コンテンツレベル119にも対応した感度のよさにビビる
『FFXI』といえば、コンテンツ攻略の際に交わすメンバーたちとの会話も魅力のひとつ。しかしそんな中、会話に参加できない場合がある。メナスインスペクターのボスモンスター攻略のとき、ログとモンスターの挙動に注目し、「スタン」と書かれたマクロを前に不動の姿勢を貫く。コンテンツ攻略のキージョブのひとつである学者での参加が多いと、チャットをする暇がなかなかないのだ。その原因は、感度の悪いキーボード(1980円[税込]で10年前のもの)。基本的に１分に１度くらいのペースでスタンを構えることもあり、その合間にチャットをするのが億劫になるほど、タイピングにはついて来てくれない。
しかし、どうだろうか。今回発売される"FINAL FANTASY XI XIth アニバーサリーキーボード"の感度のよさといったらもう。キーを押し込むと、力を入れることなく文字が打てる。重力の作用にすべてを任せるだけで会話ができるのだ。それも正確かつ迅速に。あと、何気にさわり心地がいい。これなら、「学者さんはいつも無口ですね」と言われることなく、スタンの合間の１分間で会話もできそうなもの。しかし、気をつけなければいけないのは、あまりに会話に熱が入りすぎて、ログを流しすぎてしまう恐れがあることだ。それくらいにタイピングしやすいと感じる。これからシャウトに乗るときは、「学者で参加希望です。ヘイスト、オグメ、ファストキャスト、ハイパフォーマンスキーボード完備です」とアピールしようと思う。これで優先的に誘ってもらえるはずだ。
このキーボードの価格は2万7800円[税込]。これまで使用していたキーボード(1980円[税込])が十数個買えてしまう価格だが、それ以上の充実感は味わえた。ストレスなく遊べる感覚を味わってしまった結果、このサンプル版のキーボードを「まだ試しきれてない」と理由をつけて、向こう10年は借り続けたいほどだ。
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