2013年度の国内家庭用ゲーム市場規模は4113.1億円で前年を下回る(前年比91.9%)

 ゲーム総合情報メディア「ファミ通」は、2013年度の国内家庭用ゲーム市場の速報をまとめた。集計期間は2013年4月1日~2014年3月30日。

【市場規模比較】
(2012年度の集計期間は2012年3月26日~2013年3月31日)単位:億円

         ハード / ソフト / 合計
2013年度(52週):1598.2 / 2514.8 / 4113.1
2012年度(53週):1788.3 / 2687.6 / 4475.9
前年比     :89.4% / 93.6% / 91.9%

【各ハードの販売台数】
(累計販売台数の集計期間は各発売日~2014年3月30日)単位:台

ハード名……メーカー名 / 発売日/ 2013年度推定販売台数(推定累計販売台数)
ニンテンドー3DS※1……任天堂 / 2011年2月26日 / 429万1950台(1538万5402台)
プレイステーション・ポータブル※2……SCEJA / 2004年12月12日 / 26万7142台(1965万9471台)
プレイステーション Vita※3……SCEJA / 2011年12月17日 / 127万3822台(267万3633台)
Wii……任天堂 / 2006年12月2日 / 54385台(1274万2609台)
Wii U……任天堂 / 2012年12月8日 / 83万3,351台(169万4137台)
プレイステーション3……SCEJA / 2006年11月11日 / 73万229台(976万6530台)
プレイステーション4……SCEJA / 2014年2月22日 / 49万1889台(49万1889台)
Xbox 360……日本マイクロソフト / 2005年12月10日 / 16964台(161万2069台)

※1:ニンテンドー3DS、ニンテンドー3DS LLの合計値です。
※2:プレイステーション・ポータブル、PSP goの合計値です。
※3:プレイステーション Vita、プレイステーション Vita TVの合計値です。
※SCEJAはソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアの略です。

【2013年度家庭用ゲームソフト販売本数 TOP10】
(累計販売本数の集計期間は各発売日~2014年3月30日)

順位:ハード / タイトルメーカー / 発売日 / 2013年度推定販売本数(推定累計販売本数)

1位:3DS ポケットモンスター X・Y
ポケモン / 2013年10月12日 / 432万8008本(432万8008本)

2位:3DS モンスターハンター4
カプコン / 2013年9月14日 / 342万9862本(342万9862本)

3位:3DS トモダチコレクション 新生活
任天堂 / 2013年4月18日 / 163万5099本(163万5099本)

4位:3DS パズドラZ
ガンホー・オンライン・エンターテイメント / 2013年12月12日 / 135万8548本(135万8548本)

5位:3DS とびだせ どうぶつの森
任天堂 / 2012年11月8日 / 77万4152本(411万3775本)

6位:3DS ドラゴンクエストモンスターズ2 イルとルカの不思議なふしぎな鍵
スクウェア・エニックス / 2014年2月6日 / 71万3039本(71万3039本)

7位:PS3 グランド・セフト・オートV
ロックスター・ゲームス / 2013年10月10日 / 69万9182本(69万9182本)

8位:Wii U Wii Party U
任天堂 / 2013年10月31日 / 69万7042本(69万7042本)

9位:3DS 妖怪ウォッチ
レベルファイブ / 2013年7月11日 / 65万2803本(65万2803本)

10位:Wii U New スーパーマリオブラザーズ U
任天堂 / 2012年12月8日 / 62万2502本(112万680本)

■2013年度の国内家庭用ゲーム市場について

 2013年度の国内家庭用ゲーム市場は、ハードが前年比89.4%の1598.2億円、ソフトが同93.6%の2514.8億円、合計で同91.9%の4113.1億円となりました。

 ハードの世代交代やソフト発売タイトル数の減少などもあり、家庭用ゲーム市場規模としては前年度を下回る結果となりました。今回はパッケージ版の売上を集計したものです。近年はこれら売上のほかに、家庭用ゲーム機対応のダウンロード版やフリートゥプレイの課金が増えてきています。その売上を踏まえても、前年の市場規模には若干届かないと予想されますが、スマートフォンアプリやPCゲームの売上を含めると、ゲーム市場全体としては大幅な成長が見込まれます。(※)

 ソフト市場では、前年度同様、4タイトルがミリオンヒットとなりました。『ポケットモンスター X・Y』、『モンスターハンター4』といった人気シリーズが好調だったほか、『パズドラZ』のような新しいブランドが話題を集めました。

 ハード市場においては、充実したソフトラインナップを持つニンテンドー3DSが市場に貢献し、プレイステーション Vitaも販売台数を伸ばしています。

 2014年度の家庭用ゲーム市場は、プレイステーション4の普及や、9月の発売が発表されたXbox Oneの発売が期待されます。また、『マリオカート8』(任天堂/2014年5月29日発売予定/Wii U)や、『モンスターハンター4G』(カプコン/2014年秋発売予定/3DS)、『大乱闘スマッシュブラザーズ』最新作(任天堂/2014年発売予定/3DS、Wii U)といった人気タイトルの発売も予定されており、今後の市場動向が注目されます。
(※)推定結果は5月31日発売予定の「ファミ通ゲーム白書2014」に掲載予定。
<ファミ通調べ>