今夏はサッカー&タブレットで盛り上がろう

 日本マイクロソフトは、本日2014年5月30日より、Windows 8.1を搭載したタブレットの拡販をメインとしたキャンペーンをスタートさせ、同社の品川オフィスにて、記者説明会を開催した。
 まず、日本マイクロソフトの金古毅氏から、夏商戦に向けたWindowsタブレットの拡販施策についての説明があった。2014年3月~4月末にかけて行われた、大手旅行業者H.I.Sとの共同キャンペーン“旅レット8キャンペーン”の成果が報告された。女性と旅にターゲットを絞った同キャンペーンは非常に好評で、女性の購入比率が約15%増、タブレットの売り上げも予想の倍を記録したとのこと。このことから、タブレット市場の拡大に向けての戦略として、魅力的なデバイスの提供はもちろん、ターゲットに合ったシナリオ重視のキャンペーンの提案が効果的で重要だとした。これらを受け、Windowsタブレット市場は急速な拡大を続け、IT専門調査会社のIDCが先日発表した“家電量販店販売における7~11.6インチタブレットの比率”によると、2014年1~3月期では30.5%に達し、2013年10~12月期の26.4%からさらに上昇。日本マイクロソフトが目標としている3分の1のシェアの獲得も間近だとしている。

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▲日本マイクロソフト 業務執行役員 コンシューマー&パートナーグループ OEM統括本部 統括本部長・金古毅氏。
▲データスタジアム 取締役・松元繁氏。“リアサカLIVE”は、Jリーグオフィシャルデータサプライヤーの同社からの配信となる。
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▲キャンペーンの成果もあり、着実にタブレット市場でのシェアを伸ばしている。
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▲日本マイクロソフト コンシューマー&パートナーグループ OEM統括本部 マーケティング部部長・竹内洋平氏。

 続いて今回の“すぽレットキャンペーン”の詳細について、日本マイクロソフトの竹内洋平氏から説明があった。今回のキャンペーンで提案されるシナリオは、タブレット+スポーツ観戦。どこででもテレビ機能でスポーツ観戦したり、観戦しながらセカンドスクリーンとして試合データなどを楽しむというもの。とくにこれからはサッカーが盛り上がるということもあり、モーニングで連載中のサッカー漫画『GIANT KILLING』とタイアップすることになった。本日発表されたのは、そうしたシナリオを重視したキャンペーンの第2弾となる“すぽレットキャンペーン”。今回は、スポーツ×タブレットで、サッカーをメインとしたスポーツ観戦の楽しみかたの提案となる。キャンペーンのメインはつぎの3つ。
(1)Windowsストアアプリ“リアサカLIVE”
……日本マイクロソフトとデータスタジアムとの共同開発により、サッカーの試合データがリアルタイムに配信されるアプリで、6月12日(木)より配信予定。
(2)Twitterによる“スポーツ名場面 ツイートキャンペーン”
……“Windows_Japan”をフォローし、“♯spolet”をつけて、過去のスポーツの名場面をツイートすると、さまざまな賞品がプレゼントされる。
(3)Windowsストア クーポンキャンペーン
……抽選で10000名に、Windowsストアクーポン500円分がプレゼントされる。

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 続いて、ゲストに元日本代表でサッカー解説者の北澤豪氏を招き、サッカー観戦を100倍楽しむアプリ“リアサカLIVE”の紹介が行われた。
 “リアサカLIVE”の説明は、日本マイクロソフトの齊藤良太氏が担当。試合前には、予想フォーメーションや試合開始までのカウントダウン、試合中はプレイヤーデータやリアルフォーメーション、ヒートマップ、敵陣保有率などのゲームデータ、そして試合後は各種スタッツを見ることができる。
 北澤氏から試合中の情報更新頻度について質問があったが、齊藤氏によると、各種データは30秒ごとに更新されるとのことだ。試合中に変わっていくフォーメーションももちろん対応するということで、北澤氏からは「解説者がいらなくなるね(苦笑)」というコメントも。また「僕は、どちらかというと感覚的に解説するほうなので、こうしたデータも参考にしたいと思います」と語った。
 “リアサカLIVE”の配信は6月12日(木)で、6月15日の日本対コートジボワール戦、6月20日の日本対ギリシャ戦、6月2日の日本対コロンビア戦、及び決勝トーナメント全戦(計19試合予定※変更になる可能性あり)のLIVE配信を予定している。
 北澤氏は「“リアサカLIVE”は、アプリとスポーツの可能性を大きく広げるチャンスだと思います。自分としても、実際に解説に活かしていけるのではないかと楽しみにしています」と“リアサカLIVE”の魅力を語ってくれた。

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▲元日本代表・北澤豪氏。
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▲試合開始前から試合終了後まで、さまざまなデータを見ることができる。
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▲実際のフォーメーションや詳細なデータが確認できる。
▲プレイヤーデータでは、パスのコースや本数も表示。
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▲攻撃割合を見ると、時系列で試合の流れを確認できる。
▲ヒートマップは、ボールがあった場所の長さを色で表示。

●クリエイター応援キャンペーンもスタート

 最後に、本日から始まるもうひとつのキャンペーン、日本マイクロソフト×カゲロウプロジェクト“My first Tablet”キャンペーンが紹介された。
 このキャンペーンは、クリエイターを目指す人たちの創作活動の第一歩を応援する施策となっている。ちなみに、カゲロウプロジェクトのクリエイターたちは、創作活動において、Skypeやエクセル、パワーポイントといったWindowsのテクノロジーを数多く利用しているという。そうした作業環境を知ってもらい、多くの若手クリエイターにチャレンジしてほしいという、カゲロウプロジェクトの意向も込められているキャンペーンとなる。
 このキャンペーンを記念して、マウスコンピューターからカゲロウプロジェクト仕様のWindows 8.1搭載タブレットPC“カゲロウプロジェクトタブレット”を発表した。価格は58900円[税抜]で、販売時期には、後日マウスコンピューターのHPで発表されるとのことだ。ロゴステッカーや、オリジナルクリアファイルなど、5大特典が付属され、ファンならずとも注目のタブレットとなる。

 日本マイクロソフトは、今後も魅力的なデバイスを提供するとともに、そのデバイスを使うためのシナリオを展開していく予定だ。“旅レット8”、“すぽレット”に続き、年末商戦に向けてのさまざまなキャンペーンにも期待したいところだ。

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▲『GIANT KILLING』の“ETU”のマスコット、パッカくんもいっしょにパチリ。

●北澤氏が見る“リアサカLIVE”の魅力とは?
 発表会終了後に、北澤氏からコメントをもらえたので紹介しよう。

--“過去のスポーツ名場面”にちなんで、印象に残っているシーンはありますか?
北澤 国立競技場で勝たなければいけない試合(※)に引き分けてしまい、6万人からのブーイングを浴びたときですね(笑)。そのときは頭にもきたけど、それだけ、サッカーへの思いを持つ人が増えたんだな、と思いましたね。
※1997年10月のW杯アジア最終予選の対UAE戦のこと。1-1で引き分け。
--“リアサカLIVE”はどんな印象ですか?
北澤 ぜひ、これから使わせてもらおうと思っています。じつは先日のキプロス戦でも、ディレクター主導だったんですが少し使わせてもらったんですよ。
--具体的にどんな機能に注目していますか?
北澤 誰に、何本のパスを出しているのかというのは気になりますね。下げたのか、前に出たのかという見た目だけじゃなくて、たとえば得意なサイドだけではなく、フィニッシュまでどうつながったのか、とか。
--今度の解説でも役に立ちそうですね。
北澤 今回のワールドカップは、リアルタイムで全試合見ると思うんですよ。でも試合数が多いので、頭の中で抜けたり、混乱したりすると思うので(笑)、こうしたデータとして確認できればいいですよね。
--北澤さんのこれまでの感覚的な解説に、このデータがプラスされれば最強ですね。
北澤 データ的な裏付けがされていれば、正確な情報を提供することになりますからね。ただ解説するだけではなく、ネタや視点といった楽しみかたを提供するのも、我々の大事な仕事だと思っています。松木(安太郎)さんの楽しみかたがあれば(笑)、ほかの人の楽しみかたもあると思うので。ぜひ、使っていただければと思います。ブラジルにも持っていきますよ。