映画、音楽、ゲームを統合したホームエンターテインメント機

Amazonが噂のゲームも可能なセットトップボックス“Amazon Fire TV”を発表、99ドルで販売開始_01

 Amazonが海外で“Amazon Fire TV”を発表、販売開始した。価格は99ドル。

 Amazon Fire TVは115ミリ×115ミリ×17.5ミリ、281グラムの小型ボックスに、QualcommのSnapdragon 8064プロセッサーを搭載(最大1.7Ghzで動作するクアッドコアKrait 300とGPUとしてAdreno 320を持つ)。8ギガバイトの記憶容量と2ギガバイトのメインメモリーを持つ。

 Amazon Instant Videoの映画やテレビなどの映像コンテンツのほか、Amazon MP3やPandoraなどの音楽配信サービスも利用可能。来月からは子供に見せておくための映像コンテンツ“Amazon FreeTime”もスタートするという。
 またKindle Fireなどと同様にAndroidベースのOSを採用しており、ゲームも主要コンテンツのひとつ。コントローラーとして“Amazon Fire Game Controller”を39ドル99セントで販売する。

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 これに合わせて同社傘下のAmazon Game Studiosの新作も発表されており、中でもちょっと面白いのが“Amazon Fire Game Controller”を買うと手に入るゲーム『Sev Zero』。

 TPSとタワーディフェンスゲームが融合したようなスタイルのゲームで、コントローラーを持ったプレイヤーが撃ち、タブレットを持ったプレイヤーがミサイルを撃ちこんだりしてヘルプできるという構成(タブレット側はKindle Fire対応のアプリ『Sev Zero: Air Support』のインストールが必要)。

 Fire TVの販売ページには、競合としてApple TV、Google Chromecast、Roku 3といった製品との比較表がついており、テレビに接続する安価で高性能な映像・音楽・ゲームのホームエンターテインメント機の市場を取りに来ているといった印象だ。