イベント終了直後の馬場P直撃インタビューも！
2014年5月31日、神奈川・横浜アリーナにて“テイルズ オブ フェスティバル2014”（1日目）が開催された。本記事では、『テイルズ オブ ゼスティリア』の最新情報が公開されたコーナーの模様をピックアップしてお届け。イベント終了直後の馬場Pを直撃したインタビューも掲載している。イベント全体のリポートは後ほどお届けするので、もうちょっと待ってて！
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■最新映像公開＆スレイたちに攻撃を仕掛ける謎の新キャラが登場！
バンダイナムコスタジオの馬場英雄プロデューサーと、フリーアナウンサーの名越涼子さんが司会を務めた最新情報コーナーでは、『テイルズ オブ ゼスティリア』の最新情報がザクザク発表！ まずはゲーム中のイベントシーンや戦闘シーンなどで構成された最新映像が披露された。既報でもザックリ紹介したように、映像では、初お披露目となる新キャラ・ザビーダ、そのザビーダとスレイたちとの一触即発なイベントシーン、人と天族が融合する“神依”、“神依”を含む戦闘シーン、導師と人との“従士”契約、導師であるスレイの旅路に、天族のライラやミクリオ、エドナ、デゼルたちが加わっていく様子、秘奥義らしきライラのカットイン、などなど、新情報が盛りだくさん！ 画が切り替わるたびにどよめきの声が聞こえていた会場では、スレイの見た目がガラリと変わる“神依”の発現シーンで、ひと際大きな歓声が上がっていた。
映像の後は、馬場Pによる新情報の詳細説明タイム。まずは新キャラのザビーダが紹介された。キャラクターデザインは岩本稔氏、声は津田健次郎さんが担当するこのザビーダ、馬場Pによると、「スレイたちの冒険に、ちょこちょこ立ちはだかってくる」らしい。さらに、馬場Pみずから「なんでこのキャラ、上半身裸なんでしょうね。セクシー系路線なんですかね（笑）」とツッコミ。“上半身裸”、“長髪”というのはキーポイントになる……のか？
■導師スレイと天族が一体化して戦う“神依”とは？
続いては戦闘システムについての紹介。先日行われたイベント“ニコニコ超会議3”内のステージにて“フュージョニックチェイン リニアモーションバトルシステム”という正式名称が発表されたが、「詳細は“テイルズ オブ フェスティバル2014”で！」ということで、今回は戦闘中の映像と“神依”というシステムが公開された。“神依”とは、戦闘中に人と天族が一体化して戦うことができるというもの。具体的な例として、導師であるスレイと天族のライラが挙げられ、ふたりが“神依”で融合した姿が披露された。スレイは、導師の力も持ちつつ、“神依”によって、天族がそれぞれ持つ属性の力も行使できるのだという。ライラ以外の天族との“神依”も気になる……！
■チャットは上半身イラストのスクリーンチャット形式
つぎは、おなじみのチャットシステムについて。本作のチャットは、『テイルズ オブ デスティニー2』や『テイルズ オブ リバース』であったようなスクリーンチャット形式で、キャラクターの腰から上が表示されるような感じ。会場で紹介されたアリーシャとミクリオの日常会話的なチャットでは、通常のチャットイラストのほか、画面全体に表示される大きなカットインも確認できた。
■テーマソングアーティストはSuperfly！
本作のテーマソングを手掛けるのは、Superfly！ 楽曲はもちろん書きおろしで、本作の物語やテーマなどに沿ったものになるという。馬場P自身も「どんな楽曲になるのか、僕自身もワクワクしています」とのこと。
■ゲーム中のアニメ制作はufotable（ユーフォーテーブル）！
ゲーム中のアニメーションを、本作でもufotable（ユーフォーテーブル）が手掛けることが明らかに！ 会場では、ゲーム中のアニメーションをufotableに特別に編集してもらったという映像が披露。山の頂で世界に目を輝かせるスレイとミクリオ、大勢の兵士が戦う戦場、スレイが導師の剣を抜く場面などが描かれ、“静”と“動”が印象的な映像で、とくに、スレイとミクリオが山道を進む夜明け前から、だんだんと陽の光が広がり、鮮やかな光とともにふたりの目に世界が焼き付けられていく“空気感”に、会場からは感嘆の声が漏れていた。
■テレビでのスペシャルアニメ番組放映が決定！
新情報はまだまだ続く！ なんと、ゲーム発売前に、テレビでのスペシャルアニメ番組放映が決定！ タイトルは『テイルズ オブ ゼスティリア ～導師の夜明け～』で、制作はもちろんufotableが担当する。まずは映像で20周年作品を知ってもらい、ゲームをさらに楽しんでもらおうということで、現在ufotableでは、ゲーム中の映像に加え、このスペシャルアニメの映像が絶賛、制作されているという。
■ニコニコ生放送にフォトアート、フィギュア化、ナンジャタウンコラボ！
制作の裏話が聞けちゃうかも？ な、ニコニコ生放送番組の放送が決定した。第1回放送は6月20日の20時からで、以降、毎月放送予定。「ただプロモーションを行うだけではなく、ファンとのキャッチボールをしたい」という想いからの試みで、“テイルズチャンネル＋”にてコメントを募集するとのこと。第1回放送分のコメント募集期間は、6月2日～19日。
また、バンダイナムコゲームスの公式ファンサイト”Side-BN倶楽部”での募集企画として、“みんなで作る！巨大フォトアートを東京ゲームショウ2014に飾ろう”が始動。『テイルズ オブ』シリーズ20周年を記念して、ファンからシリーズキャラクターのイラストを募集し、そのイラストで『テイルズ オブ ゼスティリア』のフォトアート（たくさんのイラストで1枚の大きなイラストを構成するというもの）を作成。東京ゲームショウ2014の会場に飾ろうという企画だ。
さらに、本作のキャラクターが早くも実体化！ コトブキヤとアルターの共同制作により、スレイとアリーシャのフィギュアが登場する。
イベント終了直後の馬場英雄プロデューサー（バンダイナムコスタジオ）を直撃！
――お疲れ様でした！ 今回のフェスティバルはいかがでしたか？
馬場P 熱量が懐かしく感じられますね。またこの時期が来たんだな、と。ステージ上でいよいよ最新情報を発表するというときの、お客様の目がキラキラしておられる様子や、ワクワクしてくださっている表情を見ると、「いよいよ始まったんだな」と感じるんです。お客様は、最新情報よりも先にスペシャルスキットなどを楽しまれているわけですが、僕も負けじと「これから新情報を出していくよ！」と張り切るわけですね（笑）。皆さんの反応がとくに大きかったのは、やはり“神依”でしょうか。バトルの新要素については、“ニコニコ超会議3”のときに“フュージョニックチェイン リニアモーションバトルシステム”という名称を先に発表し、「詳細は“テイルズ オブ フェスティバル”で答え合わせをしましょう。それまで、ぜひ想像を巡らせてみてくださいね」とお伝えしましたが、それに対する答えが“神依”ということになります。
――皆さん、いろいろ想像していたようですね。
馬場P やはり、“フュージョン”（融合）という言葉に反応された方が多かったようです。「『テイルズ オブ』シリーズで“フュージョン”って、どういうこと？」と。ここから、“人と人”が融合するという考えには至りにくいと思いますが、本作では天族という存在がカギになります。ライラとの“神依”では、スレイは大きな剣を手にして炎をまといながら戦いますが、これは、融合する相手の属性や特徴を活かしたもの。ほかの天族と融合すると、どうなるのか……？ このあたりは、ぜひ続報を楽しみにしていただければと思います。
――今回、“ザビーダ”という新キャラクターも発表されました。外見や言動が刺激的なキャラクターですが、彼をこのタイミングで発表した意図は？
馬場P フェスティバルでは、いかにも“パーティーキャラクター”という感じの登場人物を公開するよりも、「こいつはいったい！？」という驚きや想像をかき立てるような発表にしたかったんです。上半身裸の人がスクリーンにいきなり現れたら、ビックリしちゃいますよね（笑）。
――はい（笑）。それから、“チャット”システムの紹介では、アリーシャとミクリオのチャットが公開されました。アリーシャがミクリオのことを“ミクリオ様”と呼んだり、特別なカットインイラストが入る演出も印象的でした。
馬場P まさに、そこを見てもらいたくて、あのスキットを今回公開したんです。アリーシャが“ミクリオ様”と呼ぶことに関して言えば、人間にとって天族は高尚なもの、尊敬すべきものという認識が垣間見えるチャットですね。アリーシャは“天遺見聞録（てんいけんぶんろく）”を読んで育っていますから、ミクリオに“様”をつけて呼ぶんです。また、「アリーシャは天族のことが見えるようになるの？」という疑問も皆さんの中にあったかと思いますが、彼女がスレイと“従士”の契約を交わすと見えるようになる、ということを今回明らかにしました。
――“従士”の契約をするまで、アリーシャは天族が見えないわけですが、そのあたり、バトル中の表現はどう変化するのでしょう？
馬場P いいところを突いてきますねぇ。神依や従士、ザビーダやアニメなどなど、気になる情報はファミ通さんに今後どんどん伝えてもらおうと思いますので（笑）、どうぞご期待ください！
──オープニングアニメや、TVスペシャルも楽しみにしていますよ！
馬場P ぜひ！ 今回、オープニングムービーは公開しませんでしたが、ufotableさんと相談して、ゲーム中のアニメ映像を編集するという形で、そのクオリティーをお披露目させていただきました。あの映像の奥行き、空気感、躍動感、本当にスゴいですよね！ ufotableさんも『テイルズ オブ』シリーズのことをすごく大事に思ってくださっていて、妥協することなく全力投球してくれています。ゲームで描くのは難しいくらい激しい動きがあるシーンなど、アニメだからできる表現を盛り込みたいという思いもあるのですが、それには相当な苦労がともなうので、ufotableさんから「勘弁して！」みたいなことを言われることもありつつ（笑）、いつもすばらしく仕上げてくださるufotableさんには脱帽です。
