“破壊の美学”を極めたシリーズ最新作登場

 2013年9月19日~22日に開催された“東京ゲームショウ2013”。会期中に、エレクトロニック・アーツから発売される『バトルフィールド4』(以下、『BF4』)についてのお話をうかがうことができた。今回は、おもにマルチプレイ部分のプロデュースを担当しているDaniel Matros氏にお話を聞いた。

“コマンダーモード”が復活した『BF4』

“破壊の美学”を極めたシリーズ最新作! 『バトルフィールド4』インタビュー【TGS2013】_02

――Matrosさんは、『BF4』では、おもにマルチプレイ部分を担当しているとお聞きました。
Daniel Matros(以下、Daniel) 私はEA DICEには4年ほど在籍していて、現在は『BF4』のプロデューサー、とくに“マルチプレイと観戦モード”の担当ということになります。

――なるほど。では、『BF4』のマルチプレイの魅力はどういった部分ですか? TGSでマルチプレイの試遊台が出展されました。
Daniel プレイステーション4版のマルチプレイを体験できるのは初めてだと思います。E3で公開した“Seige of Shanghai”というマップをプレイできるのですが、このマップが非常におもしろいんですよ! 状況によってさまざまに変化していきますし、実際にプレイした方には楽しんでいただけたのではないかと思います。互いにターゲットの爆弾の破壊を目指すというルールの“Obliteration”ですが、最初は難しいと感じるかもしれませんが、マルチプレイならではの体験ができるのではと思っています。それから、小隊の人数が5人になりました。この変更もプレイには大きな影響があると思います。

――PS4版のマルチプレイは64人対戦になったそうですね。
Daniel そうです。『バトルフィールド』のマルチプレイは64人! だと思いませんか(笑)? そういったご意見もいただきましたし、対応できることになりました。

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“破壊の美学”を極めたシリーズ最新作! 『バトルフィールド4』インタビュー【TGS2013】_01

――『BF4』では、“コマンダーモード”が復活しましたが?
Daniel 私が大好きだからです(笑)。コマンダーの役割は重要なのですが、コマンダーだけに戦闘の責任が行かないように注意しています。ちなみに、コマンダーを64人のなかに入れてしまうともったいないので、64人+2人(コマンダー)という構成になっています。また、コマンダーはスマホやタブレットから操作できる点も注目してほしいですね。コマンダーは戦場に出撃することがないぶん、実力を仲間に示す必要があります。信頼に足る司令官だとね。

――『BF』シリーズは、SNSなどにも早くから注目していましたね。
Daniel “バトルログ”というサービスで、プレイヤーの戦績などを見ることができます。これはもちろん『BF4』にも対応しているので、早く体験してもらいたいですね。

――現行機と新世代機の差異はどういった部分ですか?
Daniel 現行機でも十分おもしろいものになっていると思いますが、新世代機はマルチプレイの人数が64人になり、フレームレートも60fpsになります。これは、気になる人にはとても大きい部分だと思います。10月にはベータテストが始まる予定なので、まずはそちらを試してもらうのもいいかと思います。

――最後に、日本のFPSファンにメッセージを。
Daniel 日本でもFPSが人気のジャンルになっていると聞いて、とてもうれしく思っています。我々の自信作『BF4』をとにかく楽しんでほしいと思います。感じたことをぜひ教えてください。フィードバックしたいと思います。

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