新発表も多数! 充実のイベントをリポート
2014年1月26日、東京・品川インターシティホールにて、モンスターハンターフェスタ'13決勝大会が開催された。
『モンスターハンター4』でもっともスゴ腕のハンター“狩王”を決定するこのイベント。会場で実施された、決勝進出枠を争う最終予選を勝ち上がったハンターたちと、東京・名古屋・福岡・札幌・大阪の5会場で実施された予選地区大会を勝ち抜いた優秀なハンターたちが一堂に会し、日ごろ鍛えた腕前を競った。
冒頭では、辻本プロデューサー、藤岡ディレクター、徳田プランナー、小嶋プロデューサーがステージに登場し、イラストコンテストの審査結果発表が行われた。全137作品の中から、『モンスターハンター4』部門、アイルー部門それぞれについて最優秀賞、優秀賞が1作品ずつ選ばれたほか、開発陣4人が個人的にチョイスした特別賞各1作品も含めて、全8作品が選定。ユニークな品評を交えつつ紹介された。
スペシャルステージも大盛り上がり!
決勝大会の実施前に行われたスペシャルステージでは、芸能界きってのハンターとして知られる次長課長の井上聡さんのほか、Alice Nineの将さん、ゴールデンボンバーの歌広場淳さんが登場し、楽しいトークをくり広げた。
挨拶代わりに(?)各人のギルドカードが披露された後、話題は“モンハンのあるある”というテーマに移った。出演者たちは、「リオレウスが降りてこないときに、生肉を置くと降りてくると信じて、肉を置いて角笛を吹くという儀式を行っちゃう」(将さん)、「歌番組でAKB48やジャニーズの人たちのコスチュームを見て、部位破壊ができそう、と思っちゃう」(歌広場さん)など独特の“あるある”を披露。さらに井上さんが、「青い採掘ポイントが目の前でよく消える。もー! っていうのが、よくありますよね」と語ると、会場からは同意の声が多数上がっていた。
好きなモンスターやクエストについての話題も。将さんからは、「ジンオウガ亜種がすごく好きで。カラーリングが大好きで、憧れの存在ですね。ジンオウガ亜種になりたいです……駆られる側ですけど(笑)」と、アーティストらしい感性を感じさせる発言。一方の歌広場さんは、「テオ・テスカトルがすごく好きで、眠らせて爆弾を置いたりして狩っています。起きたときの龍風圧で爆風を避けられるんですよね」とのこと。これに対する辻本氏たちからの“らしくない”というツッコミに、「けっこうマジメにやってるんですよ」(歌広場さん)と苦笑いしていた。
最後に、井上さん、将さん、歌広場さんに加えて、会場からひとり参加者を募り、4人でクエストにチャレンジすることになった。クエストの内容は、リオレイア希少種とリオレウス希少種の2頭同時討伐という、かなり難度の高そうなもので、さすがに出演陣も、「僕が迷惑をかける気がします(苦笑)(将)、「アニキ(井上さん)の影に隠れてます」(歌広場)、「わちゃわちゃしそうですね」(井上)と弱気なコメント。
はたして結果は……会場からの参加者が1オチ、将さんが2オチで、残念ながらクエスト失敗に。しかし、それぞれに確かな腕前を見せて、会場を大いに盛り上げていた。
親子ハンター日本一、女子ハンター日本一が決定!
そして本番、決勝大会がスタート! まずは、親子日本一決定戦と、女子ハンター日本一決定戦が行われた。どちらも、東京・名古屋・福岡・札幌・大阪の5会場代表1チームに、この日の最終予選を勝ち上がった1チームを加え、全6チームによって頂点の座が争われた。
親子ハンター日本一決定戦、女子ハンター日本一決定戦の結果は以下の通りだ。
【親子ハンター日本一決定戦 結果】
優勝 ぶんどりメラルーチーム クリアタイム:3分54秒50
準優勝 クロネコニャンターズチーム クリアタイム:4分28秒86
3位 チーム親子 クリアタイム:4分33秒26
4位 SSKチーム クリアタイム:5分28秒63
5位 mio-satoチーム クリアタイム:6分46秒10
6位 チームマウンテン クリアタイム:8分28秒36
【女子ハンター日本一決定戦 結果】
優勝 るぴミニ。チーム クリアタイム:3分55秒73
準優勝 蒼狼とババコンガチーム クリアタイム:4分29秒90
3位 天鱗-TENRIN-女子代表チーム クリアタイム:5分48秒73
4位 くまっきら☆チーム クリアタイム:5分50秒00
5位 左がそらさん 右がふうさんチーム クリアタイム:6分22秒76
6位 アイルーとメラルーチーム クリアタイム:9分19秒93
狩王日本一は大激戦! 僅差を制したのは……?
そしていよいよ、日本一のハンターを決定する“狩王決定戦”の決勝大会が行われた。狩王決定戦の決勝は、東京・名古屋・福岡・札幌・大阪の5会場代表3チームに、この日の最終予選を勝ち抜いた1チームを加えて、全16チームで争われた。
まずは1回戦のネルスキュラ討伐クエストで、タイム上位4チームを選抜。続けてザボアザギルとティガレックスの連続討伐クエストで準決勝を行い、2チームが勝ち抜け。最後に、イヤンガルルガ、ブラキディオス、激昂ラージャンが登場する高難度クエストで決勝を行う、という流れとなった。
狩王決定戦の結果は以下の通り。
【狩王決定戦 決勝大会1回戦 結果】
1位 ∞(インフィニティ)チーム クリアタイム:1分56秒26
2位 おい パイ食わねえか?チーム クリアタイム:2分24秒86
3位 すーぱーどらい☆チーム クリアタイム:2分47秒16
4位 桜勝チーム クリアタイム:3分26秒86
【狩王決定戦 決勝大会準決勝 結果】
1位 すーぱーどらい☆チーム クリアタイム:6分29秒46
2位 ∞(インフィニティ)チーム クリアタイム:6分39秒13
3位 おいパイ食わねえか?チーム クリアタイム:7分12秒76
4位 桜勝チーム クリアタイム:9分09秒00
【狩王決定戦決勝大会 決勝 結果】
優勝 すーぱーどらい☆チーム クリアタイム:10分51秒90
準優勝 ∞(インフィニティ)チーム クリアタイム:11分03秒26
会場からは大きな歓声がひっきりなしに上がり、実況・解説を行っていた開発陣も思わず言葉を失って見とれるほどの華麗なプレイをみせてくれた出場ハンターたち。辻本プロデューサーの、「ここまでやってもらって、いちばん喜んでいるのは開発スタッフだと思います」との言葉は、研鑽に励んだハンターたちにとって最高の賛辞と言えるだろう。
表彰式終了後、最後に、開発陣からメッセージが贈られて、熱かったイベントはお開きとなった。
【小嶋プロデューサー】
会場に来てくださった方、そうでない方も、すべてのハンター様に感謝します。ありがとうございました!
【徳田プランナー】
『モンスターハンター4』の制作にあたっては、つらかったこと、苦労したこともけっこうありましたが、フェスタで皆さんが楽しんでくれたり、やり込んでくれている姿を見て、本当に報われました。これからも皆さんに喜んでいただける作品を、がんばって作っていきたいと思いますので、これからもどうぞよろしくお願いします。
【藤岡ディレクター】
『モンスターハンター4』は、今年で10周年を迎えるタイトルとして、開発の想いを、そのままダイレクトにぶつけたタイトルです。フェスタにもそういった想いを込めて望みました。今回の大会は、「その想いがどう受け止められているのか?」と思いながら見させてもらいましたが、本当に感動しました。100%以上に受け止めてもらえて、やりこんでくれて。この2ヵ月間、本当にたいへんだったと思いますし、本当に感謝しています。これからも『モンスターハンター』を盛り上げていきますので、よろしくお願いします。
【辻本プロデューサー】
いままで『モンスターハンター』はさまざまなタイトルをリリースしてきましたが、『モンスターハンター4』は、もうワンステップ上がりたいという気持ちがあって制作したタイトルです。そして今回、『モンスターハンター4』というシステムでの大会は初めてで、僕らとしてもチャレンジでしたが、すごくうまくプレイしてもらえて。参加してくれた人たちが、いろいろな時間を犠牲にして、膨大な練習量で挑んできてくれたことを、本当にうれしく思いますし、本当に感謝しております。このような機会を、ぜひまたやりたいと思いますので、そのときにまたお会いできればと思います。ありがとうございました!
開発陣がステージから去り、さてイベント終了……かと思いきや、“ぷ~ふぉ~”という、聞き慣れたクエスト出発時の角笛が響き渡り、辻本氏がステージに再登場。「?」という反応の観衆に、「さきほどの音は、こういうことです。こちらをご覧ください」(辻本氏)。
そして場内が暗くなり、スクリーンには見たことのない映像が。ざわめく場内。そのざわめきは、スクリーンに『モンスターハンター4G』のロゴが映し出された場面で、大歓声に!
というわけで、既報の通り(→コチラ)、ニンテンドー3DS用ソフトとして、『モンスターハンター4G』が、2014年秋発売を目指して制作中であることが発表された。まだまだ『モンスターハンター4』の盛り上がりは収まりそうにない!