3種類のバリエーションでキャラ性能が変わる!
Finish Him!! アメリカのカリフォルニア州ロサンゼルスで開催中のE3。ワーナーのブースで格闘ゲームシリーズ最新作『Mortal Kombat X』を見てきたので、リポートをお届けしよう。
トレイラー映像が凄かったので、ゲームエンジンをアンリアルエンジン4に移行したのかと思いきや、エンジンは3のカスタマイズ版を引き続き使用とのこと。映像面で次世代モーコン感はあんまりなかったのだが、えぐい究極神拳は健在だ!
ジョニー・ケイジの娘や、二人セットのキャラも! 4人の新キャラクター
E3プレゼンでは、ファンならお馴染みスコーピオンとサブゼロに加えて、ジョニー・ケイジの娘Cassie Cage(キャシー・ケイジ)、昆虫と人間のハイブリッドミュータントD'Vorah(デボラ)、神秘的なアクセサリーを身にまとったKotal Kahn、二人でセットのFerra/Torrと4人の新キャラクターを紹介した。
そして注目は、各キャラクターが3種類の“バリエーション”を持っていること。バリエーションによって特化の方向が決まっており、使える技も異なってくる。使用キャラを固定しつつ、対戦相手に応じてバリエーションを変えて対処するといったことも可能だろう。
また、同じスタジオによる格闘ゲーム『インジャスティス』から入ってきている要素もあり、背景オブジェクトを使った攻防が存在する。例えば、凍てつく山中の森のステージ“スノーフォレスト”では、木の枝に飛び上がってからジャンプ移動するような動きや、太い枝を折って殴るといった、ティザートレーラーにあったムーブが実際にゲーム中で再現されていた。
そしてモータルコンバットと言えば、みんな期待するのが凶悪なゴア表現。プレゼンのラストではFatality(究極神拳)やX-ray Move(決まるとレントゲン写真のように骨が折れ内臓が潰れる様子が描かれる)のオンパレード映像が用意されていて、突き刺しちゃったり、裂けちゃったり、四肢が取れちゃったりするアレな表現にみんな大喜び。
スコーピオンのFatalityなんか、「火炎弾を撃ち込んで土手っ腹に穴を開け、心臓がびろーんとこんにちは、たまらず倒れたところを一閃して顔をスライスすると、半分になった脳がポロッとこぼれ、短くなった舌がプルプルしている」という有り様で、駆けつけた熱心なモーコンファンも、あまりのエグさに「オウフ」と嬉しそうに呻くレベルだったので安心してほしい。
まぁ、モーコンファンは喜ぶべきか悲しむべきか、相変わらず日本発売がとても厳しそうな感じの仕上がりであり、「またみんな海外版買うんだろうなぁ」と思った次第です。海外では2015年にPS4/PS3/Xbox One/360/PCで発売予定。(文・写真・編集:ミル☆吉村)