コンテンツ事業部門は引き続き成長基調に

 バンダイナムコホールディングスが、平成26年(2014年)3月期第3四半期決算短信を発表した。

 当第3四半期連結累計期間(2013年年4月1日~2013年12月31日)の連結業績は、売上高が3681億26百万円(前年同期比5.0%増)、営業利益は427億82百万円(前年同期比3.2%減)、経常利益は456億96百万円(前年同期比1.4%増)、四半期純利益は297億2百万円(前年同期比6.1%増)となった。

 コンテンツ事業部門では、家庭用ゲームソフトにおいて、『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』、『GOD EATER(ゴッドイーター)2』などのヒットに加え、『ディズニー マジックキャッスル マイ・ハッピー・ライフ』や前連結会計年度に発売した『太鼓の達人』シリーズなど複数タイトルのリピート販売が好調に推移。また、ネットワークコンテンツでは、『ワンピースグランドコレクション』や『機動戦士ガンダム』シリーズ、『アイドルマスター』シリーズなどのソーシャルゲームに加え、スマートフォン向けアプリやオンラインゲームも安定的に推移し、業績向上に貢献した。
 映像音楽コンテンツでは、『宇宙戦艦ヤマト2199』や『ラブライブ!』などの複数の新作タイトルや、アニメーション関連の音楽タイトルが好調に推移。また、商品・サービスとネットワーク機能やイベントとの連動など、コンテンツ事業内の横連動により、IP価値の最大化をはかったとしている。
 この結果、コンテンツ事業における売上高は1977億88百万円(前年同期比7.0%増)、セグメント利益は325億78百万円(前年同期比5.1%増)となった。

 トイホビー事業では、国内で『獣電戦隊キョウリュウジャー』や『ドキドキ!プリキュア』、『アイカツ!』などの商品が好調に推移。海外においても、アジア地域で、日本と連動した展開により、玩具やプラモデル、大人向けのコレクション性の高い玩具、カード商材などが人気となった。しかし欧米全体では、年初の計画を下回る結果となった。
 以上により、トイホビー事業における売上高は1365億9百万円(前年同期比5.6%増)、セグメント利益は116億6百万円(前年同期比7.4%減)となった。

 そのほかアミューズメント施設事業では、新規の屋内型テーマパークをオープンするなどしたが、既存店の売上高が前年同期比94.1%と前年実績を下回る結果に。アミューズメント私設事業における売上高は430億67百万円(前年同期比1.8%減)、セグメント損失は6億81百万円(前年同期は9億40百万円のセグメント利益)となっている。