実際の走りをゲーム上で走行リプレイとして再現することが可能
ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアより発売中のプレイステーション3用ソフト『グランツーリスモ6』について、“GPSビジュアライザー”機能や“データロガー”機能の追加をはじめとするアップデートが本日(2014年4月7日)実施された。以下、リリースより抜粋して紹介する。
■トヨタより発売予定のスポーツドライブロガーに『グランツーリスモ6』の“GPSビジュアライザー”が対応
アップデートでの“GPSビジュアライザー”機能追加に伴い、『グランツーリスモ6』は、トヨタから6月2日に発売される“スポーツドライブロガー”の公式対応アプリケーション第1弾となりました。
スポーツドライブロガーは小型FRスポーツ86を対象に、走行データをサーキットで採取し、そのデータをUSBメモリーに転送できる商品です。“GPSビジュアライザー”では、スポーツドライブロガーで採取した走行データを読み込ませ、ゲーム上で走行リプレイとして再現することができます。現時点で対応可能なサーキットは富士スピードウェイ、筑波サーキット、そして鈴鹿サーキットで、今後順次拡大される予定です。
『グランツーリスモ』は2007年秋からトヨタ、デンソーと共同で実車走行データのCG再現技術に関する開発を続け、2012年9月にも富士スピードウェイにて、86でサーキットを走行し、そこで得られた走行データを『グランツーリスモ』で再現する、といったデモンストレーションを行ってきました。
スポーツドライブロガーではCAN(Controller Area Network)と呼ばれるリアルタイム通信システムを使ってGPS位置情報や車速、エンジン回転数、アクセルペダルストローク、ステアリング操舵角、ブレーキ操作信号といった走行データを記録し、USBメモリに保存できます。『グランツーリスモ6』ではそれらの情報を読み取ることで正確なリプレイをゲーム上に再現します。
更に下記、『グランツーリスモ6』の“データロガー”機能と組み合わせることで、サーキットでの走行データをゲーム内で分析することはもちろん、プロドライバーの走行データを読み込んでブレーキやアクセルのタイミングを比較する、といった活用も可能になります。スポーツドライブロガーの詳細については、トヨタのオフィシャルサイトをご参照ください。
■“データロガー”機能などが追加
『グランツーリスモ6』1.06アップデートでは、“データロガー”機能をはじめ、さまざまな機能が追加されております。
・データロガー
“TOOLS”エリアに“データロガー”を追加しました。データロガーはリプレイの走行データを読み込み、車速、エンジン回転数、ギアポジション、アクセル、ブレーキ、などの遷移をグラフで確認、比較できる機能です。
・ウィングエディタ
“カスタムパーツ”>“外装パーツ”に“カスタムリアウィング”を追加しました。ステー、ウィング、翼端板が自由に組み合わせられるうえ、ウィングの高さと幅の調整も可能となりました(一部対応しない車種があります)。
・3DTV対応
“START”>“オプション”>“ディスプレイ”に“3DTV”を追加しました。プレイステーション3を3D対応テレビに接続してお楽しみください。
なお、それぞれの機能について詳しくはオフィシャルサイト“グランツーリスモ・ドットコム”上のオンラインマニュアルをご参照ください。