砂漠の世界をさっそく冒険!
『ドラゴンクエストモンスターズ』は、『ドラゴンクエスト』シリーズに登場するモンスターを仲間にして、育成しながら冒険が楽しめる人気RPG。そのシリーズ2作目にして、2001年にゲームボーイ用ソフトとして発売された『ドラゴンクエストモンスターズ2 マルタのふしぎな鍵 ルカの旅立ち/イルの冒険』に、さまざまな新要素を盛り込んで、ニンテンドー3DS向けにリメイクしたのが『ドラゴンクエストモンスターズ2 イルとルカの不思議なふしぎな鍵』なのだ。
今回、初出展された試遊版では、砂漠の世界での冒険が楽しめるバージョンと、対戦が楽しめるバージョンの2種類が用意されている。まずは、砂漠の世界を体験!
最初に主人公を男の子か女の子か、選択する。どちらか決めたら、いよいよ冒険開始だ。すでにスライムとデビルパイン、はなカワセミがパーティに加わっており、すぐにバトルが楽しめるようになっている。ひと枠が空いているので、スカウトに成功すればモンスターが仲間になってくれる。ベビーパンサーやスライム、キャタピラーなど、おなじみのモンスターがあちこち動き回っている、砂漠の世界。遠くに村が見えたので行ってみると、そこはオアシスがある“カルカラの村”。村人に話を聞くと、盗賊団が暴れ回っているが、王様が何もしてくれなくて困っているようだ。ということは、どこかに王様がいるのかも。15分という試遊時間だが、行けるところまで行ってみよう!
起伏に富んだフィールドをさらに奥へ進むと、新しいモンスターが現れ始める。おおさそりとサボテンボールを見つけたので、バトルをしてみようと近づいてみたら、なんとおおさそりがサボテンボールに向かって突進! サボテンボールが、岩の壁に追い詰められているではないか。そこで、おおさそりの背後でアクション「おどかす」を発動! 驚いたおおさそりが逃亡すると、なんと助けたサボテンボールがアイテムをくれたのだ。
この「おどかす」は、本作の新要素“アクション”のひとつ。ほかにも、追ってきたモンスターがそのまま通り過ぎてくれる「しゃがむ」、周りにいるモンスターがつられて踊っちゃう「おどる」(そのスキに背後に回ったり逃げたりできる)、吹けばモンスターが反応して集まってくる「くちぶえ」といったアクションが用意されている。十字キーにそれぞれのアクションが割り振られているので、移動中に思い立ったら、直感的に使うことができる。これは、冒険を大いに助けてくれることは間違いない!
バトルに関しては、基本的には『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D』を踏襲しており、スカウトゲージも健在。多彩なスキルや特技を使って、いかにうまく立ち回るかが重要な点は変わりない。ここは、プレイヤーの腕の見せ所だ。ちなみに、ブラシこぞうを仲間にしたら“あくまの使い手”という称号が手に入ったぞ。
ずんずん砂漠を進んで行くと、立派な建造物を発見! 近くにあった看板には“砂漠の花 アッシアの都”と書いてある。もしかして……と思い、中に入ってみると王様が登場! 住民から盗賊団のことを聞かれたが、別の話題で話をごまかしてしまう……。うーん、ここには何か秘密があるに違いない。
アッシアの都には武器屋もあったが、ゴールドをあまり持っていないので、購入は無理だった。本作から、仲間モンスターに装備させた武器を鍛冶屋で強化できるようになったので、武器次第でバトルの結果は大きく変わる。ここは、今後の楽しみにしておこう。王様の秘密も気になるが、今回はここまで!
新要素で対戦はさらにアツくなる!
続いては、対戦を体験。今回の試遊では、ローカル通信を使った1対1の対戦が楽しめた。
あらかじめ用意されたパーティを使っての対戦だが、もちろん本作から登場する“超Gサイズ”のモンスターも登場する! さらに、『ドラゴンクエストX』から参戦する新しいモンスターで構成されたパーティも用意されていたぞ。ほかにも、Mサイズ、Lサイズのモンスターが組み込まれたパーティも存在するが、どのパーティが使えるかはランダムになっているので、ここは運次第。個人的には、“超Gサイズ”モンスターをぜひとも体験してほしい。豊富なスキルと特技を持つそのパワーは、圧巻のひと言。すぐにでも仲間にしたくなるぞ。
さらに、対戦に大きな影響を与えそうなのが、本作から登場する“ジャッジポイント”の存在。画面下部に表示された数字が、ダメージを与えたり、特性が発動することでどんどんと増えていく。これがジャッジポイントだ。互角の勝負をくり広げたとき、最終ラウンドの判定時の基準となり、ポイントが多いほうが勝利する。実力が拮抗するプレイヤーどうしの対戦だと、どうしても判定までもつれ込むことが多い。そんなとき、このポイントが明暗を分けるのだ。最後の自分のターンで、ジャッジポイントが相手を上回ったときにはもう大騒ぎ! これは、対戦がさらに熱くなることウケアイだ。
発売日が待ちきれない!
ごくわずかのプレイ時間だったが、前作のポイントをきちんとおさえつつ、それらを進化させたうえに、新要素を加えてさらに遊びやすくなっている印象を受けた。もちろん、今回体験できたのは、ほんの一部。でも、これでまたモンスターマスターたちが、全国で熱い戦いをくり広げる日々が始まることは確信できた。
“ふしぎなカギ”から始まる、仲間モンスターとの楽しくも壮大な冒険が体験できるまで、あとちょっと。それまでは、首を長くして待とう。『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D』からモンスターを引き継げるアプリも用意されるので、チェックしておくのもアリだ!
(C)2014 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIX All Rights Reserved. ※画面は開発中のものです。 ※ニンテンドー3DSの3D映像は、同本体でしか見ることができません。画面写真は2D表示のものです。