“時代もの”を手掛ける両プロデューサーが語る!

 カプコンから2014年1月23日に発売予定のプレイステーション3用ソフト『戦国BASARA4』と、セガから2014年2月22日に発売予定のプレイステーション4/プレイステーション3用ソフト『龍が如く 維新!』。この2作品は、歴史へのアプローチ方法は異なるものの、多くのゲームファン、歴史ファンから注目を集めている。週刊ファミ通2014年1月23日号(2014年1月9日発売)では、『戦国BASARA4』の小林裕幸プロデューサーと、『龍が如く 維新!』の横山昌義プロデューサーの新春スペシャル対談を掲載! 自身やお互いのタイトルについて、存分に語ってもらいました。

 以下は、対談記事の抜粋です。

■小林氏と横山氏、時代ものへのこだわり

小林 時代ものって、ゲームを含むエンターテインメントの題材として強いですよね。NHKの大河ドラマなどで一時的に盛り上がる人物はいますが、あまり流行り廃りもないですし。戦国武将も坂本龍馬も、ずっと人気がある。そこは、僕が『戦国BASARA』シリーズをやろうと思ったきっかけでもあります。

横山 時代ものが日本人の琴線に触れる題材ということは、間違いないですからね。“刀”とか“斬るという行為”とか、“プライドの高い生きかた”とか、“果てる切なさ”みたいなものに、本能を揺さぶられるとこはあると思います。理屈抜きに、かっこよく描けるんです。
小林 史実が存在することの強みもありますよ。周囲によく言っていることなのですが、『戦国BASARA』シリーズは戦国時代じゃないとおもしろくないと思っていて。伊達政宗が英語を話したり、刀を6本持っていることがおもしろいのであって、あれがオリジナルキャラクターだと、まったく違う見えかたになるはず。やっぱり、伊達政宗がやるからおもしろいんですよ。難しいのは「史実と違う」という叩かれかたをするということでしょうか。ただし、『戦国BASARA』では、演出に史実のエピソードをヒントにしたものを織り交ぜているので、歴史が好きな人にほど受け入れられたりするのですが。横山 私は脚本の書き手でもあるので、よくわかりますが、多くの人たちに史実として認識されていることは、ほとんどが吉川英治先生や司馬遼太郎先生の小説だったりするんですよね。それがいいとか悪いという話ではなく、少し乱暴な言いかたをすると、“史実”というのは、けっきょくはそれぞれの読み手や遊び手の中にあると思うんです。

 対談の全文は、明日(2014年1月9日)発売の週刊ファミ通2014年1月23日号で!

【週刊ファミ通2014年1月9日発売号】『戦国BASARA4』&『龍が如く 維新!』新春スペシャル対談が実現!!_01

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