シリーズ最新作の仕上がりは順調

 2013年8月21日~25日(現地時間)、ドイツ・ケルンにて開催されている欧州最大級のゲームイベント“gamescom 2013”。その会場で体験できたユービーアイソフトの『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』のプレイリポートをお届け。

どこまでもシームレスな世界に感動――『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』プレイリポート【gamescom 2013】_01
どこまでもシームレスな世界に感動――『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』プレイリポート【gamescom 2013】_03

 まずは、主人公が海賊な本作の目玉のひとつ、海戦を体験。状況はいきなり戦闘状態で、複数の敵船が襲ってくるのでこれを倒すことに。船を操りながら大砲や機雷で敵船を攻撃していく。大砲のエイミングはそこまでシビアではないので、ガンガン砲撃が当たって爽快だ。攻撃で敵船の動きを止められた場合、その船に近づいてボタンを押すとクルーがフックを投げて船を引き寄せてくれるので、乗り込んで攻撃を仕掛けることができる。敵船のキャプテンとクルーを倒して制圧すると、乗り込んだ船の部品を使って自分の船を修理することが可能。修理が一番大事だが、ほかにミニゲームをプレイしたりといった要素もあるそうだ。周囲に展開していた敵船をすべて倒したので、つぎは小島に上陸してみる。船から陸へ降りる際に全くローディング時間がなくシームレスに移動できるのは驚きだ。海を泳ぐこともでき、泳いでいる魚は銛でついて仕留めることも出来るようだ。上陸して島にあった見張り台に登って周囲の状況を確認、これからの行動を決める。このあたりは、これまでのシリーズと同様だ。

どこまでもシームレスな世界に感動――『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』プレイリポート【gamescom 2013】_04
どこまでもシームレスな世界に感動――『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』プレイリポート【gamescom 2013】_06
どこまでもシームレスな世界に感動――『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』プレイリポート【gamescom 2013】_05

 次に街に行ってみることに。ここでスタッフさんが取りだしたのが、本作のコンパニオンアプリが入ったタブレット。これはゲームと連動するアプリで、マップに現在の自分の位置などが表示されるというもの。本作はオープンワールドなのでどこでも行けるが、あまりにも広いので、このコンパニオンアプリをタブレットなどで見て、自分の位置を把握するのがオススメだそうだ。アプリはユービーアイソフトのテクノロジーなのでどんなスマホ、タブレットでも使用可能。同様の機能はもちろんゲームにも入っているが、いちいちマップを開かなくていいのは確かに便利だ。自分の位置を確認して、ファースト・トラベル(マップ上で行き先を指定してそこに飛べる機能)を使ってハバナの街へ。
 街では、これまでのシリーズと同様に、建物を登ったりしながら移動できる。街を探索していると、伝書鳩の小屋を発見。ここで暗殺のクエストを受けられたので、ターゲットを探すことに。ターゲットはミニマップ上で赤いドクロマークが付いている人物だ。場合にもよるがターゲットには護衛がいるため、一定以上近づくとガードが攻撃してくる。このため、建物の周囲や屋根の上を調べて、見つからずにターゲットに接近する方法を探さなければならない。このあたりも、シリーズ作と同様だ。今回は木の茂みに隠れて暗殺のチャンスを窺ったが、プスリとやるタイミングを間違えて、結局護衛を巻き込んでの大乱戦に。7人が相手の死闘となったが、華麗にさばいて見事クエストをクリアー。戦闘の楽しさももちろん健在だ。

どこまでもシームレスな世界に感動――『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』プレイリポート【gamescom 2013】_07
どこまでもシームレスな世界に感動――『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』プレイリポート【gamescom 2013】_09
どこまでもシームレスな世界に感動――『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』プレイリポート【gamescom 2013】_02
どこまでもシームレスな世界に感動――『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』プレイリポート【gamescom 2013】_08

 さて、短時間だがプレイしてみて強く感じたのは、本作の世界がどこまでもシームレスなオープンワールドであるという点。なんと、プレイ中にロードは1回もなかった。今回プレイしたのはPS4版で、バックグラウンドでさまざまな処理をしているため、ロード回数を格段に減らすことができているとのこと。ゲーム性もさることながら、こういった部分でも大幅な進化を遂げている『アサシン・クリード』最新作。機会があればぜひ体験してみていただきたい。