熾烈を極めた予選トーナメントを勝ち抜いた8ギルドが集結
2014年5月25日、ガンホー・オンライン・エンターテイメントは東京ビックサイトにて“ガンホーフェスティバル2014”を開催した。その中で行われた対人戦の大会“ラグナロクオンライン ジャパンチャンピオンシップ 2014”(以下、RJC2014)の決勝トーナメントの模様をリポートする。
RJCは“ラグナロクオンライン”のGvG(ギルド VS ギルド)システムをベースに競技性を高めたトーナメントバトル。最大10人で構成されたギルド単位で参加し、試合にはその中から7名が出場する。相手ギルドのメンバーを全員倒したチームが勝利するというシンプルなルールだ。
2014年4月開催の予選トーナメントを勝ち抜いた“Basic Instinct”、“Crescendo”、“Nothern Code”、“うさぎとかめ”、“The Rebels to Destiny”、“10second”、“Absolute Zero”、“Corihogus of midnight”の8クランが決勝トーナメントへ駒を進めた。
その中から熾烈な争いを制して準決勝に進出したのは、“Basic Instinct”、“Crescendo”、“10second”、“Absolute Zero”の4クラン。“Basic Instinct”には過去の大会で優勝経験があるメンバーが所属していたり、“10second”は昨年のRJCの準優勝クランだったりと、実力派のギルドが進出した形だ。
負けず劣らずの実力派ギルド同士による準決勝
■準決勝第1試合 Absolute Zero vs Basic Instinct
準決勝第1試合は“Absolute Zero” vs “Basic Instinct”。“Absolute Zero”は予選トーナメントで“Basic Instinct”に敗れたが、敗者復活戦を勝ち抜き決勝トーナメントに駒を進めたという経緯がある。予選トーナメントの雪辱を晴らすことができるか、注目の試合だ。
第1ラウンドは“Basic Instinct”がマップ中央の平地を、“Absolute Zero”が高台を抑える展開。両者睨み合う展開が続くが、しびれをきらして先に動いたのは“Absolute Zero”。高台に登り、“Absolute Zero”と睨み合う。障害物のせいで狭くなっている通路を“Absolute Zero”の“メカニック”、“ソーサラー”がタイミングをあわせて一気に詰めて“Basic Instinct”のメンバーを一気に倒し、そのまま試合を決める。
第2ラウンドも同様に“Basic Instinct”がマップ中央の平地を、“Absolute Zero”が高台を抑える展開になった後、高台でのにらみ合いになる。今回、先に動いたのは“Basic Instinct”。“ロイヤルガード”が突っ込んで流れを作り、続く“ギロチンクロス”、“ウォーロック”が“Absolute Zero”のメンバーを次々と撃破! “Basic Instinct”が勝利を収めた。
決勝進出を賭けた第3ラウンド。今回も先ほどの2試合と同じ展開になり、高台でぶつかった。“Basic Instinct”のロイヤルガードとソーサラーが一気に突っ込み、“Basic Instinct”が勝利。決勝へ駒を進めた。
■準決勝第2試合 Crescendo vs 10second
準決勝第2試合は“Crescendo” vs “10second”。試合終了後のインタビューで“Crescendo”のメンバーが「“10second”が予想を越えた動きをしていて、いちばん印象に残った試合」と語るほどの激戦だった。マップは準決勝第1試合と同じく”サークル”が使用された。
第1ラウンド、どちらかのギルドが高台を抑えるのかと思いきや、両ギルドが一気に中央の平地に雪崩れ込んだ。そのまま混戦模様となり、どちらもふたりずつ戦闘不能に。互角の戦いがくり広げられると思われたが、ジリジリと“Crescendo”が押されていき、最終的に試合を制したのは“10second”となった。
両ギルドとも気合を入れて迎えた第2ラウンド、このラウンドでも両者引かずに一気に中央の平地に雪崩れ込む。目にも留まらぬ速さでスキルの撃ち合いが始まったが、最初に倒されたのは“Crescendo”のメンバーだった。人数不利の状況を打破できずに立て続けに崩れ“10second”が勝利をもぎ取った。
どちらが勝ってもおかしくない! 実力が拮抗した決勝戦
決勝戦は“Basic Instinct” vs “10second”。使用マップは“ガーデン”。準決勝までとは違い、先に3勝したギルドが勝利となる。
第1ラウンドは序盤から両者がマップ中央でぶつかり合う展開となった。“10second”が放ったクロスリッパースラッシャーが“Basic Instinct”のソーサラーに命中してダウンを奪う。そのままジリジリと追い詰めていき、“10second”の勝利。
第2ラウンドでは“Basic Instinct”が編成を変えて“レンジャー”を組み込んだ。“アローストームで矢の雨を降らし、“10second”が体制を崩したところで押しこむ”という戦略が上手くハマり、“Basic Instinct”が勝利。イーブンに持ち込んだ。
続く第3ラウンドは、“Basic Instinct”が一気に突っ込むも倒しきれずに返り討ちに逢い、“10second”の勝利。第4ラウンドは一見不利に見える状況から乱戦に持ち込んだ“Basic Instinct”が勝利し、ラウンド取得状況は2対2に。最終ラウンドを制したギルドが日本一の称号を獲得する。
最終ラウンドは“10second”の前のめりな突撃から混戦が発生。両者ともに激しい攻撃にさらされながらも耐え忍んでいたが、“Basic Instinct”のソーサラーが脱落。勢いに乗った“10second”は次々に“Basic Instinct”のメンバーを倒し、最終ラウンドは“10second”の勝利。この瞬間、日本最強ギルドが決定した!