第二回ロケテストが開催中!

 2013年11月2日から、3日間に渡って東京、大阪、名古屋、福岡で『ギルティギア イグザードサイン』ロケテストが開催!前回のロケテストから大きく進化を遂げた本作の、新システム、新キャラクターにスポットを当てたプレイレポート掲載するぞ。

『ギルティギア イグザードサイン』第二回ロケテスト版プレイレポート 新システム&新キャラクターの詳細をチェック!_04
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▲『ギルティギア』シリーズのバトルの爽快感を継承しつつも、全く新しいプレイ感覚をもたらしてくれる期待の新作だ。
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▲勝利画面では試合の評価を行ってくれるアイコンが表示される。随所に散りばめられたスタイリッシュな表現にも注目だ。

注目システム1:攻守を逆転するブリッツシールド

 今回のロケテストから、相手の技を受け止めて、無防備な時間を作り出す”さばき技"「ブリッツシールド」が追加された。「ブリッツシールド」はガードと同じく、中段、下段の使い分けが必要だが、コマンド入力完成直後に相手の技を受け止める判定が発生し、効果の持続もやや長いため、切り返し手段として重宝しそうだ。過去作『ギルティギア イグゼクス アクセントコア』にあったさばき技「スラッシュバック」とは異なり、相手に専用のやられモーションを発生させるため、追撃が用意にかけられるのも嬉しいところ。ただし、この専用のやられモーションは、「ブリッツシールド」でのみキャンセルできるため、技をとられても、相手の反撃のタイミングを見極めれば、こちら側も「ブリッツシールド」でカウンターを狙うことが可能になっていた。「ブリッツシールド」をとったあとの反撃に、中段、下段技を使い分けるといった読み合いが煮詰まっていけば、いままでの『ギルティギア』シリーズとは一風変わった爽快感を味わえそうだ。

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▲「ブリッツシールド」はコマンド入力完成直後に発生する。空振時の隙もそれほど大きくないため、積極的に使っていけそうだ。空中版は、着地硬直も少なく、使いやすい印象を受けた。
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▲「ブリッツシールド」をとられて反撃を決められそうになっても、「ブリッツシールド」でカウンターを狙うことができる。ただし、「ブリッツシールド」は覚醒必殺技を受け止めることができないため、覚醒必殺技で確定ダメージを与えることもできるようだ。

注目システム2:各種ロマンキャンセル

 『ギルティギア』シリーズの醍醐味ともいえる「ロマンキャンセル」も、前回のロケテストから大幅な仕様変更を受けていた。黄、赤、紫の3色の「ロマンキャンセル」が存在するのは前回のロケテストレポートで紹介した通りだが、今回のロケテストでは、黄はゲージを25%消費、赤と紫は50%消費に変更されていた。黄色は相手がやられ状態ではない状態かつ攻撃の出始め、赤は相手がやられ状態の瞬間、紫は攻撃判定消失後しばらく経過したあとに「ロマンキャンセル」することで発動を確認できた。黄色「ロマンキャンセル」は、従来のシリーズ作品にあった飛び道具「フォースロマンキャンセル」のような感覚で使っていけそうだ。

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▲黄色「ロマンキャンセル」は飛び道具はもちろん、突進技の発生前にもかけられる。ロケテストでは、突進技を出して、相手のブリッツシールドを誘い、当たる直前で「ロマンキャンセル」→「ブリッツシールド」の空振りを確認してから連続技を狙うというアツい駆け引きも楽しむことができた。

前回のロケテストから追加された4人の実力は?

 今回のロケテストから、アクセル、イノ、スレイヤー、ファウストが参戦。『ギルティギア』シリーズで高い人気を誇るキャラクターたちが参戦したこともあり、ロケテスト会場には多くのプレイヤーが詰めかけた。

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▲追加キャラクターの演出にも注目。スレイヤーの隣には、パートナーのシャロンが。ファウストは怪人っぷりがますます際立っている。

<アクセル>
リーチの長い鎖鎌を使った攻撃が持ち味のアクセルは、遠距離攻撃からチャンスをつかみ、威力の高い連続技を叩き込むというスタイルを得意としている。鎖鎌を鋭く前方へと放つ「鎌閃撃」は、「ロマンキャンセル」との相性が抜群で、連続技や連係のパーツとして活躍しそうだ。「鷂の構えは」構え状態から、リーチの長い上段、中段、下段攻撃を繰り出す必殺技となっており、ダメージと削りダメージが高い。ヒット時は派生の組み合わせ次第で連続技になるため、見返りの高いけん制技として使えそうだ。

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▲リーチの長い技から連続技のチャンスを作り出せるのがアクセルの強みになりそうだ。

<ファウスト>
ファウストは、リーチが長く、隙の小さい通常技を使ったけん制を得意としている。「何が出るかな?」はランダムでさまざまなアイテムを投げつける必殺技となっており、試合に「運」の要素を持ち込めるユニークな一面も。ブラックホールのようなものを発生させ、お互いを吸い込むようなアイテムなども確認した。また、「槍点遠心乱舞」からの派生技である、↑派生は、ファウストが少し浮き上がりつつ攻撃を繰り出す技となっている。連続技のパーツや、奇襲として活用できそうだ。

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▲ファウストを象徴する必殺技、「何が出るかな?」は、ランダムで多彩なアイテムが出現。シリーズ初登場となるものも追加されているぞ。

<スレイヤー>
「パイルバンカー」を始めとする威力の高い技が魅力のスレイヤーだが、相手のガードを揺さぶる絡め手も充実しており、格闘ゲーム初心者にも扱いやすいキャラクターとなっている。「ダンディーステップ」からのHS派生はスレイヤーが小さく浮かび上がり攻撃を繰り出す技で、技の終了後は空中で再行動が可能となっていた。しゃがみガード可能だが、前進しつつ攻撃するため、近い距離でうまく使えば、めくりを狙えるため、「ダンディーステップ」からの一手として活躍しそうだ。

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▲パワータイプのキャラクターでありながら、小回りが利くのもスレイヤーの魅力。中段攻撃の6+Kや、下段から連続技に持ち込めるしゃがみK→近距離Sといったガトリングコンビネーションを使い分けた揺さぶりも可能なようだ。

<イノ>
イノは、「ケミカル愛情」のコマンドが変化したことにより、扱いやすさが格段に向上した。また、「ケミカル愛情」からの派生攻撃は、相手を吹き飛ばしつつダウンを奪うため、けん制や連続技の締めとして活躍しそうだ。また、地上通常技→ホバーダッシュを素早く繰り出せるため、ガードの揺さぶり能力が極めて高い。
多彩な必殺技や斜め上方向へと浮き上がるホバーダッシュは、ロマンキャンセルとの相性も良く、うまく組み合わせて使えば多彩なガードの揺さぶりを組み立てられる。

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▲グラフィックと演出の大幅なグレードアップで、より妖艶になったイノ。使いやすくなったことで、使用人口も増える!?

新しい面白さを確信させてくれる挑戦的な作りこみ

 今回のロケテスト版は、少しプレイしただけでも新しさを十分に感じられた。前回プレイした際は、『ギルティギア イグゼクス シャープリロード』に近いプレイ感覚だったが、今回は全くの別物といっていい爽快感を感じつつ遊ぶことができた。技のモーションは過去の『ギルティギア』シリーズをベースにしたものも多いが、新システムの「ブリッツシールド」と各種「ロマンキャンセル」が、新感覚の駆け引きを生み出してくれるのだ。このほかにも、体力が少なくなっている状態で、覚醒必殺技の威力が上昇するシステムなども導入されており、今までにない緊張感溢れる対戦が楽しめそうだ。今後さらにキャラクター、システム面での調整を行っていくとのことなので、続報と本稼働に期待したい。