コスプレイヤーではありません。原田Pです
2013年9月19日より、東京・幕張メッセで開催されている“東京ゲームショウ2013”。最終日となる9月22日、会場内のバンダイナムコゲームスのブースにて、『鉄拳』シリーズを手掛ける原田勝弘プロデューサーが何やら特殊メイクをされているという情報をキャッチしたので、さっそく見に行ってきた。
頭にタオル、『アイドルマスター』の水瀬伊織Tシャツという姿でステージに現れた原田P。「特殊メイクをやることになって、水瀬伊織になりたいと言ったら、社内から脅迫状が届きました(笑)」と挨拶。『『鉄拳』シリーズで思い入れのあるキャラクターは?」と聞かれ、「ひいきしているように思われるとイヤなので、ふだんは言いませんが、やはり三島平八ですかね」とコメント。ここで、特殊メイクを施されるもうひとりのモデル、YouTubeで、なりきりメイクなどのメイク動画を発信するメイクチャンネルを主宰している、ササキアサヒさんが登場。さらに、特殊メイクを担当する特殊メイクアーティストのJIROさんと、こまつよしおさんも登場した。JIROさんとこまつよしおさんは、同ブース内の『GOD EATER 2(ゴッドイーター2)』エリアのマルドゥークの造形も手掛けたという。原田Pは三島平八、ササキさんは、『鉄拳3』や『鉄拳タッグトーナメント2』に登場したエンシェントオーガに変身するということが発表され、さっそく特殊メイクがスタートした。
特殊メイクが行われるあいだ、話すことができなくなるモデルふたりは、ホワイトボードによる筆談を行うことに。「ふつうなら3時間ぐらいはかかるところを、今日は1時間半でやります。平八は日本人の割に彫りが深くて、けわしい表情なので、メイクが終了したら自然にその表情になるようにしていきたい」というJIROさん。
なんと途中からバンダイナムコゲームスの馬場英雄プロデューサーが登場! 「今日の夜中に呼ばれましたよ。Twitterで(笑)」とステージに上がってきた馬場Pは、すでに元の顔が全然わからなくなった原田Pを見てビックリ! 「特殊メイクってすごいですね。僕もやるかもしれなかったんですけど、やらなくてよかったです(笑)」と、原田Pやササキさんの特殊メイク風景をまじまじと眺めていた。
ササキアサヒさんのエンシェントオーガがひと足早く完成! 「ササキさんの頭が思ったより小さく、キャップをシワなくつけていくのがたいへんでした」と、こまつよしおさんが仕上がりを満足そうに見ながらコメント。ササキさんが手を伸ばしても届かない程の大きな兜は、発砲スチロールのような軽い素材で製作したということで、見た目よりは重くない模様。
続いて、原田Pの三島平八も完成。度つきのサングラスがないと周りが見えにくいという原田Pのために馬場Pが写真を撮って目の前に出すと、とても驚き、思わず二度見するほど。きちんと道着とゲタを履いて、貫禄たっぷり!
「これ、うちの社長になりたい。ハンコとか押し放題じゃない? 誰にでもなれそうだよね(笑)」と、特殊メイクの力に驚きつつ、「声は自分だけど顔は全然違うし、どういうキャラで喋ればいいのかわからない」と困惑する原田P。ササキさんは、「内なる自分が出た感じで、とても気持ちいいです。ふだんは自分でメイクをしますが、されるのも好きなので、すごく楽しかった」と喜びを表していた。ゲスト参加した馬場Pは、「特殊メイクって初めて見ましたが、本当にすごいですね! 本当に自分がやらなくてよかった(笑)」と、コメントした。
最後は、来場者に向けて記念撮影タイムをとりつつ、出演者どうしでも記念撮影を行い、ステージは無事終了。原田Pは今日一日、三島平八の姿で会場内を回るそうなので、運がよければ出会えるかも!?