“VRの年”だったGDCの翌週にビッグニュース!

FacebookがOculus VRを20億ドルで買収、新たなソーシャルプラットフォームの可能性をVRに見出す_01
▲先週サンフランシスコで行われたGDCでは、第2世代の開発キットを出展し、多くの人が体験していた。ちなみに、手前でインタビューされているのが創設者のパルマー・ラッキー氏。

 VRヘッドマウントディスプレイ“Oculus VR”で知られるOculus VR社が、Facebookに20億ドル(1ドル100円換算で2000億円)で買収された。4億ドルがキャッシュで、残りは16億ドル相当のFacebook株(2310万株)で支払われる。

 ご存知ない人のためにOculus Riftを簡単に説明すると、3Dヘッドマウントディスプレイに頭の動きを検知するセンサーを組み合わせたもの。視界がCG世界の中に入ったような、没入感の高いVR(仮想現実)体験ができるのが特徴。まだ開発機のみが出荷されている段階にもかかわらず、その完成度の高さに開発者を中心に大きな話題を呼んでいる。

 先週サンフランシスコで行われたGDCでは、ソニー版のPS4向けVRヘッドマウントディスプレイ“Project Morpheus”も発表され、PCだけでなく家庭用ゲーム機でもVRエンターテインメントの時代の到来を強く予感させるイベントとなっていた。

 FacebookのCEOであるマーク・ザッカーバーグ氏はプレスリリースの中で、今日のモバイルがそうであるように、VRが我々の労働や遊び、コミュニケーションのありようを変える未来のソーシャルプラットフォームになりうると期待感を示している。