ついに飛行型モンスター登場!
アメリカのカリフォルニア州ロサンゼルスで開催中のE3 2014。2K Gamesのブースでひときわ目を引くのが、タートルロックスタジオが開発中の『Evolve』だ。
本作は4人のハンター側プレイヤーと、ひとりのモンスター側プレイヤーが激突する対戦型のサバイバルアクションシューティング。
海外では10月21日、プレイステーション4/Xbox One/PCで発売予定で、今回のE3では、4人の新ハンターと新マップ、そして一体の新モンスターを発表し、プレイアブル出展を行っている。
4人のハンターと新マップのダムについては、プレE3イベントで詳報をお伝えしているのでそちらを見て頂くとして、待望の新モンスターであるKrakenについてリポートするとしよう。
Kraken(クラーケン)はその名の通り、巨大なイカ型のモンスターだ。本作の発表時から出ているモンスターのゴライアスと大きく異なるのは、ゴライアスが2足歩行して火炎を吐くゴジラ型のモンスターなのに対して、Krakenは空を飛べること。
スキルには、波動を飛ばして吹き飛ばす能力や、雷撃を落とす範囲攻撃、ホーミングするエネルギー球攻撃などがあり、なかなか強力。「飛べる代わりに結構弱い」なんてことはない。
ハンターたちもジェットパックを使って浮上したりホバリングすることもできるが、ガスを使い果たすと充填されるまで待たなければならず、空中戦には限りがある。Krakenプレイヤーとしては、成長しきるまでできるだけハンターから逃げたい序盤戦などは、ハンターにはできない空中挙動で追っ手を撒きたいところだ。
新モンスターの登場でわかった、戦術の深み
モンスターが違うと攻防が激変するのは想像に難くなく、例えば今回の新ハンターだと、メイン攻撃役であるアサルトのHYDE(ハイド)の特徴である火炎放射器のリーチが短いので、HYDE以外のアサルトを使うことを検討するか、さもなくばハンター側でHYDEを近づけるための手を考えるかしなければならない。
記者はE3会場でHYDEを使い、トラッパーがハープーンで足止めしたり、モバイルアリーナを展開してドームに閉じ込めたり、仲間が力を貸してくれたおかげで、自分のシールド能力で無敵状態になりながら接敵し、火炎放射を当てまくることができた。
しかし、それなりに追い込みはしたのだが、焼きイカにすることはできず、敢え無く敗戦。Krakenにも、ゴライアスと比べるとややスピードに難があったり、身体が真っ白なので遠距離からでも発見しやすかったりと弱点があったので、記者の英語がもうちょっと達者で、コミュニケーションできていれば良かったのでは……と思ったりもした。
ともあれ、やっぱりキャラクター性能が違うと新たな楽しさが生まれるので、さらなる新キャラクターと新モンスターの登場に期待したい!(文・取材・写真:ミル☆吉村)