会場にはマイクロソフト公認キャラクターも登場

 日本マイクロソフトは本日2014年5月3日、東京・ベルサール秋葉原にて“Windows春祭り2014”を開催した。Windowsの魅力を伝えるべく開催されたこのイベントでは、多数の協賛パートナーによる展示やイベントにより、最新ITを体験・体感できるものとなっていた。

 会場では、巨大ロボットの“KURATAS(以下、クラタス)”の展示、Windowsタブレットの紹介、Windows 8.1 Updateのプロモーション、モバイルキーボードなどが当たるガチャガチャの設置、アンケートの回答による『DARK SOULS II(ダークソウルII)』や『YAIBA: NINJA GAIDEN Z』の缶バッジのプレゼント、ファンタシースターオンライン2』のクリアファイルの無料配布、スタンプラリーなど、多数の企画が行われていた。

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▲開場5分前には長蛇の列。
▲Windowsタブレットを紹介。
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▲『DARK SOULS II(ダークソウルII)』の鎧も展示。
▲ガチャガチャではキーボードが当たるチャンスも。
▲『ファンタシースターオンライン2』のクリアファイルが無料配布。

 また、入り口ではWindows 8自作PC応援キャラクターの"窓辺ゆう”と“窓辺あい”がお出迎え。クラウド技術解説マンガ“クラウドガール”に登場するキャラクターの“クラウディア窓辺”と“窓辺ななみ”のコスプレも披露されていた。

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▲Windows 8自作PC応援キャラクターの窓辺ゆう(左)&窓辺あい(右)。
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▲クラウド技術解説マンガ“クラウドガール”に登場する窓辺ななみ(左)と、クラウディア窓辺(右)。

 なお、会場ではWindows 8.1 Updateの使いこなし術を学べる“新しくなったWindowsを使いこなそう”、『週刊アスキー』編集部のイッペイさんが登壇した“主要メディア編集者による最新ITトレンド口座”など、最新テクノロジーを紹介するイベントも行われていた。ここでは、ロボット制作チーム・水道橋重工によるセッションであり、声優の古谷徹さんも登壇した“Windows最新環境で楽しめるデジタルエンタメ最前線”の模様をお届けしよう。

■古谷さんのクラスタに対する第一印象は「顔がザクみたい」

 14時からのこのセッションの内容は、おもに巨大ロボット・クラタスの魅力の解説と、古谷徹さんによるクラタスの操縦だ。クラタスは水道橋重工による「巨大ロボに乗りたい」という夢を叶えるべく、約2年半の製作期間を費やしてつくられた、高さ4メートル、重さ4トンという巨大ロボット。人間がコックピットに搭乗して操縦できるのが特徴であり、腕や上半身を動かすことや、走行も可能とのことだ。

登壇したのは、テクニカルライターの高橋敏也さん、クラタスに搭載されているロボット制御ソフトウェア“V-Sido(以下、ブシドー)”の開発者である吉崎航さん、そして『機動戦士ガンダム』の“アムロ・レイ”の声優としておなじみの古谷徹さんの3名。古谷さんはファンの期待に応えるかのように「アムロ、クラタス、行きまーす!」と言いながら会場に姿を現した。

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▲左から、高橋敏也さん、古谷徹さん、吉崎航さん。
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▲「ザクみたいだね」とクラタスの印象を語る古谷さん。

 古谷さんは、クラタスの見た目については「顔がちょっとザクみたいですね」、クラタスのコクピットの部分が開くと知ると「モビルスーツじゃないですか!」、ブシドーのシステムにより人間の動きと連動してロボットが動かせることには「映画の『パシフィック・リム』の世界じゃないですか!」などと興奮気味に印象を語り、そのたびに会場は笑いに包まれていた。ちなみに、古谷徹さんは『パシフィック・リム』の吹き替え版にも参加しており、クラタスを見て『パシフィック・リム』にも思いを馳せたのかも!?

 なお、2014年は『機動戦士ガンダム』の放送35周年にあたるとのことで、トークでそのことが説明されるや、期せずして会場からは古谷さんに大きな拍手が送られていた。

■ロボットが脊髄反射?

 吉崎航さんは、動画とともにブシドーについても紹介。吉崎さんはアニメが大好きであり、アニメーションとコンピューターをリンクさせてロボットを動かす方法を開発したそうだ。なお、クラタスに関しては、会場でプロモーションが行われているWindows 8.1 Updateにより動いているとのこと。

 
 ブシドーは、人間で言うところの“小脳”もしくは“脊髄反射”にあたる動作をしてくれるとも説明があった。たとえば、熱いものに触れたときに手を離すといった反射的な動作を、操縦者に代わって行ってくれるそうだ。これに古谷徹さんは「僕みたいなニュータイプにもついてこれますね」とコメント。これに、高橋敏也さんは「古谷さんの住んでいた世界にだいぶ近づいていきましたね」と返していた。

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▲クラタスに乗り込む古谷さん。

■クラタスの一挙一動に会場は大興奮!

 古谷徹さんは、満を持して会場に設置されていたクラタスに搭乗。いざ乗り込むときには「わくわくしますね!」とうれしそうなコメントをした。古谷さんの操縦によりクラタスの脚が上下に動き、左腕は大きく振り上げられた。その一挙一動に会場は歓声に沸き、古谷さんはクラタスを動かしながら「5倍以上のエネルギーゲインがある!」とまたもアムロ・レイの台詞を口にしていた。

 しかも、クラタスには武器も搭載されていた。古谷さんは「あれは赤いモビルスーツ!」「武器はこれか!」と言いながら左腕から武器を放った。赤く光ったクラタスの左腕を見て、会場からはまたも歓声が浴びせられた。

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▲アームが動き、武器が発射!
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▲すっかりご満悦。

クラタスを操縦し終えた古谷さんはにこやかな笑顔を浮かべ、ご満悦の様子。すっかりクラタスのことが気に入ったようで、「これに乗って帰っていいですか?」と、口にするほどだった。

■サイン色紙を巡ってジャンケン大会が開催

 セッション終了後には、声優の喜多村英梨さん(クラウディア窓辺役)、西明日香さん(窓辺ゆう役)、田村奈央さん(窓辺あい役)のサイン入りキャラクター線画絵のどれかがもらえるジャンケン大会が実施。これは“Windows春祭り2014”の各セッションにて行われているものであり、今回は古谷徹さんとの勝負となった。

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▲来場者とジャンケン勝負をする古谷さん。
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▲見事サイン色紙を手にしたファンと固い握手。

 さらに、高橋敏也さんの「この場に日本を代表する声優さんがいるのに、サイン色紙がもらえないのはおかしいのでは?」という提案により、古谷さんがその場で書いたサイン色紙を巡ってのジャンケン大会も追加で行われた。見事ジャンケンに勝ち抜いた男性は、古谷さんと固い握手を交わしていた。

■Amazon.comでの取り扱いも?

 なお、吉崎航さんの最終目標は、ガンダムの身長と同じ18mのロボットを開発することだそうだ。これに、高橋敏也さんは「お台場のやつを動かしちゃいましょうか」とコメント。これは冗談ではあるが、本当にガンダムサイズのロボットを人間が操縦できるようになる日もそう遠くはないのかもしれない。

 なお、クラタスはAmazon.comでも販売されている。残念ながら5月4日現在は在庫切れとなっているが、クラタスは量産化を目指しているとのことなので、近いうちに入荷されるかもしれない。価格は現在約135万ドルと高額であるが、巨大ロボットへの憧れがある方は購入を検討してみてはいかが?

(取材・文 編集部/ヒナタカ)