あのゾンビサバイバルゲームがアーケードに!

 2014年5月23日~5月25日の期間、東京(Hey)、横浜(ラウンドワン横浜駅西口店)、名古屋(名古屋レジャーランドささしま店)、大阪(セガ難波アビオン)の4ヵ所で、タイトーのアーケードゲーム『LEFT 4 DEAD -生存者たち-』(今冬稼働予定)のロケーションテストが開催されている。ここでは、東京都・秋葉原にあるアミューズメント施設“Hey”でのロケテスト初日の模様をリポートしよう。

『LEFT 4 DEAD -生存者たち-』のロケテストがスタート、山路プロデューサーへの一問一答も掲載_20

 『LEFT 4 DEAD -生存者たち-』は、全世界でシリーズ累計1600万本以上を販売したFPS(一人称視点シューティング)『LEFT 4 DEAD』シリーズをアーケード用にアレンジした作品。新キャラクターの登場やキャラクターをカスタマイズする“アバターシステム”など、新たな要素が多数追加されている。物語の舞台はアメリカ。無数のゾンビがうごめく悪夢のような街で、4人の生存者が協力しながら生き残りを懸けて戦うサバイバル劇が描かれる。

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 初日は平日にも関わらず開店と同時にファンが訪れ、50人ほどがプレイ待ちの列を作っていた。その中には女性やスーツ姿もサラリーマンも見られ、幅広いユーザーから注目を集めていることがうかがえた。

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 なお、ロケテスト参加者全員にロケテスト限定のアバターアイテムがプレゼントされるほか、先着100名に特製グッズがもらえる“ロケテスト参加特典抽選会”が実施中。さらに、キャンペーンをクリアーすると追加アイテムが手に入るチャンスがあるので、ぜひ足を運んでほしい。

プレイリポートをお届け

 ここからは、ゾンビ&FPS好き(初心者)の記者が『LEFT 4 DEAD -生存者たち-』をプレイした感想をお届け!

■ゲームシステム
 『LEFT 4 DEAD -生存者たち-』では、“サバイバーポイント(SVP)”を購入してプレイすることになる。1SVP=約1秒となり、購入したSVP(秒)がそのままプレイ時間になるという仕組みだ。本作では、1クレジット(100円)・270SVP、2クレジット(200円)・600SVP、3クレジット(300円)・900SVPから選択が可能。1クレジットよりも2クレジット、3クレジットのほうがオトクというわけだ。

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 操作はグリップコントローラとマウスで行う。グリップコントローラと聞くと馴染みがないかもしれないが、“Wiiのヌンチャクのような形状”と説明すればイメージしやすいだろう。キャラクターの移動、ジャンプ、しゃがむ、チャットメニューの表示は左手のグリップコントローラ。カメラ移動、アイテムの獲得、武器・アイテムの選択、武器による攻撃、仲間を助けるなどは右手のマウスで操作する。記者は、PCゲームをあまりプレイしたことがないのでマウスでの操作に戸惑いがあったが、アクションボタン(右クリック)で攻撃以外のさまざまなアクションが行えるので、1クレジットほどプレイしたころにはわりとスムーズに操作できるようになった。

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■Co-op(協力プレイ)
 『LEFT 4 DEAD』シリーズの最大の魅力はCo-op(協力プレイ)だろう。チームの行動によってどんな展開になるのかわからない、ドキドキハラハラのドラマが生まれていく楽しさは本作でも健在。ひとりでは倒せないほど無数のゾンビが押し寄せる中で最前線で戦う仲間を援護したり、ともに戦ったり、生き残るために仲間と力を合わせながら進んでいく楽しみを本作でも存分に味わうことができるのだ。

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プロデューサーの山路哲由氏に一問一答

――ロケテストを迎えたいまのお気持ちを教えてください。

山路氏(以下、山路) 自分自身『LEFT 4 DEAD』は、Co-opモード(協力プレイ)の優れたゲームだと思っています。ようやくその楽しさをユーザーに体験してもらえるといううれしさと、ユーザーがどのような反応を見せるのかが楽しみです。また、FPS(一人称視点シューティング)のおもしろさをアーケードを通じて広められればと。そういう意味では、『LEFT 4 DEAD』シリーズにとっても新しい出発になると思います。

――数あるFPSの中から『LEFT 4 DEAD』のアーケード版を出そうと思ったのは、なぜですか?

山路 素直におもしろいとおもったからです。Co-opモードを搭載したゲームはいろいろありますが、『LEFT 4 DEAD』はその中でもゲームバランスが非常にいいんですよ。大量に押し寄せてくるゾンビに仲間と力を合わせて立ち向かうわけですが、ゾンビに捕まった仲間を助けたり、瀕死の仲間を救護したりと、助け合うシチュエーションがごく自然にゲームに取り入れられているんです。こういったゲームはほかに並ぶものがないと思います。

――本作はどのような人たちに遊んでほしいですか?

山路 近年は『モンスターハンター』シリーズのような協力プレイの要素が入ったゲームのニーズが高い傾向にありますので、まずはそういった協力プレイのおもしろさを知っている人たちに遊んでほしいですね。本作は仲間に薬を渡して回復してあげるというだけではなく、仲間を捕まえているゾンビをひきはがしたり、高所から落下しそうな仲間を引き上げたりと、ハイレベルな協力プレイが楽しめるので、そういった部分を体験していただければ。ゾンビはドラマや映画で日本人にもなじみのあるものだと思いますので、ぜひゾンビ好きの人にもオススメします。ゾンビから入っていただいて、そこからゲームに夢中になってくれたらうれしいですね。

――アーケード版から新しく追加された要素を教えていただけますか?

山路 アーケードゲームとして最適なものになるように、さまざまな部分を変更しています。大きいところでは、なじみやすいようにプレイヤーキャラクターを日本人に変更しました。ゲームシステムとしては、“サバイバーポイント”を使った時間制を採用しています。そのためプレイ時間が限られているので、プレイヤーが迷わないように進行方向がわかる矢印を表示するようにしました。PC版ではステージを探索するのも魅力のひとつでしたが、本作では大量に出現するゾンビを仲間となぎ倒しながら進む爽快感を重視しました。また、専用筐体のサイドがゲーム内のアクションに合わせて光るようになっています。たとえば、銃を撃ったときのマズルフラッシュ(発砲した際の閃光)に合わせて筐体も光るので、自宅でプレイするよりも臨場感や迫力が増していると思いますよ。

――今回のバージョンでは、『2』のステージのようでしたが、アーケード版オリジナルステージはあるのでしょうか?

山路 アーケード版ようにアレンジしてありますが、まったく新しいステージで遊びたいというニーズはあると思いますので、今後取り入れていこうかと思っています。また、対戦モードを実装する場合、専用ステージが必要になりますので新しいマップを作る予定です。

――最後にファンへのメッセージをいただけますか?

山路 FPSの中でもCo-opがとくにおもしろいゲームですので、シリーズファンの人も、初めてプレイする人も、両方が気軽に楽しめるものを提供したいと考えています。よろしくお願いします。

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