『レインボーシックス』シリーズなどで一大フランチャイズを築く
「レッド・オクトーバーを追え!」をはじめとするジャック・ライアンシリーズなどで知られる小説家トム・クランシー氏が、ボルチモアの病院で死去したことをニューヨーク・タイムズなどが報じている。66歳だった。
多数の映画化作品を持つ同氏だが、ゲーム業界にも多大な貢献をしている。中でも、同氏が共同設立したゲームスタジオRed Storm Entertainmentを通じ、「レインボー・シックス」を、単に撃つだけのゲームではない、緊迫したテーマや戦術性を盛り込んだ“タクティカルシューター”としてリリースし、ジャンルを大きく成長させたことは、その後のFPS/TPSの歴史を見ても特筆すべき点であると言えるだろう。
その後、Red Storm EntertainmentがUbisoftの傘下となり、“トム・クランシー”の名を冠した多数のゲームが一大フランチャイズを形成し、現在も『Tom Clancy's The Division』などが開発中であるのはご存知の通り。Ubisoftは今回の訃報にあたり、Facebookで同氏の偉大な業績を称えるコメントを発表している。
We are deeply saddened to learn of Tom Clancy’s passing, our condolences go out to his family. More here: http://t.co/SiZYxgwBBu
— Ubisoft (@Ubisoft) October 2, 2013
これまで沢山の作品を楽しませて頂きありがとうございました。心からお悔やみ申し上げます。