HMZ-T3Wの実力は如何に?
ソニーのヘッドマウントディスプレイ、HMZシリーズがモデルチェンジ。美しい表現能力や低遅延によるレスポンスのよさなど、HMZ-T3Wは、ジャンルを問わず、どんなゲームとも相性は抜群。そんなHMZ-T3Wを、いま話題の3作品で試遊を実施。タイトルの関係者に体験してもらった。
「高画質なPS4との相性は抜群」
私は前機種のHMZ-T2のユーザーですので、フィット感や調整のしやすさは明らかに向上しているのがわかりましたね。メニューまわりも改良されていて、かなり操作しやすくなっています。ゲームモードの追加もうれしいポイントです。あと、HMZ-T2のユーザーとしては、ワイヤレス化はかなり惹かれますね。これまでは、置き場所に制限があったので、そのあたりの自由度が上がっているのは、とてもいいことだと思います。
PS4と組み合わせてみると、高画質なPS4とHD有機ELとはとても相性がいいですね。サウンド面では、KILLZONE SHADOW FALL(キルゾーン シャドーフォール)は7.1chサラウンドにも対応しているタイトルなので、臨場感も抜群ですよ。FPSやTPSといったタイトルとはとくに親和性が高そうですし、圧倒的な没入感を体感してほしいです。
大画面のテレビとサラウンドシステムはリッチな体験をもたらしますが、そのぶん投資も必要です。そういう意味では、手軽に迫力あるエンターテインメントが欲しいという人には、HMZ-T3Wはかなりオススメできるのではないでしょうか。
「カットシーンの印象が変わります」
『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』(以下、『新生FFXIV』)では、『FF』のナンバリング作品にふさわしい重厚なシナリオと、豪華声優陣が演じるカットシーンが楽しめます。このカットシーンを楽しむのに、HMZ-T3Wはよさそうだなあと思いました。カットシーンは、ゲーム内でリプレイすることができるので、ぜひ、HMZ-T3Wで見直してほしいですね。きっと印象が変わりますよ。
RPGは長時間遊ぶイメージがあるかもしれませんが、『新生FFXIV』のコンテンツは、短時間で楽しめるものも多いので、ここぞという戦いに挑むときにも、HMZ-T3Wはいいかもしれませんね。というのも、視界にゲーム画面以外のものが入ってこないので、集中力が高められそうです。コンテンツの中でも、蛮神戦と呼ばれているバトルで試してみたいです。
「映画館のような大画面の感覚でプレイを」
『GOD EATER 2(ゴッドイーター2)』(以下、『GE2』)はPS Vitaのタイトルですが、HDMI出力のあるPS Vita TVと接続すれば、HMZ-T3Wで『GE2』を楽しむことができます。『GE2』はかなり激しくカメラを動かすアクションゲームなので、最初は慣れが必要ですが、映画館のような大画面の感覚でプレイできる迫力は、ほかには代え難いですね。ベッドルームでゆったり横になって、頭を安定させてプレイするとさらに快適です。