Xbox Liveでいちばん熱いコーナー! 世界のインディーズ作品を独断と偏見で紹介!
ゲームファンであれば、誰もが一度は“一流ゲームクリエイター”を夢見るもの。ここで紹介する”Xbox Live インディーズ ゲーム”は、そんな夢を追い続けるアマチュアクリエイター(ときにはプロのクリエイターも!)が、日夜新作をリリースしているという、Xbox Liveでもナンバーワンの更新頻度を誇るコーナーだ。ここでは、筆者の独断と偏見に基づいた注目作3タイトルをピックアップ!
8月配信分では、アクション2タイトルとシューティング1タイトルを紹介するぞ。
オススメその1 ~爽快感あふれる格闘アクション~
タイトル:First Puncher
ジャンル:アクション&アドベンチャー
製作元:Jacob Lewandowski
価格:500円
連れ去られたミスコン参加者を救出すべく戦う横スクロールアクション。方向キーまたは左スティックがキャラクターの移動、Xボタンがパンチ、Yボタンがキック、Bボタンがつかみ、Aボタンがジャンプ、左トリガーがガード、右トリガーとXYB同時押しでそれぞれスペシャルアタック。
キャラクターごとにスペシャルアタックが異なるが、基本性能は大差ない。攻撃のリーチは短いが、軸ずらしなどこの手のアクションゲームのセオリーがきちんと機能しており、ビシビシと小気味よく戦える。ヒット音がやや強調されすぎな印象もあるが、爽快感があり、決して悪くはない。
ゲーム開始時やデモシーンで(恐らくはロードにより)突然カクつくなど細かい不満はあるが、それをのぞけば完成度は高い。個人的には養蜂業者(白いキャラクター)がツボで、このキャラクターに関しては、非凡なデザインセンスを感じる。インディーズのこの系統にしてはやや高めの価格設定がネックだが、格闘アクションが好きな人には十分アピールしそうだ。
オススメその2 ~レトロな横スクロールアクション~
タイトル:The Last Fortune
ジャンル:アクション & アドベンチャー
製作元:Vile
価格:100円
他国の侵略と戦う横スクロールアクション。方向キーまたは左スティックがキャラクターの移動、Xボタンが攻撃、Aボタンがジャンプ、Bボタンがスペシャルアタック。メッセージの早送りはYボタン。
キャラクターはふたり、難易度は3段階(FAIR、CHALLENGING、PAINFUL)から選択可能。アクションが苦手な人はFAIR、得意な人はCHALLENGINGからのスタートがおすすめ。FAIRは武器を適当に振っているだけで先に進めるが、それ以上の難易度は敵の攻撃パターンと間合いをきちんと把握しておかないと確実にダメージを食らう。アイテムによる回復、集めたお金でパワーアップなど定番の要素もきちんと用意されている。
グラフィックに関しては、正直地味というか「もっとがんばれるかな」といった印象だが、アクションなど基本面はしっかりしており、アクションゲームが好きな人ならきっと楽しめるはず。見た目で避けていた人は、この機会にぜひチェックしていただきたい。
オススメその3 ~シンプルなアクションシューティング~
タイトル:Dawn Of The Fred
ジャンル:シューティング
製作元:Sticky DPad Games
価格:100円
トップビュータイプのシューティング。出現するゾンビを片っ端から倒し、集めた宝石で武器などをアップグレードしてどんどん強くなる敵に対抗していく。最大ふたりまでのオフラインマルチプレイが可能。
Xbox 360のインディーズ ゲームでは、この手の作品は定期的にリリースされるが、本作は射撃を4方向にしぼっているのがポイント。右スティックで8方向など細かく撃ちわけられる作品が大半を占めるが、システムデザインでシビアな狙いを求めるのでもなければ、じつは4方向でも全然問題ないというか、このほうが狙いがつけやすく遊びやすいことも往々にしてある。本作はその典型という感じで、シンプルさがいい方向に作用している。
デフォルトのゴア演出だと、ゾンビを倒すたびに血飛沫ドバドバで、落ちている宝石との区別さえつかなくなるが、これはオプションでオフにできる。オフのほうが遊びやすいが、たとえ見づらくても「(ゴア表現が)なければないでさびしいなぁ」となるのはゾンビ好きの性(さが)か。この手のシューティングは食傷気味という人もいそうだが、そうでなければカジュアルに楽しめる1本といえそうだ。
■著者紹介:豊臣和孝
フリーライター。月刊時代のファミ通Xbox 360誌よりファミ通.comにて実質コーナー継続中。毎月3タイトルをピックアップしてご紹介が基本スタイル。近年はプラットフォーマーのインディーズに対する注目度も向上し、よりよい作品との出会いが増えることを期待しております。