ゲームとは思えないリアルな試合展開に
2014年6月4日、東京・六本木ヒルズにてソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア主催による“PlayStation4『2014 FIFA World Cup BrazilTM Limited Pack』 発売記念 2014 FIFA ワールドカップ 究極の予想イベント!”が開催された。こちらは、エレクトロニック・アーツから発売中のプレイステーション4用ソフト『FIFA14 ワールドクラスサッカー』(以下、『FIFA 14』)を活用してワールドカップの試合のシミュレーションを行い、サポーターと観戦するという催し。当日はゲストとして、スポーツジャーナリストの前園真聖氏、お笑いコンビのピース・又吉直樹&綾部祐二、水沢アリーが登壇した。
今回のイベントでは、日本時間で6月13日より開催される2014 FIFA ワールドカップの全32試合を『FIFA 14』のコンピューターどうしの対戦でシミュレーション。日本が出場するグループブロックCの試合の模様を、サポーターとともに本物さながらの臨場感と緊張感を楽しむことができた。会場の盛り上がりと、シミュレーション上の試合結果を以下にお伝えしよう。
■ピース・又吉はやりこんだ『FIFA 14』を大絶賛
司会とした登壇した山田泰三アナウンサーは『FIFA 14』の魅力を紹介。『FIFA 14』は選手の脚の動きを物理演算処理によって忠実に再現するだけなく、試合が終わったときの選手の健康状態や体調の変化がコンディションに反映されるなど、リアルさにこだわったゲームになっているとのことだ。
続いて、スポーツジャーナリストの前園真聖氏、お笑いコンビのピース・又吉直樹&綾部祐二、水沢アリーが登壇。ピース・又吉は『FIFA 14』をやり込んでいるとのことで「シュートを放ったときの爽快感がすごい。ボールへの回転のかかりかたがすごくリアル」とゲームを絶賛。ピース・綾部も「サポーターや記者まで作り込まれていた、選手の表情もありありと見える」とリアルなグラフィックに驚いていたようだ。
なお、現在『FIFA 14』では、ワールドカップに参加する32ヵ国の代表選手の操作が可能になるアップデート“EA SPORTSTM FIFA 14 ULTIMATE TEAM::FIFA WORLD CUP”が無料で配信中だ。このアップデートはふたつのゲームモードに対応しており、そのひとつである“FIFA 14 Ultimate Team: World Cup”モードでは、32ヵ国の選手すべてから選りすぐった究極のオリジナルチームを作り、世界中のプレイヤーと対戦が楽しめるとのこと。もうひとつの“FIFA World Cup Kick Off”モードでは最新データを反映した選手を使って、気軽に楽しむことができるそうだ。
■日本の試合結果はいかに?
いよいよ『FIFA 14』で予想されたシミュレーションのパブリックビューイングがスタート。まず、日本が出場するCブロック以外のグループリーグの結果が発表された。優勝候補と謳われるオランダがグループリーグ敗退、ベルギーが順調に勝ち進むなどの結果が伝えられた。
ゲストたちが日本の試合それぞれの結果を予想した後、ついにゲームがスタート。観客からは本物の試合と同様に日本代表選手へのエールや、得点を決めたときの歓声が送られた。
日本の試合結果は以下のようになった。
・第1戦 コートジボワールVS日本 1−2
日本が初戦を勝利で飾る。本田圭佑選手が2得点を決めた。
・第2戦 日本VSギリシャ 2-2
本田圭佑選手がPKにより先制点を決めるも、後半で追いつかれて引き分けという結果に。
・第3戦 日本VSコロンビア 1-2
前半で香川真司選手が先制点を決める。しかし、ゴール際の守りの甘さにつけこまれ、惜しくも敗北した。
日本は1勝1敗1引き分け、勝ち点4をあげ、辛くもグループリーグ突破となった。対戦相手は異なるが、この日本の成績を事前の予想で当てたのは水沢アリーであった。ピース・綾部は「シミュレーションでこんなに白熱することってなかなかないですよ」と本物さながらの試合に興奮していた様子。
なお、決勝トーナメントの結果も発表された。日本はPKにて決勝トーナメント初戦でウルグアイに勝利し、過去最高となるベスト8へと進出した。残念ながら準々決勝ではスペインに敗れたが、2−1と善戦をしたようだ。なお、優勝は開催国のブラジルとなった。
■ゲームプレイではピース綾部が凡ミスを?
さらに、ピース・綾部&又吉が実際に『FIFA 14』でのプレーを披露。今回のシミュレーションで優勝したブラジルを相手に、ふたりが日本代表選手を操作して戦うことになった。
結果は1−1の引き分け。綾部は自身の操作ミスによりゴールキーパーの川島永嗣選手に失点をさせてしまったが、又吉からのパスを受け取りなんとか後半に1点を返すことができた。ただ、その返した1点も、司会の山田泰三さんから「ボタン押し間違えて、パスのようなコロコロシュートになっていましたよね」ツッコミをされていた。綾部は試合を振り返り「川島選手に申し訳ないです」と反省することしきりだった。
■『2014 FIFA World Cup Brazil Limited Pack』が明日6月5日より発売
なお、 今回のワールドカップの開催を記念して、明日6月5日より、プレイステーション4本体と、『FIFA 14』をPlayStation Storeからダウンロードできるプロダクトコードがセットになった商品『2014 FIFA World Cup Brazil Limited Pack』が数量限定で発売となる。
また、プレイステーション4をすでに持っていて、“PlayStation Plus(PS Plus)”に加入しているユーザーは、7月15日までの期間中であれば、『FIFA 14』を、PlayStation Storeにて通常価格から80%割引の1361円[税込]にて購入することができるキャンペーンも実施中だ。
最後に、スポーツジャーナリストの前園真聖氏は、「4年前と違って、日本代表は新しいことにも挑戦しています。どういう結果になったとしても、それはまたつぎの4年につながります。みなさんが楽しんで応援していただければうれしいです」と希望を語った。
いまはワールドカップの試合同様のリアルな興奮をゲームでも楽しめる絶好の機会。『FIFA 14』をプレイし、自分なりのワールドカップの試合結果を予想してみてはいかがだろうか。
(取材・文 編集部/ヒナタカ)