イベント開始前から大盛り上がり!

 セガは2013年11月24日、お台場の東京ジョイポリスにて“ソニックファン感謝祭2013”を開催した。Wii U版とニンテンドー3DS版が発売されている最新作『ソニック ロストワールド』の発売記念イベントでもあるこの感謝祭は、スタート前から既にステージ周辺をソニックファン達が埋め尽くすほどの盛況ぶり。中には“ソニック”グッズに身を包み、ニンテンドー3DS版の『ソニック ロストワールド』をプレイしながら開始を待つファンの姿も!

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▲ジョイポリス限定ぬいぐるみがGETできるUFOキャッチャーも設置されていた
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▲期間中しか食べられない、限定のコラボメニューも!
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▲ソニックたちの登場するアトラクションも、大いに盛り上がっていた

 イベントがスタートし、まず登壇したのは“ソニック”シリーズのプロデューサーを務める飯塚隆氏と、『ソニック ロストワールド』のサウンドディレクターを担当した大谷智哉氏。

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▲“ソニック”シリーズプロデューサー、飯塚隆氏
▲『ソニック ロストワールド』サウンドディレクター、大谷智哉氏

 飯塚氏は「こんなに沢山の人に集まっていただいて本当に嬉しいです。今日は“ロストワールド”をプレイした人はもちろん、そうでない人にも楽しんでもらえるイベントにしたいなと思っています」と語り、大谷氏は「今日はイベントに来てくれた皆さんが主役だと思っているので、僕はそれを笑顔で見守ろうと思います」と語っていた。

ハイレベルな作品の数々

 最初に行われたのは、事前に特設サイトで開催されていたイラストコンテストの結果発表。寄せられた多数のイラストの中から優秀作品賞3名、最優秀作品賞1名を選出して発表された。

 入賞作品の発表前に、惜しくも入賞を逃した作品がいくつかピックアップされたので紹介しよう。

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▲入賞を逃したとはいえ、どれも素晴らしい作品だった

 その後、入賞作品の発表に移り、まずは優秀作品賞の3作品が映し出された。

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▲美麗な作品の数々。発表されるたびに歓声が上がっていた

 そして、いよいよ最優秀作品賞の発表。選ばれたのは新旧のソニックが共演する“「祝!ロストワールド発売&メガドライブ25周年」”となった。

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▲絵の端々から感じられる“ソニック愛”に、惜しみない拍手が贈られた

 結果発表後、飯塚氏は「初めての試みだったが、たくさんの応募があって安心した。ファンの
方々が普段送ってくれるイラストも力作ぞろいなので、また機会があれば紹介したいです」と語
った。

誰が“最速”か決めようぜ!

 次に行われたのは『ソニック ロストワールド』タイムアタック決勝大会。事前に行われた予選大会の上位入賞者たちがステージ上で激しいバトルを繰り広げた。ここからはステージにWii U版ディレクターの岸本守央氏、ニンテンドー3DS版ディレクターの平林孝朗氏も登場。

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▲Wii U版『ソニック ロストワールド』ディレクター、岸本守央氏
▲ニンテンドー3DS版『ソニック ロストワールド』ディレクター、平林孝朗氏

 まず行われたニンテンドー3DS版の決勝戦では、上位の4名が通信対戦で“ウィンディヒル”のZONE1における1位を争った。予選で最速のタイムを叩き出した女性プレイヤー・アカリさんの画面がスクリーンに映し出される形でスタート。序盤は出遅れて最下位まで落ちてしまったが、登壇している開発者、観覧しているギャラリーも驚きの声を上げるほどのルート選択でたちまち1位に。その後は2位以下を圧倒する速さを見せつけて優勝を勝ち取った。

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▲アカリさんの華麗なプレイに、会場全体が惹きつけられていた

 優勝したアカリさんにはトロフィーと、“ソニック・ザ・ヘッジホッグ オリジナル時計”が贈られた。アカリさんは「嬉しいです。ソニックシリーズは男性ファンが多い印象なので、これを機に女性にもプレイしてもらえたらいいな、と思います」と喜びを語った。

Wii U版の決勝戦は“自分”との戦い!

 続いてWii U版の上位2名による決勝戦が行われた。こちらは“デザートルーインズ”ZONE1のタイムアタックにそれぞれ挑戦し、より速いタイムでクリアーした選手が優勝となる。

 まずは予選大会で2位だったGeno(ジェノ)さんがプレイ。無駄のない洗練された動きと、研究を重ねたと思われるルート選択でかなりの好タイムを記録。Wii U版ディレクターの岸本氏も「あんなルートがあったとは…」と驚いていた。

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▲こちらがGenoさんの叩き出したタイム

 続いて予選1位の吉田周平さんがプレイ。だが、先に好タイムを出されたプレッシャーからか、普段通りの動きができない様子でタイムアップを迎えてしまう。決勝前に「予選と違うステージなので少し不安です」と語っていたのだが、その通りの悔しい結果となった。

 Genoさんの優勝で大会は終了…かと思われたが、なんとステージにソニックチームの企画を務める岡田峰行氏が突如乱入。「僕を差し置いてナンバーワンを名乗るのはちょっと待ってほしい」と、Genoさんに対戦モードでの勝負を申し込んだ。

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▲突如ステージに乱入した岡田氏

 Genoさんはこの勝負を受け、エキシビジョンマッチが行われることに。決勝戦とは異なる対戦モードでの勝負となったが、変わらず落ち着いたプレイを見せたGenoさんが勝利!負けてしまった岡田氏は「お前がナンバーワンだ!」と、悔しそうな顔を浮かべながらもGenoさんを称賛していた。

 文句なしの優勝となったGenoさんには、トロフィーと“ソニック・ザ・ヘッジホッグ スタチュー モダンver.”が贈られた。Genoさんは「決勝のステージは世界記録を持っていて自信があったので、魅せるプレイができたらいいなと思っていました。それが実現したのが嬉しいですね。ソニックシリーズは難しい部分もありますが、タイムアタックだけにこだわらずとも楽しめると思うので、ぜひ遊んでみてほしいです」と語っていた。

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『ソニック ロストワールド』クイズ大会も!

 イベントの最後を飾るのは、『ソニック ロストワールド』の知識を競うクイズ大会。最初のうちは“ソニックたちが不時着した「幻の大陸」の名前は何というでしょう?”など、ゲームをプレイしていれば比較的答えやすい問題がメインとなっていた。

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▲回答権を得ようと、激しいアピールをするソニックファン達
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▲正解者には、ソニックグッズの詰め合わせが贈られた
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▲最終問題は難易度の高いイントロクイズ。しかし、BGMが流れた次の瞬間には手が挙がっており、回答者はしっかりと正解していた。これもソニック愛のなせるワザか

 最後に飯塚氏は「今この場では詳しくお伝えできないんですが、Wii U版に新たな要素を追加することを考えています。楽しみにしていてください」と、『ソニック ロストワールド』の今後の展開を語り、大谷氏は「やはり“ソニック”シリーズはアクションゲームなので、今回のようにみんなで一緒にプレイを観て盛り上がるのは楽しいですね」と振り返り、イベントは終了となった。

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▲ファン感謝祭の終了後には、飯塚氏と大谷氏のサイン会も。各々がサインしてもらうアイテムを自由に選び、持ち寄っていた