英国Video Games Intelligenceが開催

 欧米で数々のゲームに関する開発者向けのカンファレンスを実施している英国Video Games Intelligenceが、日本で初開催となる“Game Distribution Japan 2014”を、2014年3月5日、6日にヒルトン東京にて開催。講演者の詳細やプログラム内容が公開された。

 講演では、日本で新たなフリー・トゥ・プレイ(F2P)モデルを実践するウォーゲーミングジャパンや、世界の月間モバイルゲームランキングで首位を走るKing社、欧州ベンチャー・ゲーム制作会社・クリフハンガー プロダクションズから開発やプロジェクトのリーダーなど、国際的なスピーカーが登壇するとのこと。さらに、日本からもセガネットワークス代表取締役社長CEOやブロードメディア株式会社代表取締役社長らの講演者が決定している。詳細は以下の通りだ。

■“Game Distribution Japan 2014”概要

日程:2014年3月5日、6日
開催場所:ヒルトン東京(西新宿)
主な対象者:プラットフォームホルダー・パブリッシャー・ゲーム制作会社・クラウドゲーム企業・スマートテレビ関連企業・リテーラー・決済ソリューションプロバイダー・通信キャリア・IT企業の役員、本部長、マーケティングおよびコマーシャル戦略を担当するディレクターおよびマネジャークラス他
参加予定人数:200名
主催:Video Game Intelligence
公式サイトはこちら

■カンファレンス主旨

 頻繁に移動し、雑事に終われる現代のゲームユーザーは、スクリーンの前でゲームに熱中する時間を見つけづらくなっています。同時に、ゲームはクラウド化、モバイル化をますます進化させ、新たなプレーヤーの参入もあいまって、従来型の売り切り型販売モデルに限界が見えつつあります。
 ゲームのクラウド化およびモバイル化は、ゲームコンテンツやプラットフォーム、支払い方法などさまざまなレベルでの選択肢を増やし、ユーザー体験を高め、ビジネスチャンスを増やすことにつながります。しかし、多くの企業がいまだに利益率の高いビジネスモデル構築や顧客ロイヤリティ向上を果たせておらず、ビジネスチャンスを生かしきれていません。

 今、顧客を引きつけることができる、効果的なビジネスモデルが求められています。そのためにはクラウドゲームやスマートTVなどの新技術を取り入れ、マルチプラットフォームを実現し、顧客満足度を一層高める必要があります。

 本カンファレンスでは、日本、アジアおよびグローバルからプラットフォームホルダーやパブリシャー、ゲーム制作会社などが一堂に会し、効果的なユーザー分析によるマネタイゼーション、収益性の高いパートナーシップモデルや革新的なプラットフォームの構築、グローバルマーケティング戦略などを議論します。

 本カンファレンスの座長を務めるマーク・アインシュタイン氏(フロスト&サリバン ICT (情報通信技術)部門 インダストリープリンシパル)は、カンファレンス開催に向けて次のようなコメントを寄せています。
「異業種連携により革新的なサービスを顧客に提供することがゲーム業界に求められている今、本カンファレンスが画期的なアイディアや多様な意見を交換する場となり、業界の更なる発展に寄与することを願っています」

■Video Games Intelligenceについて

 Video Games Intelligence(本社・英国)は、激変するモバイル、クラウド、ソーシャル業界およびゲーム機ビジネスにおいてプラットフォームホルダーやパブリッシャー、ゲーム制作会社、IT企業などが有益な事例や最新情報を共有するプラットフォームをカンファレンスや独自レポートを媒体として提供しております。