戦の大勢は戦う前に決まる!? 覇道のカギを握る外交を紹介

 コーエーテクモゲームスは、2013年12月12日発売予定のプレイステーション3/PC用歴史シミュレーションゲーム『信長の野望・創造』について、外交システムの情報を公開した。
 シリーズ史上最多となる300以上の城が登場する本作において、“外交”は勢力間の関係や状況を整える重要な要素。“工作”“懐柔”など、多彩なコマンドを駆使して周囲との関係を構築することができる。

 また、PC版プロモーションムービーの第2弾も公開された。映像では、一枚絵の3D 全国マップや、リアルに変化する城下町の様子、さらに武将の一人一人まで描かれ繰り広げられる、ダイナミックな合戦など、本作のテーマである「リアル・ダイナミック・ドラマティック」を実感できる内容となっている。

『信長の野望・創造』外交システムの詳細が判明、PC版PV第2弾も公開_16
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◆明智光秀
◆木下秀吉(青年期)
◆お市

合戦に向けて、“外交”で勢力間の関係や状況を整えよう

【1】“信用”を得る“工作”コマンド
 本作では、各勢力に対して積み重ねた“信用”を消費することで、同盟や援軍といった交渉を行える。この“信用”を得るのが“工作”コマンドだ。

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▲“信用”を獲得したい勢力を選択。プレイヤーである織田家から、工作を行おうとする斎藤家に向けてアーチが伸びており、直感的に表現されている。
▲1ヵ月経つと工作の効果が現れる。ここでは信用が40に達したため、“援軍”を頼めるようになった。この時点で工作を中止するか、より多くの交渉をできるようにすべく工作を続けるかを選択できる。
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▲各勢力は“外交姿勢”というプレイヤー勢力に対する思惑を持っている。この“外交姿勢”によって、信用の得やすさが変わってくる。ここでは今川家の織田家に対する外交姿勢は“敵対”となっており、よく思われていないため、信用を得づらい状態になっている。

【2】交渉
 “交渉”は、工作によって得た“信用”を使って、さまざまな効果を得るためのコマンドだ。婚姻によって勢力間の関係を強めたり、同盟によって状況を変化させたりと、“信用”次第で何をできるかが変わる。

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▲どの勢力に対して交渉を行うかを選択。勢力の家紋の右側に書かれた数字が“信用”。この信用と左下の一覧を照らしあわせて、どの勢力にどのような交渉を持ちかけるかを決定いしょう。
▲プレイヤーである武田家が、斎藤家に同盟をするよう持ちかけようとしている画面。同盟は期間によって必要な信用が変わる。現在は“87”の信用があるため、いずれの同盟期間も選べる。
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▲交渉が成立し、武田家と斎藤家の同盟が締結された。外交情報を確認すると、両勢力がアーチで結ばれ、情報表示にも反映される。

【3】援軍
 “援軍”コマンドでは、信用を使って援軍を要請する。“援軍”は軍議から行うことができる。

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▲沼田家に対して、武田家の砥石城攻略を要請しようとしている場面。“援軍”は、敵勢力を目標にすると攻略、自勢力を目標にすると防衛をする。
▲信用と引き換えに、“援軍”の要請を決定。日頃の外交工作で得た信用によって、同盟や援軍の交渉をうまく進めることが、勝利への近道となる。
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▲長尾家の部隊と援軍である沼田家の部隊が、砥石城の防衛部隊と戦っている場面。要請を受けた沼田家が、砥石城を防衛する武田家の部隊と前哨戦を繰り広げ、後からやってきた長尾家の本隊と合流し、一気に攻勢をかけている。

【4】外交情報
 外交の情報はグラフィカルな表現で、直感的に分かりやすいものとなっている。勢力間の情報をよく見極め、有利な状況を作ろう。

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▲浅井家の外交情報画面。浅井家はプレイヤーである織田家を敵視しているが、数多くの勢力と同盟を結んでいる。同盟相手同士は、アーチで繋がれて表現される。
▲プレイヤーである織田家に対する、周囲の勢力の外交状況。武田家をはじめ、浅井家、朝倉家、六角家などの多くの勢力が同盟関係となっており、織田家を取り囲んでいる。

【5】国人衆
 全国には大名家のほかに、“国人衆”と呼ばれる小さな勢力が点在する。国人衆は周囲の勢力の状況によって、各勢力を支持する。

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▲国人衆の荘は、大名家の拠点とは異なる見た目で、全国に点在している。伊賀には、百地三太夫が頭領である伊賀衆などの強力な国人衆も数多く登場する。

【6】懐柔
 “懐柔”は、国人衆の“支持率”を上昇させるコマンドだ。国人衆は特定の勢力に所属しているわけではなく、味方をする勢力が“支持率”によって変わる。そのため国人衆を味方につけるには、他勢力よりも高い“支持率”を得る必要がある。

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▲“懐柔”を実行する武将を選ぶ画面と、支持率の上昇予測が確認できる画面。知略が高い武将ほど、より効果的に事を運ぶことができる。ここでは知略が高い山本勘助を実行武将にしたことで、“支持率”大上昇が期待できる。
▲“懐柔”を行った翌月の評定で、“懐柔”の結果を実行武将が報告。山本勘助が担当した小山田衆をはじめ、ほかの武将が“懐柔”した国人衆についても支持率の変化が現れている。