共闘プレイで巨大エネミーを倒す!

プレイ映像で『ファンタシースター ノヴァ』のバトルの醍醐味を垣間見た!【TGS2013】_06

 2013年9月19日から22日(日)の期間中、千葉県の幕張メッセで開催されるイベント“東京ゲームショウ2013”。9月19日にセガブースにて、ファンタシースターシリーズの新プロジェクトとなる最新作『ファンタシースター ノヴァ』のステージイベントが行われた。

 ステージには、セガの都築靖之プロデューサーと、トライエースの田村裕志プロデューサー、セガの山下浩平ディレクターが登壇。開発の経緯を始め、本作の特徴である巨大エネミーとのバトルや、最大4人で共闘できるアドホックプレイなどについての紹介がされた。

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▲セガの都築靖之プロデューサー(左)と、トライエースの田村裕志プロデューサー(右)
▲セガの山下浩平ディレクター

 『ファンタシースター ノヴァ』はオンラインRPG『ファンタシースターオンライン2』(以下、『PSO2』)と共通の世界観を持つが、ネットワーク環境のない人や、オフラインでのシリーズ新作を望むファンからの希望が多いことが、本作の開発のきっかけとなっている。ファンタシースターの世界を広げようと、『PSO2』の酒井プロデューサーと協議を重ね、新プロジェクトを立ち上げるに至ったとのこと。

 また、都築プロデューサーは、“新しいファンタシースター”を作りたいということから、RPGを得意分野としSFの世界観にも強いトライエースとタッグを組んだと説明。 一方、トライエースの田村プロデューサーは、『ファンタシースター』は、ファンも制作スタッフも熱い人ばかりで緊張感がある、と語る。トライエースのタイトルは、アニメーションや光の表現を情感細やかに作っており、本作のストーリーではもちろん、バトルの部分でも独自の空気感を出せるのでは、と述べた。

 『ファンタシースター ノヴァ』の舞台となるのは惑星“マキア”。プレイヤーはアークスの一部隊に所属しており、マキアでの調査を行う。その調査でのできごとがストーリーとして描かれるという。マキアではエネルギー源である“フォトン”を使えず、部隊は過酷な状況のなかで協力して生き抜くことになる。この“サバイバル感”が、本作の特徴のひとつだ。

 ストーリーのテーマは“約束”。極限的な状況での仲間との絆がドラマとして描かれる。“約束”は、ゲームのなかで大きな意味を持っているとのこと。

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 バトルの基本的なゲームシステムは、『PSO2』を踏襲しており、そこに本作独自のカスタマイズがなされている。アドホック通信による最大4人での共闘プレイが可能で、巨大エネミー“ギガンテス”を協力して倒すことが、共闘プレイの醍醐味となる。互いに声をかけあえるアドホック通信の距離感ならではの熱いバトルが楽しめるのだ。

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 ステージ後半では、実機でのプレイ映像から本作のバトルについて、山下ディレクターが説明。なお、映像は開発中のもので、さらなるクオリティアップが図られるとのこと。

 映像は4人の共闘プレイで、全身を大砲や機銃で武装した恐竜のような“ギガンテス”とのバトルシーン。このギガンテスは、見るからに巨大で、60メートルほどあるという。このようなギガンテスは突然、フィールド中のどこにでも出現する。

 本作には対ギガンテス用の“パイル”と呼ばれる銛のような特徴的な武器がある。エネミーに打ち込んで攻撃するほか、打ち込んだ部分をほかのプレイヤーが攻撃を重ねると、エネミーの装甲の内部へダメージを与えられる。また、空間に足場を作ることができ、巨大なギガンテス攻略のためのカギとなる。
ほかにもパイルには特徴があるらしいが……!?

 映像では、ギガンテスが両肩の武器から砲撃したり、両脇からマシンガンのように銃撃を行うシーンが見られた。プレイヤーが特定の箇所に攻撃を与えることで、装甲を破壊でき、ギガンテスの弱点が露出する場面も。なお、ギガンテスはさまざまな容姿のものがいるようだ。

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 最後に、公式ツイッターがすでに開設されており、そこに寄せられた質問への回答がなされた。

Q.『PSO2』を知らなくても、楽しめますか?

A.本作独自のキャラクターが登場しますし、マキアという新しい惑星を舞台にしています。『PSO2』をプレイしていない方でも、すんなり入っていけるストーリーに仕上がっています。(都築プロデューサー)

Q.シナリオや世界設定は、セガとトライエースのどちらが制作しているのでしょうか?

A.山下ディレクターから世界設定や実現したいことを受け取り、トライエースで非常に長い時間をかけて、それを広げていった形になります。また、『PSO2』チームが監修にあたっています。(田村プロデューサー)

Q.フォトンが使えなくても戦えるのでしょうか?

A.ちょっとストーリーの根幹に関わる部分なので、あまり詳しくは言えないですが……、どうしてフォトンが使えないのかは、プレイしてみてストーリーから探って欲しいですね。その状況をどう打開するのかも、サバイバルの一環と言えると思います。フォトンが使えないといっても、“ファンタシースター”の楽しみやバトルを制限するものではありません。(山下ディレクター)