『ケリ姫スイーツ』も500万DLを達成

 ガンホー・オンライン・エンターテイメントは、2013年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)を発表。それによると、同社の第3四半期連結累計期間の売上高は1162億6100万円(前年同期比893.7%増)、営業利益は685億1500万円(同2741.1%増)、経常利益は686億7100万円(同2673.8%増)、四半期純利益は426億1700万円(同1412.5%増)で、いずれも大幅増となった。

 注目は、やはり『パズル&ドラゴンズ』を展開するモバイルコンシューマ事業。『パズル&ドラゴンズ』は、2013年10月14日には日本国内累計2000万DLを突破。海外においても、2013年7月1日に韓国で100万DL、同年7月27日に北米100万DLを突破しており、順調にDL数を伸ばしているという。また、2013年9月14日には『ケリ姫スイーツ』が500万DLを達成。9月30日にはスマートフォン向け新作ゲーム『ディバインゲート』のサービスを開始するなど、『パズル&ドラゴンズ』に続くゲームタイトルも揃ってきている。コンシューマ向けには、2013年8月1日に『マインド/ゼロ』、同1日にPS3・Xbox 360向け『Killer is Dead』、並びに8月29日にPS Vita向け『ラグナロク オデッセイ エース』の3タイトルの発売を開始。

 この結果、売上高は1116億8200万円(前年同期比1804.8%増)、セグメント利益(営業利益)は697億4500万円(同3787.2%増)となっている。

 PCオンライン事業は、「スマートフォン市場の急拡大や、携帯型家庭用ゲーム機のオンライン化が進むとともに、ゲームユーザーのライフスタイルの変化などから、前四半期に引き続きユーザーがPC以外の端末へ移行する動きが見られ、売上高は減少傾向」とのこと。だが、12月12日には、ニンテンドー3DS向けに『パズドラZ』が発売。また、同社とソフトバンクの両社は、フィンランドに共同で設立する特別目的会社(SPC)を通じて、フィンランドを拠点に、大ヒットゲームアプリ『Clash of Clans』や『Hay Day』など、モバイル端末向けのゲーム事業を展開するスーパーセル議決権付株式の51%を総額15.3億米ドルで取得するなど、ガンホー・オンライン・エンターテイメントは今後もさらなる飛躍が期待できそうだ。