作りになってます。ちなみに、平成仮面ライダーの身長・体重・パンチ力・キック力といったデータが、フォーム別に1冊にまとまっている本は意外と見ないので、マニアの人でも意外と重宝するかも?
 みんな買ってくださいね!

仮面ライダー バトライド・ウォーII 仮面ライダー大百科
7月17日発売予定
定価 本体800円[税抜]

(文章/合澤秀一)