Steam Machineの可能性を最大限に引き出す製品に

 Valveが準備を進めるゲーミングマシンSteam Machine。DellのゲーミングPCブランドAlienwareからも、Steam Machineが開発中であることが、2014年1月7日に発表された。現在発売中のX51シリーズをベースにしたX51版Steam Machineと合わせて2014年後半に発売予定であるという。

DellがAlienware版Steam Machineを2014年後半に発売_01

 リリースによると、“Alienware Steam Machine”は、「すぐれた省スペース性を誇り、リビングルームでのゲーム体験において、サイズ、パフォーマンス、外観のすべてで最高のバランスをご提供できるよう設計されています」とのこと。さらに、「その流線型のデザインは、リビングルームのAVメディアキャビネットに設置した際に、Alienwareの存在感をしっかりと示す一方で、自己主張し過ぎずほかの機器と並んでもすっきりなじみます。Alienware Steam Machineは、リビングルームでの利用を想定し設計されたゲーミングコンソール機用に最適化な温度・音響管理を提供するために、カスタムビルドシャーシなどのAlienwareブランドの特長である高い製品品質と高度なエンジニアリングを反映しています」としている。

 この件に関して、Alienwareのゼネラルマネージャー Frank Azor氏は「約2年前にAlienware X51を発表しましたが、これによりAlienwareはあらゆるリビングエリア向けの小型PCゲームフォームファクターに革命をもたらしました。ValveとAlienwareが数年前にPCゲーミングコンソール機に対するビジョンにおいて協業を開始した際、我々が継続的にPCゲーミングに革新をもたらせることをはっきりと見通していました」(リリースより)とコメント。

 さらに、Valve創業者であるGabe Newell氏は以下の通り述べている。「Alienwareとは、我々がSteam Machineのビジョンを明示し始めたころから協業しています。ゲーム、製品設計、エンジニアリングに対するコミットメントを掲げ、グローバルに展開するAlienwareは、我々のSteam Machineプロジェクトにとって理想的なパートナーでした。Steam Machineの持つ可能性を最大限に詰め込んだコンソール機であるAlienwareのSteam Machineこそが我々の協業の結晶です」(リリースよリ)。

 現時点での日本における展開などは明らかにされていないが、大いに期待したいところだ。