DMMゲームズのクライアント型タイトル第1弾
2014年2月10日、DMMゲームズは2月11日にオープンするPC用オンラインシューティング『HOUNDS』の記者発表会を開催した。
発表会には声優・竹達彩奈さんやニコニコ生放送を中心に活躍する実況ユニット・M.S.S Project、ゲーム実況アナウンサー・yukishiro氏が登場。本作の魅力をアピールした。
『HOUNDS』はTPS(三人称視点シューティング)にRPGの成長要素を加えた“RPS(Role Playing Shooting)”という新ジャンルのタイトル。DMMゲームズの代表・片岸憲一氏は「僕がオンラインゲームが好きだったということもあり、DMMゲームズのオープン当初から、クライアント型のTPSやMMORPGなどを提供することを目標に進めてきました。3年の月日を経て、第1弾となるクライアント型ゲーム『HOUNDS』をリリースできるようになりました」と、これまでの経緯や『HOUNDS』への期待を語った。
続いて、『HOUNDS』プロデューサーの岩下雅臣氏が本作の概要を解説。突如として飛来したカプセルにより強力なウィルスがばら撒かれた近未来の地球が『HOUNDS』の舞台。プレイヤーは一兵士として、変異してしまった人間や動物、地球外知的生命体の敵対勢力“バチルス”と熾烈な戦闘をくり広げることになる。
キャラクター作成時に“狙撃”、“突撃”、“支援”、“特殊”の4つの兵科から自キャラのタイプを選択。各兵科ごとに、攻撃力アップや回復サポートなどのスキルが用意されている。ミッションに挑戦することでレベルアップしていき、スキルを習得したりより強力な武器を装備できるようになる。武器はライフルやサブマシンガンなどのほか、一般的なFPSにはないガトリングガンやグレネードランチャーといった重火器も登場。圧倒的な火力で敵を掃討する爽快感を味わえる。
従来のFPSはほかのプレイヤーと戦う“PvP”がメインだが、『HOUNDS』の主軸は仲間と協力してモンスターと戦う“PvE”モード。最大6人でパーティーを組んで重厚なストーリーを楽しめる(PvPでは8vs8の16人対戦が可能)。岩下氏は「対人戦(PvP)がメインのFPSは個人の経験や能力による差が非常に大きく、始めたばかりのお客様はなかなか楽しめません。仲間と力を合わせて巨大なモンスターを倒すという協力要素によって、ライトユーザー層にもシューティングゲームを楽しんでいただけるのではないかと思っています」と、述べた。
なお、事前プロモーションとして、1月29日に5時間ぶっ通しニコ生番組“HOUNDS実況プレイROOM”を放送し、総来場者数は10万人を突破している。2月16日には第2回の放送を予定しており、3月にはオンライン上で大会を実施。4月にはニコニコ超会議3にブース出展し、大会の決勝戦を行う予定だという。
竹達彩奈さん、M.S.S Project、yukishiro氏による実況プレイ!
概要の解説を受けたところで、声優・竹達彩奈さん、実況ユニット・M.S.S Project、ゲーム実況アナウンサー・yukishiro氏が登場。FPSプレイヤーとしても確かな腕を持つyukishiro氏が実際にプレイし、M.S.S Projectと竹達彩奈さんが観戦・実況することに。
プレイヤーとしての第一線は退き、現在は大会の実況などを担当するyukishiro氏だが、解説しながらどんどん敵を倒していく。実況プレイに慣れているはずのM.S.S Projectも感心している様子だった。
yukishiro氏のプレイから、以下の点を確認・推測できた。
・ミッションには複数の種類の武器を持ち込み可能
・マップ内の要所には弾薬を補充するオブジェクトが設置されている
・敵の銃弾の軌道から位置を推測して反撃可能(銃弾はかなり高速だが)
・兵科によっては攻撃や防御に役立つ設置物を置くスキルを習得できる
・敵の弱点を撃つとダメージが増加する
・体力が減ってもしばらく経つと自動的に回復する
・戦闘不能になっても仲間の助けによって復活可能
そのプレイに適切なコメントを入れるM.S.S Projectのトークも秀逸。M.S.S ProjectはFPSが特別うまいわけではないが、“HOUNDS実況プレイROOM”で初めて触れたとき、初心者でも十分楽しめることを実感したという。6人でパーティーを組めば役割を分担できるので、腕に自信がなくても、マップのギミックを率先して起動させるなどすれば、ほかのプレイヤーをサポートできる。
竹達彩奈さんは終始『HOUNDS』の迫力に圧倒されていたが、ご自身もFPS系のゲームをプレイするようで、RTSというジャンルに興味があるようだった。セクシーな女性キャラも操作可能と聞くと「ネカマが増えないことを祈ります」と笑いを取りに行くあたり、M.S.S Projectに負けず劣らずトークがうまい。さすがだ。
最後に、M.S.S Projectのコメントをいただいて発表会は終了となった。
【M.S.S Projectのコメント】
<あろまほっと氏>
ニコニコ生放送の“HOUNDS実況プレイROOM”で初めてプレイさせてもらったとき、「とっつきやすいゲームだな」と感じました。RPGとFPSという、まったく違うジャンルが合体しているので、新鮮なおもしろさもあって、どんな人でも楽しめるゲームだと思います。
<eoheoh氏>
シューティングゲームが好きで、『HOUNDS』にもすごく興味がありました。実際にプレイしてみて、本当におもしろいゲームだと確信しました。yukishiroさんのゲームスタイルは僕らにとって憧れなので、練習して僕もこんな風になりたいと思っています。
<FB777氏>
RPG要素とFPS要素が合体してゲームはそもそも少なくて、あったとしてもRPG要素が弱いゲームばかりだなと感じてました。『HOUNDS』はRPG要素もかなり強く、育てる楽しみがあるので、やってみたいと思っています。
<KIKKUN-MK-II氏>
M.S.S ProjectのなかではFPS経験が少ないほうなんですけど、初心者の僕でも『HOUNDS』は本当に楽しいです。今回、yukishiroさんのスーパープレイを見て、「そういうやりかたもあるのかー!」と勉強になる部分もありました。このゲームは、間違いなく“ヤバイ”ぞ!
【おまけ:実況プレイで飛び出した名言】
「ネット界で言うとリア充みたいな感じですか?(倒すと爆発する敵を見たKIKKUN-MK-II氏の発言)」
「サナダムシみたいですね(巨大なイモ虫のようなボスを見た竹達彩奈さんの感想)」