Ver.1.4はもうすぐ!? 実機によるデモを公開
バンダイナムコゲームスのマルチプレイアクション『GOD EATER 2(ゴッドイーター2)』は、2013年11月14日の発売以来、およそ月イチのペースで、無料アップデートを実施している。そのアップデートに合わせて、開発者スタッフによるニコ生放送が行われるのが最近の恒例となっているが、過去2回の配信については、いずれもバンダイナムコゲームスの会議室からの放送だった。ではなぜ、今回は阿佐ヶ谷からの放送なのか? まずはそこから説明しよう。
じつは、イベント開催日の2014年3月29日、JR阿佐ヶ谷駅と高円寺駅間の高架下に、アニメをテーマにした商業施設“阿佐ヶ谷アニメストリート”がオープン。ここは、アニメーション制作会社が多い杉並区の土地柄を活かしたスポットとして計画され、アニメにまつわるカフェやショップなど、全16店舗が高架下に並ぶ。
阿佐ヶ谷アニメストリートにある店舗のひとつ、“GameLife 阿佐ヶ谷”では、2014年3月29日から4月23日まで、期間限定で“GOD EATER VISUAL GALLERY”を展開。会場には、『GOD EATER(ゴッドイーター)』シリーズのビジュアルアートや絵コンテ、リアルスケールの“神機”、各種フィギュア、キャラクターパネルなどが展示され、発売中の書籍やグッズなども買うことができる。このビジュアルギャラリーのスタート記念として、公開収録兼トークイベントが行われる、といった寸法だ。今回のトークイベントに招待されたのは、なんとわずか20名。この幸運を勝ち取った神機使いたちが、GameLife 阿佐ヶ谷に集結した。
生放送では、『GOD EATER(ゴッドイーター)』シリーズのプロデューサーである富澤祐介氏、ディレクターの吉村広氏、アクションディレクターの依田優一氏、ゲームデザイナー/プロジェクト運営の山本雄太が出演。また、ゲストとして、台場カノン役でおなじみの広橋涼さんも登場した。
まずは会場の展示物について紹介があった後、気になるVer.1.4の進捗状況が紹介された。前回の生放送で、Ver.1.4では大きく3つの要素が新たに導入されることが明かされている。
・インフラストラクチャーモードの実装(プレイステーション Vita版のみ)
インターネットを介したマルチプレイができるようになる。残念ながら、実機によりデモはなかったが、チャットも使えると山本氏からコメントがあった。
・サバイバルミッションを追加
1ミッションが終わっても拠点には戻らず、連続で4つから5つのミッションに挑戦するモード。最後は大ボスが待ち構えている。サバイバルミッションでは、“耐久値”という概念が新たに加わり、参加者のひとりでも耐久値がなくなると、ミッションから離脱、作戦失敗となる。耐久値はプレイヤーはもちろん、NPCにもあるので、お互いの耐久値を意識する必要がある。
耐久値は、戦闘不能やリスポーンすることで減少。戦闘不能による耐久値マイナスは3回で打ち止めとなる(4回目以降の戦闘不能では、耐久値は変動しない)が、リスポーンはその都度、耐久値が減ってしまう。サバイバルミッションではNPCもリスポーンするようになるので、とにかくリスポーンを防ぐように立ち回る必要がありそうだ。なお、サバイバルミッションでは、3回のリスポーンによるミッション失敗はない。リスポーン自体は何度でもできるが、そのぶん耐久値がきびしくなるといった具合。
・NPCに成長要素が追加
戦闘に同行できるすべてのNPCに成長要素を追加。成長の度合いは、同行回数に依存するとのこと。アップデート前に連れて行った回数がそのまま反映されるため、NPCをたくさん同行させている人は、Ver.1.4を適用した後すぐにレベルアップする模様だ。
さらに、新たな要素として、難易度を自分で調整できる仕様も追加されるそうだ。難易度は何と99段階。10までは依田氏がクリアーしたそうだが、99では一瞬で戦闘不能に陥るレベルと依田氏はコメント。ふつうのミッションにも、この難易度調整は適用できるとのことなので、腕に覚えがある人は挑戦してみるといいだろう。なお、サバイバルミッションで難易度を上げてクリアーすると、特別なアイテムがもらえるらしい。
気になる配信日だが、Ver.1.4の開発自体はほぼ終了しており、現在は検証の段階だと富澤氏は語った。ネットワークまわりの大きな更新があるため、慎重にテストをくり返しているのだろう。もうしばらくの辛抱だ
最新の関連グッズ情報を紹介
Ver.1.4の紹介の後は、関連グッズの最新情報。ここは写真を中心にお届けする。
“履無画録”って何だ!?
イベントのラストで、ファンならおなじみ、吉村氏の“はいてないシリーズ”のイラストをまとめた、“履無画録”を披露(これは、先ごろ発売されたビジュアルアートワークスの“神喰画録”をもじっている)。何やら、吉村氏が夜なべして作ったお手製のコピー本らしく、吉村氏による独特なタッチのイラストのほか、小林くるみさんの描き下ろし“はいてないレッツゴー!グラスゴー”や、未公開ラフイラスト&息抜きイラストも収録されている、超レアな一冊となっている。こちらは、会場にて閲覧できるようになっているので、ぜひ足を運んで実際にその目で見てほしい。
放送終了後は、会場のお客さんに向けたクイズが出題。これが、超が付くほどの難題なので、まだ見ていない人は挑戦してみよう。