歯ごたえ抜群のDLCマップをプレイ

 2014年6月10日~12日(現地時間)、アメリカ・ロサンゼルスで開催されている世界最大のゲーム見本市“E3(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ)2014”。2014年7月22日より配信が決定した『DARK SOUL II(ダークソウル2)』のDLCが、プレイアプル出展されていた。プレイリポートをお届けする。(文:バサラ佐藤)

 みんな大好き『DARK SOUL II(ダークソウル2)』の時間がやってまいりました! 『DARK SOUL II(ダークソウル2)』と言えばこの俺、バサラ佐藤だ! ってほどやり込んではいないんだけど、一応プレイしているということで、2014年7月22日から配信が予定されている、DLCを遊んでみたぞ!
 第1弾となるDLC“CROWN OF THE SUNKEN KING”は、地下深く、毒に爛れた「聖壁の都」を舞台に失われた王冠を求め彷徨う、という内容らしい。なお、マップは後半になると行けるようになる黒渓谷とつながっているとのこと。早速ゲームを始めてみると、セーブデータに登録されているキャラクターは戦士、聖職者、魔術師、それぞれレベル140。ハイレベルなプレイヤー向けのコンテンツなので、用意されているキャラクターも高レベルだった。ちなみに、魔術師で遊んでいた俺は、迷うことなく魔術師を選択。遠くから魔術連発してれば、とりあえず進めるだろうという浅はかな考えのもと、スタートしてみた。暗い感じの(このゲームはたいていの場所が暗いけど……)、崩壊した古代遺跡みたいな場所に降りたつ主人公。さて、いっちょ進んでみるか……と思った矢先に死亡。あ、敵いるよね、そりゃ。気を取り直してリスタート。魔術で華麗に撃退するぜ! って思ったら、思いっきり斬られて死亡。あれだよね、操作をちょっと忘れてたからね。もう一度スタートし、今度こそと意気込み、最初の敵を倒して進むと、目の前に謎の石碑のようなものが。フロム・ソフトウェアの宣伝担当者O氏に「これなんですかね?」って聞くと、「これを攻撃することで、足場が上下するんです。足場を操作しながら進んでいく、立体的な仕掛けた多い場所なんですよここは」と丁寧に説明してくれた。なるほど、ぶっ叩けばいいわけだ。というわけで石碑のようなものを叩いてみると、ゴゴゴゴ……と足場がせり出してくる。足場が出てくるときに、ついでに近くにいる敵に大ダメージを与えている様子。「これはチャンス!」と、一気にザコを片付けようとしたら、なぜかHP全快の敵がそこに。当然死にました。「さっきダメージ与えませんでしたっけ? バグですかね?」と宣伝O氏に伺うと、「敵も回復するんですよ。回復する前に畳みかけないとまずいですね」と。あ、雫石的なやつ、確かに使ってるね……。最初に言ってよ、そういうことは! そんな感じで何度も死亡すること十数分。俺のスーパープレイに呆れ顔(のように見えた)のO氏が「キャラクター変えてみますか?」とアドバイス。……ですよねー。俺、本当は近接脳筋ファイターのほうが得意だから! というわけで、完全に仕切り直して戦士でスタート! すると、さっきまで強敵だったやつらも、盾で防ぐか、ローリング回避して後ろに回り込めば楽勝じゃねーか! 最初から戦士で行くんでしたわ……。これなら余裕だなーと思って調子に乗ってたら、遠くから弓矢を撃つ奴らに攻撃されまくって死亡。おい、飛び道具とは卑怯だぞ! まぁ、慎重にいけばいいだけなんだけどね……。
 再びリスタートし、足場を上げ下げしながら進んでいくと、今度はどこに進んでいいのかわからない。うろうろしていると、広報O氏が「そこの端っこから見渡してもらうとわかると思うんですが、下のほうに石碑があります。それを弓矢などでうって動かせば、足場が出てきますよ」とアドバイス。なるほど、ここね。と思って崖際に向かったら、勢い余って落下。「あ、やべえまた死んだわ……」と思ったら、大ダメージは受けたがなんとか生き残った。「いやー、飛び降りたほうが早いと思ったんですよね。そもそも、銀猫の指輪を装備していれば、この高さならノーダメだし、そっちのほうが効率いいですしね」と必死の言い訳。これにはO氏も「そういうやりかたもありですよね(笑)」と苦笑い。落ちた先は、建物のような場所へ。敵が多くて相手にしていると死んでしまいそ……いや時間がもったいなかったので、ダッシュして敵を振り切ってみた。逃げ回っていたら、高台のような場所へ到着。「行き止まりか。間違っちゃいましたかね?」とO氏に伺うと「下のほうを見ていただくと、石碑のスイッチがいくつかあるんですよ。全部作動させれば、足場がせり上がって、先に進めるようになりますよ」とのこと。敵をスルーして進んでもダメじゃん! 敵を倒しつつ、スイッチを作動させなきゃ進めないじゃん! 俺の心中を察したO氏は「一応、いくつか弓矢で狙えますよ。」とナイスアドバイスを。確かに、高台からいくつか見えてる! というわけで、弓矢をズームモードにして、遠くから狙撃していくつかのスイッチを作動。それでもまだ足りない。しかたなく下に戻ってスイッチを作動させに向かう。当然、そこにはさっき逃げ出した多数の敵たちが待ち受けている。O氏はすかさず「障害物がいくつもありますよね。これを利用して、1対1の状況を作り出せば、比較的安全に戦えますよ」と。なるほど、よく考えられておるわ……。1対1ならどうとでもなるということで、1体ずつ倒しながら調子乗っていると、足場を踏み外して落下、そして死亡。調子に乗るとこうだよ。
 そんなこんなで、何度も死につつさっきの場所まで戻ってきて、ようやくスイッチを全部作動させると、高台からつながる足場が完成! 高台に上ってみると、進めそうな足場が目の前にそびえ立ってた。O氏「ここ、ジャンプしないと届かないですね。ジャンプできますか?」と。ジャンプくらい楽勝だから! 舐めてんすか! 内心ちょっと怒る俺だが、表面だけは冷静な顔をして「大丈夫ですよ。ダッシュしてからL3スティック押し込みですね。さすがに覚えてますよ(笑)」と返す。そして、ダッシュして華麗にジャンプ! すると、ダッシュしすぎたのか、勢いがつきすぎて危うく足場から足を踏み外すところだった。その時の俺とO氏の「あああああ!」という顔は、まさに『ダークソウル2』の恐怖を体現していたと言えよう。こうして苦節30数分。ようやく体験版の最終地点に到着。「ここが今回のゴール地点ですね。なんとかここまで来られてよかったですね(笑)」とO氏は会心の笑み。「いやー、余裕でしたね。これでマップの半分くらいですか? クリアーしているような高レベルプレイヤー向けのマップだけあって、なかなかのもんでしたよ」上から目線で答えると、「ここまでが、ざっくり1/3くらいですね。このあと、建造物の中に入ってからが本番になるので」とO氏は語った。そうですか……。これは、一生たどり着けないかもしれないね(笑)。そんな感じの、歯ごたえ抜群のDLCだったよ!
 そうそう、言い忘れてたことがあった。O氏いわく「このDLCは購入していな人も、協力プレイに参加できる」らしい。おお、それはすごい。いたれりつくせりのDLCってわけだな! スゲーぜ!

折れる!『DARK SOUL II(ダークソウル2)』DLCプレイリポート【E3 2014】_01
折れる!『DARK SOUL II(ダークソウル2)』DLCプレイリポート【E3 2014】_02
折れる!『DARK SOUL II(ダークソウル2)』DLCプレイリポート【E3 2014】_03
折れる!『DARK SOUL II(ダークソウル2)』DLCプレイリポート【E3 2014】_04