売上は好調もモバイルコンテンツ等が苦戦、収益面では下方修正に

 カプコンは、2014年3月31日、平成26年3月期(2013年4月1日~2014年3月31日)の連結業績予想について修正を発表した。

 発表文によると、家庭用ゲームソフトの目玉タイトル『モンスターハンター 4』やパチスロ機の大型商品『モンスターハンター月下雷鳴』などが好調に推移し、売上高は当初予想を上回る見込み。しかし利益面では、収益性の高いモバイルコンテンツが軒並み苦戦したことに加え、オンラインゲーム『モンスターハンター フロンティア G』等が軟調に推移したことによる利益率の低下が要因となり、営業利益および経常利益は当初予想を下回る見込みであるとしている。
 また、当期純利益についても、事業構造改善費用等の特別損失を連結で約50億円、個別で約43億円計上する見込みであることから、当初予想を下回る見込みであるとしている。

◆平成26年3月期 連結業績予想の修正(平成25年4月1日~平成26年3月31日)

前回発表予想
売上高 970億円
営業利益 120億円
経常利益 117億円
当期純利益 68億円
1株当たり当期純利益 120円62銭

今回修正予想
売上高 1015億円
営業利益 100億円
経常利益 105億円
当期純利益 33億円
1株当たり当期純利益 58円53銭