格段に進化した成長システム、自由度も大幅アップ

 セガから2014年2月22日発売予定のプレイステーション4、プレイステーション3用ソフト『龍が如く 維新!』。今作の武器、防具の錬成システムはシリーズ最大ボリュームになっており、刀や銃だけでなく、槍や大太刀、大筒を含めた特殊武器まで存在する。さらに防具は頭、胸、腕の3か所に装備が可能で、その組み合わせは無限大だ。以下、その概要を紹介しよう。

■素材集め
  
 まずなんと言っても、武具の“作成”“強化”には素材が必要不可欠だ。錬成に必要な素材は100種類以上あり、レアなものから大量に必要なものまで用途はさまざま。
 これらの素材は、敵を倒して落とすアイテムを拾ったり、バトル中に置かれている壺を壊して手に入れる。また、困っている人を助けてお礼にもらうなど、ゲーム中のあらゆる場所に散りばめられている。とくに、カードとなった隊士とともに戦う“バトルダンジョン”は、クリアー報酬で素材が手に入るなど、素材集めを行なう上で非常に効果的なミッションになっている。敵と戦うだけでなく、商店をのぞいたり、野菜を栽培するなど、素材を集めるためにいろいろなことに挑戦してみよう。

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■武具の“作成”
  
 鍛冶屋では、ベースとなる武具に素材を加えることで、新しい武具を作成することが可能。作成できる武具には、攻撃力や防御力といったパラメータのほかに、炎を纏っていたり、敵の防御を崩しやすいなどの特殊な能力を持っている武具も存在する。また、武具だけでなく、火炎弾や雷撃弾といった特殊な弾丸を作成することも可能だ。

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▲強化後武器の属性攻撃。

■武具の“強化”
  
 武具の強化には、“鍛錬”“格上げ”“合成”の3つの種類がある。強化をする際にも、作成とはまた違った種類の素材が必要となってくる。武具強化はミニゲーム形式で決定され、ミニゲームで大成功をおさめると、通常より大幅に能力がアップするようだ。

鍛錬
 武具を鍛え直すことによって、基本性能である攻撃力や防御力を上昇させる。数値の上昇には限界があるが、武具の“格”を上げることによって、さらに鍛錬することができるようになっていく。

格上げ
 武具は全て作成された直後は“鈍(なまくら)”の状態になっている。その武具を“格上げ”することで、業物、大業物といった格の高い武器へと強化できるのだ。格が上がると、武具の鍛錬上限値が上がるだけでなく、敵との競り合いが有利になるなど、戦局を大きく左右することになってくる。
    
合成
 ふたつの武具を“合成”することによって、片方の武具にもう一方の能力を付与することができる。素材にした武具の能力は“印”の形でベースとなる武具に付与され、両方の能力を発揮する武具ができ上がるのだ。印をつけられる数は武具によって異なり、その組み合わせを考えるのも本作の大きな楽しみのひとつになっている。

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▲鍛冶屋の風景。
▲鍛冶屋のメニュー。
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▲鍛冶屋のミニゲーム。

■成長システム

 今作の成長システムは、過去の“龍が如く”シリーズと比べて格段に進化し、その自由度も大きく増している。ここからは、その遊び応え抜群の成長要素を紹介しよう。

主人公自身のレベルと、4つの型の段位
 プレイヤーが操作する主人公、坂本龍馬(斎藤一)には、大きく分けてふたつの成長要素がある。ひとつは主人公自身のレベル(上限99)、もうひとつは4つの型の“段位(上限25)”だ。それぞれ1段階上がるごとに、ひとつの“魂球”が手に入り、その魂球を技に注入することによって、新たな能力を獲得することができる仕組みになっているのだ。
  
主人公のレベル
 主人公のレベルは、敵を倒したりイベントをこなすことによって得られる経験値の累積であり、最大99まで上昇させることができる。レベルが上がることによって、体力の値や格闘攻撃の威力が上昇していく。
  
4つの型の段位
 一刀、短銃、乱舞、格闘のそれぞれの型には、個別に“段位”というものがある。段位は、その型を使って戦っていくことで、最大で25まで上昇する。お気に入りの型を使い込んで、段位を上げていくことが成長への近道となるのだ。

魂球を使った能力強化
 レベルアップ、段位の上昇ではそれぞれ1段階につきひとつ、“魂球”を手に入れることができる。ポーズメニュー内の“能力強化”の画面で魂球を技に注入することで、その能力が戦いで発揮されるようになる。
 能力強化の項目は、4つの型でそれぞれ分かれている。レベルアップで獲得した“修練の魂球”はどの枠にもはめることができるが、段位の上昇で獲得する魂球には色がついており、同じ型の能力にしか注入することができない。それぞれの型の段位をどこまで上げるか、また“修練の魂球”をどこに使うかで戦い方は大きく変化します。自分好みの技を集め、個性的な主人公に育て上げていこう。

''バトルごとの“戦績'”'
 本作では、シリーズ完全新規要素となるバトルの評価を行なうシステム“戦績”が加わった。各バトルごとに、主人公の戦いぶりに応じて、“肩書き”が決定し、経験値や報酬が増減する。
  
バトル中に与えられる“肩書き”
 バトルを進めていくうえで、連続攻撃をどれくらい当てたか、カウンター技やヒートアクションを決めたかなど主人公の行動に応じて評価が加算されていき、一定以上に達すると肩書きが一段階ずつ上がっていく。肩書きの段階が上がると、そのバトルで以降得られる経験値が上昇し、バトル終了時に算出される“総合戦績”にも計上される。
  
バトル後の“総合戦績”
 バトルが終了すると、そのバトル全体の評価が“総合戦績”として表示される。総合戦績では、バトル終了時の評価に加えて、使用した技のバリエーションやその難しさによって評価が決定する。総合戦績の評価が高くなると、“おひねり”としてお金がもらえるだけでなく、追加の経験値を得ることもできるのだ。
 毎回のバトルでの積み重ねが、成長や武器の改造の効率を大きく左右するので、なるべく多くの報酬が得られるように技の数を増やしたり、様々なヒートアクションを使ってバトルを進めていこう。

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▲レベルアップ。
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▲バトル中戦績。
▲バトル後総合戦績。
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▲能力獲得。
▲能力強化画面。