ボイス・ドラマあり、発表あり、作業用BGMあり!?
2013年12月3日、 ハンビットユビキタスエンターテインメントは『グラナド・エスパダ インフィニティ』全貌発表会をニコニコ生放送で実施した。司会進行は声優の檜山修之さんと綾里まるさんが担当。
最初のコーナーは、ユーザーが執筆したシナリオを豪華声優陣が熱演したボイス・ドラマ“グラシエルロ編”。7月開催のオフラインイベント“ブリスティア完成記念披露会”で発表された企画だ。シナリオ担当はプロの脚本家ではなく、現役プレイヤーの占堂あきらさん。主人公のグラシエルロを演じた檜山修之さんは「すごくおもしろいシナリオで、演じがいがあって、とても気持ちのいい仕事をさせてもらいました。まさかプロじゃなかったとはね」と驚いていた。
内容は、荒れていたグラシエルロがコインブラに渡ったときの回想ストーリーで、能登麻美子さん演じるカミユとの出会いが描かれている。綾里まるさん的には「カミユが襲われているシーンは同じスタジオにいてドキドキしました。きゃー! 18禁!?」とのこと。
ボイス・ドラマからの流れで、新キャラクター“風雷のグラシエルロ”の映像が流れ、コメント欄は大盛り上がり。もちろんボイス担当は檜山修之さんなのだが、じつは檜山さんはゲーム内のボイスを担当する前から本作のオフラインイベントにゲストとして呼ばれていたという経緯がある。檜山さんは「オファーの順番がおかしいだろ(笑)」とこぼしていたが、風雷のグラシエルロの出来は気に入っていた様子。
■風雷のグラシエルロ
プリッツの元で修行を積み、風の章を超える風雷の章を身に着けた。風の流れを体で感じ取り、心の目で獣の弱点を見極めることにより、モンスターへの攻撃力を飛躍的に高められる。
精神力を極限まで集中させるため、スキル発動まで時間がかかるが、対人戦においても一撃必殺の力を秘めている。雷を身にまとい、その雷撃で敵の守りを崩し殲滅する。
風の章と同じく、使用武器はレッグガードで、3回攻撃。固有スキルを使用すると通常攻撃に電磁波が付与されるため、敵の防御力を低下させることもできる。
なお、寺島拓篤さん演じるイオンの自分探しの旅を描いた“イオン編”と合わせて、『グラナド・エスパダ インフィニティ』公式サイトで1ヵ月限定配信される予定となっている。
超豪華な作業用BGM
“作業用BGM”と言えばニコニコ動画の人気ジャンルのひとつだが、『グラナド・エスパダ インフィニティ』の楽曲を使った“作業用BGM”が公開された。
『グラナド・エスパダ』のオフラインイベントではgaQdanによるオーケストラ生演奏が定番になりつつある。今回なぜ作業用BGMを選択したかと言うと、オーケストラライブの担当者から「新しいことにチャレンジしたいから、生演奏ではなく、あえて作業用BGMにしたい」と申し入れがあったかららしい。今回公開された音源は配信用にリマスターされ、後日ニコニコ動画にアップ予定だ。
衝撃的な発言も飛び出したライブカンファレンス
放送の後半では日本運営プロデューサーの中尾圭吾氏が登場。
本日(2013年12月4日)から始動する“インフィニティ”アップデートと、そのテーマについて語った。冒頭で、いきなり「7月のときは弱気だったんですけど、今回はしっかり用意できましたので、ちょっと強気に行こうと思います」と宣言した。
【テーマ(1)拡張最優先のアップデートスタイルへ】
【テーマ(2)FAKE MORPGに終わりを告げる】
''テーマ(3)時代に合わない強制課金の終了''
''テーマ(4)“運営”をユーザーが選択する時代へ''
【インフィニティアップデート3部構成のスケジュール】
内容の解説があったところで、実装スケジュールが発表された。“インフィニティ”は3部構成になっていて、第1弾は本日(2013年12月4日)実施。製造や新キャラなど、主要な項目がいきなり実装される。12月末にはミッションリニューアルやPvPで報酬が得られる仕組みが導入。ラストは2014年1月中で、バハムル後半はかなり大規模。ミッション、フィールド、キャラクターのすべてが実装される。
インフィニティの先の展開についてもすでに企画が進行しているようで、中尾氏いわく「新フィールドなどよりも少し進んだ、新しい概念のコンテンツを入れようと思っています」。ほかのゲームでもあまり見られない要素で、名前は検討中らしい。また、12月4日から新規ユーザー&休眠ユーザーに特典が贈られるイベントが開催される。とくに休眠ユーザーのみなさんには、生まれ変わったフィールドを体験してほしい。また、12月中~末に新しい情報(?)を発表予定とのことなので、こちらも楽しみに待とう。
“ハナモゲラ語”を歌いこなせ!
真面目なアップデートの話を聞いたところで、最後の企画は“【歌ってみた】への挑戦状!?賞金10万円! “ハナモゲラ語の超難曲”。これは本作の楽曲“ODYSSEY”を使ったコンテストで、ハナモゲラ語(外国語に聞こえる架空の言語。タモリさんの4ヵ国麻雀みたいな言語のことです)でいかに“ODYSSEY”を再現できるかを競うというもの。カラオケチェーン“カラオケの鉄人”で歌えはするものの、“ODYSSEY”には明確な歌詞がないようなので、どれだけ“それっぽく”歌えるかが重要となる。
同楽曲を歌って録音(録画)し、指定のタグをつけてニコニコ動画にアップすれば応募は完了。優勝者には賞金10万円が贈られるほか、副賞としてグランドライブショー(おそらくオフラインイベント)のボーカルとして出演オファー! 応募締め切りは2014年1月29日なので、歌唱力とハナモゲラ語に自信がある人は参加してみよう。
配信の最後には出演者の4人が勢揃い。中尾さんは「グラシエルロは僕がいちばん好きなキャラなんですよ。昔からずっと公言してるんですけど。新しいグラシエルロはめちゃくちゃ強いですよ」と、風雷のグラシエルロを絶賛。そして最後に、「明日(12月4日)からゲームがとにかくおもしろくなりますので、お楽しみにお待ちください」と期待させるコメントで配信を締めくくった。