20周年を迎え、さらに業界に新風を吹かせる!
『アトリエ』シリーズなどで知られるゲームメーカー・ガストが、2013年11月6日、“ガスト創立20周年発表会”を開催。数々のタイトル・プロジェクトのプレゼンテーションを行った。
ガスト/コーエーテクモホールディングス代表取締役社長の襟川陽一氏は、20周年を迎えられたことへの喜びを語り、ファンやメディア、関係各社への感謝の気持ちを述べた。また、今後のガストの新事業について、「非常に期待している」とコメントし、強い決意で臨んでいく、と語った。
続いて、ガストの常務取締役であり、総合プロデューサーを務める井上忠信氏が登壇。1993年に創立してからいままでの20年の歩みを振り返った。
ガストは、20周年を記念し、今年度は例年以上のタイトルを用意。そのひとつが、プレイステーション Vita/プレイステーション3用ソフト『新・ロロナのアトリエ はじまりの物語 ~アーランドの錬金術士~』(2013年11月21日発売予定)だ。
ステージには、『アトリエ』シリーズディレクターの岡村佳人氏と、歴代の“アーランド”シリーズでキャラクターデザインを手掛けてきた、イラストレーターの岸田メル氏が登場。『新・ロロナのアトリエ』の魅力を語った。
『新・ロロナのアトリエ』は、2009年に発売された『ロロナのアトリエ~アーランドの錬金術士~』を再構築したもの。キャラクターモデルは、より岸田氏のイラストの味を活かしたものに進化。バトルや調合は、『メルルのアトリエPlus』のシステムをベースにリニューアルされた。
また、岡村ディレクターは、2013年に発売した『エスカ&ロジーのアトリエ』が、2014年にテレビアニメ化することを発表。こちらの記事で紹介しているとおり、アニメを手掛けるのは、Studio五組であることも明かされた。
続いて登壇したのは、“サージュ・コンチェルト”シリーズディレクターの土屋暁氏と、サージュ・コンチェルトでイオン役を演じている、声優の加隈亜衣さん。ここで、プレイステーション3用ソフト『アルノサージュ ~生まれいずる星へ祈る詩~』(2013年1月30日発売予定)のイメージムービーと、オープニングテーマが初公開された。
ムービーは、『アルノサージュ』のテーマである、“絆”や“心の内面”を表現したもの。登場キャラクターはデルタ、キャス、アーシェス、イオン。『アルノサージュ』独特の世界観が、見事に表されており、加隈さんは「まるで一本の映画を見たみたい」とコメントした。
加隈さん演じるイオンは、サージュ・コンチェルト作品『シェルノサージュ ~失われた星へ捧ぐ詩~』のときよりも、ちょっと大人っぽくなっている模様。これについて、土屋氏は「いろいろ経験したんですよ」とコメント。「そもそも、本当に同じイオンなのか?」という気になる発言も……!?
発売に向けて、開発は佳境に入っているという『アルノサージュ』。15曲もの歌、魅力的な世界&ストーリー、“ためて撃つ”という爽快感が得られるバトルなどがウリとのことだ。また、土屋氏は、限定版“AGENT PACK”には、オルゴールが付属する予定であることを明かした。
“ガスト”という社名の由来は、“一陣の風”を意味する英語“gust”。この名の通り、ガストは、“業界に新しい風を吹かせる”ということを使命としている。土屋氏が「さらなるチャレンジをして、皆さんに楽しみを提供していきたい」、岡村氏が「独自性のあるタイトル、ユーザーの皆さんに支持していただけるタイトルをこれからも開発していきたい」と今後の抱負を熱く語り、発表会は幕を閉じた。
ガストのロゴが2014年1月より変更に!
ガストは今回の発表会にて、2014年1月より社名ロゴを変更することを明らかにした。新たな決意をもって、ガストブランドの価値向上を目指すとのことだ。