並んで、遊んで、アンケートに答えて、レッツ貢献!

 2013年12月21日と22日の2日間、千葉・幕張メッセで開催中の“ジャンプフェスタ2014”。ソニー・コンピュータエンタテインメントブースでは、プレイステーション Vita用ソフト『フリーダムウォーズ』(2014年発売予定)の初の試遊台を大規模に展開している。まるでアトラクションのようになっているブースまわりのリポートと、試遊のプレイインプレッションを合わせてお届けする。

『フリーダムウォーズ』初の試遊台出展! アトラクションのようなブースと合わせて、徹底リポート!【ジャンプフェスタ2014】_01
▲牢国都市パノプティコンのようになっている、ソニーコンピュータエンタテインメントブース。
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▲ロゴの目玉型オブジェ。描かれている文字は手書き!
▲『フリーダムウォーズ』の世界観を感じさせるものがいっぱい。
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 試遊のために並んでいると、まずは撮影ブースへ。最初に懲役100万年を背負った咎人(トガビト)となるため(?)、専用のジャケットを着用し、バーコードを持って撮影を行います。

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▲背景にある身長表が牢獄を感じさせますね。なお、写真に写っているのは、筆者ではなく、同行の記者。
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▲バーコードを持った姿はこんな感じで、目の前のスクリーンに映ります。「もうちょっと右を向いてくれ」などの指示も。

 撮影が終了すると、ブリーフィングへ。超高機能汎用窓口係のプロパくんが、新人咎人となる我々に、ボランティア(=戦い)の操作方法、目的などを教えてくれます。このチュートリアルムービーは、公式サイト(→こちら)などで公開中。ジャンプフェスタ2014に来る前に見ておくと、いい予習になりそうです。レッツ予習!

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▲ブリーフィングを受ける場所では、目の前に複数のモニターが並ぶ。この徹底した世界観構築がすばらしい。咎人気分に浸れます。
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 ブリーフィングが終わると、ロウストリートを通って、試遊台のある独房へ。今回の試遊では、4人ひと組となって、ボランティアに挑みます。4人のうちひとりは、教官役のスタッフの方で、操作方法から敵との戦いかたまで、丁寧に教えてくれるのでひと安心。ちなみに、ゲームをプレイする前に、プロパくんがよく言っているキャッチフレーズ(?)の“レッツ貢献!”を「いっしょに言いましょうね」と教官役のスタッフさん(お姉さんでした)に言われます。ここは、パノプティコン。恥ずかしがってはいけません。いっしょに「レッツ貢献!」と言うと、スタッフのお姉さんも喜んでくれます。

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▲ロウストリートを抜けると、そこは独房でした。
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▲独房だけど、マルチプレイ!
▲スタッフの方の衣装も『フリーダムウォーズ』仕様。プレイヤーのパートナーである、生体アンドロイド“アクセサリ”のような衣装になっています。カッコいい。欲しい。

 というわけで、初の試遊台をレッツ貢献! 

 今回のボランティアでは、4人の咎人(そのうちひとりはスタッフ)で、3人の市民(シヴィリアン)を救出するというのが目的。市民は、敵の人工アブダクターに捕まっているので、アブダクターを破壊したり、一時停止状態にしたりして、救う必要があります。しかも、本作ではただ敵を倒しただけでは救出したことになりません。助け出した市民を、安全な場所まで搬送するのが目的。お家に帰るまでが遠足……的なアレです。

 初めて触れた感想としては、とにかくアクションが多彩。攻撃だけでもメイン武器の弱攻撃、強攻撃、それぞれの溜め攻撃があり、さらに荊(イバラ)を使った移動、攻撃、そしてアイテムの使用と、できることがかなり多い。とはいえ、それを全部活用しないと、クリアーできないような内容ではないので、最初は攻撃と荊に慣れつつ、だんだんといろいろな行動ができるようになっていく感触です。

 おもな操作方法は、以下のとおり

・アナログパッド:移動
・方向キー:上下でメイン武器とサブ武器の変更、左右でアイテム変更
・□ボタン:弱攻撃、長押しで溜め攻撃発動
・△ボタン:強攻撃、長押しで溜め攻撃発動
・×ボタン+アナログパッド:回避、×ボタン長押しでダッシュ
・○ボタン:アイテム使用
・Lボタン:カメラリセット、長押しでロックオン
・Rボタン:荊

 本作の最大の特徴が、荊アクション。Rボタンを押すと、画面中央に表示された青いターゲットに荊が発射され、刺さった荊に引き寄せられるように高速移動します(荊ダイブと呼ぶ)。これが、とにかく気持ちいい! 最初は、荊の距離感に戸惑うものの、慣れるうちに、ビルの壁へと荊で張りつき、落ちる前にまたつぎのビルへと荊で移動。これをくり返せば、高速で立体的な移動が可能になるわけです。

 しかも、荊は単なる移動だけに使うのではなく、敵のアブダクターに撃ち込み、たとえば腕に乗ったまま攻撃したりといったこともできるし、複数人で荊を撃ち込んで、引き倒す(トラックダウン)といったことも可能。もっとも気持ちいいのが、荊の高速移動からそのまま攻撃をくり出す“荊ダイブ攻撃”。荊ダイブ攻撃を連続でくり出す気持ちよさは、ぜひ体感していただきたい! あと、移動中にRボタンを長押しすることで、荊を地面に撃ち込むことが可能。この上をアブダクターが通ると、足をからめ取るという、簡易の罠が設置できるわけですね。荊多彩。

 ちなみに、今回はプリセットされた5種類の装備を選ぶことができました。どれもメイン武器は小剣の“ムラサメ Mk.9”で、サブ武器がそれぞれ大剣、槍、サブマシンガン、ガトリングガン、ロケットランチャー。筆者は、小剣とサブマシンガン、小剣と大剣の組み合わせの2種類をプレイしてみました。小剣は動きが小気味よく、扱いやすい武器。何より、アブダクターに張りついて、パーツを破壊できるのがいいです。パーツ破壊時はボタン連打をするため、プレイヤーとの一体感も抜群。大剣は、動きが重いものの、一撃が大きい。どんどん攻撃をくり出してアブダクターをバラバラに分解する豪快さは、小剣とは別の気持ちよさがありました。そして、サブマシンガン。これは、援護用。目立ったダメージは与えられなかったので、おそらくアブダクターの気を引きつけたりできるのではないかと思います。もっとうまい使いかたもある?

 筆者のプレイ時は、好戦的な仲間が多かったようで、とにかくアブダクターをバラバラに(笑)。そのバラバラとパーツが落ちる感覚も気持ちいい。けれど、気になったのはそのパーツが拾えること。やはり武器強化や武器作成などに使うのでしょうか。

 そして、アブダクターを破壊、もしくは一時停止にしたら、今度は市民の搬送タイム。プレイヤーのひとりが市民を抱えて、護送機まで運びます。お姫様抱っこで運ぶのが基本ですが、それだと動きが遅い。なので、肩に抱えて、ダッシュすることも可能です。ただし、ダッシュをすると曲がりづらくなるうえに、障害物などにぶつかると市民を落としてしまう。そんなに焦せらなくたって大丈夫……と思うものの、すげえ焦ります。というのも、完全破壊をしていないアブダクターは、急に再起動して、市民を取り返しに来ます。しかも、再起動後のアブダクターは動きが早い! 死に物狂い(?)で襲ってくるので、危険度も倍増。そこで、仲間がアブダクターの動きを止めたりと、援護するのが必要になるんです。

 そんな市民奪還をくり返して、ボランティアの達成を目指していくわけですが、今回のバージョンでは、仲間の市民搬送をジャマして、市民を奪い取るということができました。「俺が運ぶんだよ!」みたいなジャマをし合って運ぶのも楽しいんですが、本作はPvPの対人戦もあるという話。これをリアルに対戦したら、盛り上がること必至。チーム戦が熱そうです!

 さらにさらに、タッチスクリーンを使って、パートナーのアクセサリに市民を運ばせたり、自分を援護させたりもできるので、こなれた人たちのプレイは、ものすごいことになりそうですね。プレイするのもおもしろいけど、うまい人たちの連携プレイなどを見るのも楽しいゲームになりそうな予感!

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▲試遊をすると、荊(イバラ)ブレスレットをもらえます。ボタンを押すと、ピカピカ光る。シフトの公式Twitterでは、4連でつないだ写真が挙がっていました。
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▲さらに、試遊が終わると、最初に撮った写真を印刷したものをもらえます。スマートフォンなどでQRコードを読めば、この写真をデータとしてゲットすることも可能です。
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▲『フリーダムウォーズ』のマスコットキャラクター(?)、超高機能汎用窓口係のプロパくんが、現実に登場! 写真を撮られたりと人気者でした。レッツ撮影! プロパくんのTwitterもチェックしてね(@Propakun)。
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▲ジャンプフェスタ2014初日14時から行われた『フリーダムウォーズ』のイベントでは、登場キャラクターのひとり、マティアスを演じる石田彰さんが登場。マティアスのポスターにサインを入れていらっしゃいました。

 というわけで、長く書いてきたリポートも終わり。“ジャンプフェスタ2014”は、明日(2013年12月22日)も開催中なので、気になる人は遊びに行ってください! なお、『フリーダムウォーズ』の公式サイトでは、今回の試遊などに関するアンケート(アンケートページは→こちら)を実施中です。プレイした人もそうでない人も、アンケートに協力すれば、本作がもっといいゲームになっていくかも! まさに、レッツ貢献!

Text by 世界三大三代川