個人用パソコンの黎明期のソフト群が実際に動作
インターネット・アーカイブが“Historical Software Archive”と題したコーナーを公開した。Javascriptで動作する多機種対応エミュレータ“JSMESS”を組み込んでおり、Webブラウザー上でそのまま動作する。
このセクションで公開されているのは、インターネット・アーカイブが収蔵したコレクションの中から、特に歴史上重要とするソフトウェアの数々。
Atariの1980年の店頭デモ、世界初のパソコン向け表計算ソフトVisiCalc、80年代に一世を風靡したワープロソフトWordStar、Apple IIcのイントロダクション用ソフト、“アドベンチャーゲーム”の始祖『コロッサル・ケーブ・アドベンチャー』をマイクロソフトがIBM PCのローンチタイトルとして移植したマイクロソフトアドベンチャーといった産業史的に重要なソフトが収められており、各ページで動作を実際に確認可能。
マイクロソフトアドベンチャー以外にもビデオゲームが含まれており、Atari崩壊の一因とも言われるソフトE.T.や、『ウルティマ』を生んだリチャード・ギャリオット氏の処女作Akalabeth、Atari版パックマンなどのほか、ピットフォール、カラテカ、チョップリフター、ワイヤーフレームによる宇宙船ゲームEliteといった歴史的タイトルが並んでいる。