長曾我部元親や雑賀孫市など曲者揃い

 カプコンから2014年1月23日発売予定のプレイステーション3用ソフト『戦国BASARA4』。本作に登場するのは戦国時代に名を馳せた武将40名。ここでは、プレイする上でのポイントなどを交え、全40武将を改めて紹介していこう。今回紹介するのは、長曾我部元親、鶴姫、雑賀孫市、最上義光、島津義弘の5武将だ。

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“天衣無縫”(てんいむほう)長曾我部元親

(声:石野竜三)
【武器】碇槍(いかりやり

「天下に吹く風なんざ、関係ねえ…波は!嵐は!俺が起こしてやるのさァッ!」

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[クローズアップ]
 西の海を制する長曾我部軍の総大将。おおらかで面倒見のよい兄貴分として、部下からの信頼が厚い。移動式の海賊要塞・百鬼富嶽で航海を続けつつ異国の海へと想いを馳せるが、友である徳川家康の天下獲りを助けたいとも思っている。

[ポイントチェック]
 長曾我部元親の攻撃は全体的に技の動作が遅めだが、リーチと攻撃範囲が非常に優れている。バリエーション豊富な固有技を状況にあわせて使いこなそう。碇を投げつけて敵を引き寄せる固有技“一触”や、網を投げて敵を捕縛する固有技“四縛”など、応用がきく技が揃っている。固有奥技“弩九”を使えば碇槍に乗って軽快に戦場を動き回れる。

[史実では]
 “一領具足”という半農半兵の戦闘集団を率いて積極的な領地拡大政策を行い土佐を統一。柴田勝家や徳川家康と結んで、豊臣秀吉と敵対しながら讃岐や阿波、伊予へ勢力を拡大し、1585年には四国を統一した。しかし、同年に豊臣秀吉による四国征伐を受け降伏、土佐を除く領地を没収された。若い頃はひ弱な外見だったため“姫若子”と嘲られたが、初陣で敵の首級を挙げ“鬼若子”と恐れられるようになったという逸話がある。

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“純白可憐”(じゅんぱくかれん)鶴姫

(声:小清水亜美)
【武器】弓

「嵐を呼ぶ乱世の種は、芽吹く前に摘んじゃいますよ!」

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[クローズアップ]
 伊予河野軍を束ねる巫女。預言者としての不思議な能力を持ち、社で大切に育てられたが、そのため人を疑うことを知らない危うさがある。ある日、“卑弥呼”を名乗る天の声を聞いた鶴姫は、各地の戦を収めるため乱世の海へ船出する。

[ポイントチェック]
 鶴姫は弓での遠距離攻撃を得意とする。通常技も矢を連続して放つことができるが、押し寄せる敵を倒しきるには矢の威力が高くなる“間合い”を覚えることが重要だ。一部の固有技はタメの最中にジャストタイミングでボタンを離すことで、より強力な矢を放つことが可能。

[史実では]
 伊予国大山祇神社(愛媛県大三島)の大宮司の娘。戦国時代となり勢力を拡大する大内氏が瀬戸内侵攻。鶴姫の兄が迎撃に成功するが討死。再度の侵攻では鶴姫が出陣し大内氏の武将を討ち取る。業を煮やした大内氏は三度目の侵攻を開始するも、鶴姫は兵力を集結させ最後の反撃を敢行、不意を突かれた大内軍は壊走し勝利を収めた。しかし鶴姫はこの戦の後に兄や恋人を想い、18歳で入水自殺したと伝えられている。

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“煙鳥翔華”(えんちょうしょうか)雑賀孫市

(声:大原さやか)
【武器】銃

「戦場に漂う硝煙の雲…その中に彼らはいる」

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[クローズアップ]
 銃火器を操る傭兵集団・雑賀衆の三代目頭領。報酬の金額のみで雇い主を決めるのではなく、その実力と生き様を認めた相手とのみ契約する誇り高い人物。乱世において契約に値するのはどの勢力か、それを見極めるべく戦場を駆ける。

[ポイントチェック]
 雑賀孫市は銃器を使用した遠距離攻撃を得意とするが、直前に使用した固有技によって通常技が変化するのが特徴。距離によって適した武器を使い分けていこう。敵を蹴りあげてマシンガンを乱射する固有技“連弾サンコウチョウ”。この固有技を使用した後は通常技がマシンガンに切り替わるのだ。状況に適した固有技を使えるかどうかで戦果が大きく変わる。

[史実では]
 紀伊国の地侍集団“雑賀衆”の棟梁。鉄砲戦術を得意とし、傭兵集団を率いて各地を転戦した。一向一揆と織田信長が戦った石山合戦では、精巧な鉄砲戦術で織田軍を苦しめた。本能寺の変の後は豊臣秀吉につき紀州攻めに従い、小牧・長久手の戦いでは徳川家康の側に付いた。関ヶ原の戦いでは西軍として戦ったと言われている。孫市は非常に不明な点が多い人物で、“雑賀孫市”という名も通称だという説がある。

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“勿怪跳躍”(もっけちょうやく)最上義光

(声:白鳥哲)
【武器】指揮刀

「身分をわきまえ給え! 君は素敵紳士の前にいるのだ!」

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[クローズアップ]
 出羽・最上軍を率いる武将。素敵紳士を自称し、何かと自慢をしたがる自意識過剰な人物。長いものに巻かれることで乱世を生き残ろうと考えているが、足利義輝と織田信長のどちらにつくべきか、未だに答えを出せずにいる。

[ポイントチェック]
 最上義光は意表をついて敵の動きを止めたり、攻撃したりする技を持っているのが特徴だ。特定のタイミングでボタンを離すと性能アップする技もある。これらを活かして戦おう。不意打ち技や跳躍技だけでなく、指揮刀を用いた突き攻撃も得意としている。通常技の攻撃範囲は前方に集中しているので、固有技で周囲の敵を巻きこんでヒット数を稼ごう。

[史実では]
 最上氏第11代当主。伊達政宗の母・義姫の実兄で、政宗の伯父にあたる。勇将であると同時に調略による敵陣営の切り崩しを得意とした。また、“東の酒田、西の堺”とまで言われた交易港・酒田の基礎は最上義光の功績である。関ヶ原の戦いでは、東軍につき、最上家を大大名に成長させて全盛期を築き上げた。

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“一刀必殺”(いっとうひっさつ)島津義弘

(声:緒方賢一)
【武器】大剣

「鬼島津という畏敬など、今のオイには勿体なか…オイはただの鬼…名もなき一匹の鬼じゃ!」

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[クローズアップ]
 島津軍の総大将であり、大剣を振るう一撃必殺の“示現流”の使い手。乱世にあふれる強者と戦い、示現流を完成させるため戦に明け暮れる。容赦なく相手を斬り捨てるその姿は、“鬼島津”の異名とともに恐れられている。

[ポイントチェック]
 島津義弘の通常技は初段を空振りすると2段目に派生できないので、固有技“蜻蛉の構え”を活用して確実に当てていこう。初段を命中させれば強力なコンボを叩き込める。島津は威力が高い固有技を多数持つものの、動作が遅いのが玉に傷。固有技のスキは他の固有技やダッシュ、ジャンプでキャンセルできるので、キャンセルを活用して攻めを組み立てよう。

[史実では]
 九州南部の大名、島津氏の当主で島津氏の勢力拡大に大きく貢献した。関ヶ原の戦いでは、義弘は西軍に属し敗戦したが、退却戦において寡兵で東軍側に突撃を敢行。徳川家康の本陣近くを通過し、敵中突破を果たし、無事薩摩まで退却することに成功した。この退却戦は“島津の退き口”と呼ばれ、その勇猛さは敵である東軍からも賞賛されたという。数々の戦での勇猛ぶりから“鬼島津”と恐れられた。

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戦国BASARA4
メーカー カプコン
対応機種 PS3プレイステーション3
発売日 2014年01月23日
価格 6658円[税抜](6990円[税込])
ジャンル アクション
備考 ダウンロード版は6658円[税抜](6990円[税込])、百花繚乱魂手箱は8372円[税抜](8790円[税込])、シリーズプロデューサー:小林裕幸、シリーズディレクター:山本 真