伝承は、いつしか“希望”になる
バンダイナムコゲームスは、プレイステーション3用ソフト『テイルズ オブ ゼスティリア』について、新たな登場キャラクター・ライラや世界背景、戦闘システムなどの最新情報を公開した。
■新たな登場キャラクター/ライラ
「私はずっと待っていました。穢れを生まない純粋で清らかな心を持ち、私の声が届く者が現れるのを」
性別:女性、身長:172cm、武器:紙葉(しよう)、声:松来未祐さん
“引き抜いた者は導師になる”とされる伝説の聖剣に宿る天族の女性。過去のある事件のため、長い間たった独りで導師の資質をもつ人物を待ち続けてきたが、運命的に出会ったスレイに希望を見いだし、“輿入(こしい)れ”の契約を結ぶ。ライラと契約して導師となったスレイは、憑魔を鎮める特別な力を得ることになる。憑魔に関する豊富な知識をもつライラは、戦いでは参謀役として的確な助言を行う。自身は火を司り、宙に舞わせた紙片を自在に発火させて敵を攻撃する。導師の過酷さを誰よりも知るライラは、スレイの心の機微に常に注意を払い、導師である前にひとりの人間として成長するよう見守っていく。優しさと落ち着きを兼ね備えた大人の女性だが、時々天然で、奇妙な妄想を暴走させることもある。
■世界背景/導師の契約
導師は、天族と契約を交わして自らの体を、天族を棲まわす“器”とすることで、常人を超えた身体能力と、天響術を操る力を得る。契約には高い霊応力と、なにより穢れなき純真な心をもっていることが条件となる。導師が天族と契約を結び、その身を器とすることを“輿入(こしい)れ”と呼ぶ。契約は天族が“主”、導師が“従”であり、導師側から一方的に契約を断ち切ることはできない。導師の才能によっては、同時に複数の天族と契約することも可能である。四属性の天族を揃えるのが理想とされるが、四人の天族を受け入れるほどの資質をもった導師は、歴史上も滅多に存在しない。
■『テイルズ オブ ゼスティリア』の世界/レイクピロー高地
イズチのある高山の麓に広がる高原。やや寒冷な気候だが、山肌を流れ落ちる滝や針葉樹の森林といった美しい自然が広がっている。周囲の山脈が発する豊富な水は幾筋もの急流となってレイクピロー高地を駆け下り、王都レディレイクがそびえ立つ湖に注いでいる。イズチから旅立ったスレイとミクリオが“下界”として初めて訪れる場所となる。
■『テイルズ オブ ゼスティリア』の世界/湖の乙女の聖堂
湖の乙女が守護するといわれる、決して抜けない導師の聖剣を祀る聖堂。レディレイクにおける導師崇拝と天族信仰の中心地だったが、近年は世俗臭が強まり、我こそ導師という猛者が剣の引き抜きに挑む“聖剣祭”というお祭り行事を行う場となっている。“聖剣祭”は、ここ数年、世相の混乱を理由に中止されていたが、今年はアリーシャの尽力で行われることになった。スレイはイズチでアリーシャと別れる際に祭りへの参加を勧められ、見物に訪れる。
■『テイルズ オブ ゼスティリア』の世界/ヴィヴィア水道遺跡
王都レディレイクの地下にひろがる遺跡だが、現在の街とは異なる文化様式でつくられている。複雑な水流を管理する構造をもっており、街の上下水道として利用されている。深部は複数の時代の遺跡が折り重なって存在しているらしく、不可思議な仕掛けや、抜け道が隠されているという。その成立にはハイランド王家が深く関わっているとされるが、真相は不明。
■『テイルズ オブ ゼスティリア』の戦闘システム
本作では、人間と天族、種族で異なる戦闘スタイルを活かして戦うシステムを搭載! 戦況に応じて、技の特徴を活かした攻撃をくり出し有利に戦闘を進めよう。
◇人間の戦闘スタイル
出が早く機動性のある特技と、突破力のある奥義で攻撃!
○ボタンで出の早く、機動力のある特技が発動
×ボタンで突破力のある奥義が発動
◇天族の戦闘スタイル
近中距離で戦える牽制能力の高い特技と、広範囲で威力も高い天響術で攻撃!
○ボタンで近距離・中距離でも戦える、牽制能力の高い特技が発動
×ボタンで詠唱時間を要する分、高威力・広範囲の天響術が発動
◇戦闘時の特徴/ミクリオ
遺跡から発見した身長以上の杖を武器とし、近接戦もこなしつつ霊力を杖に込めて放つ。中距離での立ち回りでも実力を発揮する。
◇戦闘時の特徴/エドナ
武器として使用している傘は、霊力の媒体として用いるものの、やっぱり普通の傘。振っては近接攻撃をこなし、開いては霊力弾など多彩な牽制技を持つため、傘の軽さもあってか、見た目以上に近接戦闘もいける。