『LoV III』の稼動を記念したオープニングセレモニーが開催

 スクウェア・エニックスが手掛ける人気のアーケードゲーム『ロード オブ ヴァーミリオン』(以下、『LoV』)シリーズ。その最新作である『ロード オブ ヴァーミリオンIII』(以下、『LoV III』)が本日(2013年8月22日)から順次、全国で稼動開始となった。稼動を記念して開催されたオープニングセレモニーの模様をお届けしよう。

 美麗な“使い魔カード”のコレクション性と、戦略性の高さで人気のアーケードカードゲーム『LoV』。その最新作である『LoV III』は、筐体を一新するとともにゲーム性も大幅に変更し、大きな話題を呼んだ意欲作。その稼動を記念したオープニングセレモニーが、2013年8月22日(木)、東京・新宿区のタイトーステーション BIGBOX高田馬場店にて開催された。

▲オープニングセレモニーに先立ち、スクウェア・エニックス代表取締役社長の松田洋祐氏が挨拶を行った。

 松田氏は、「『LoV』シリーズは今年で5周年になると同時に、スクウェア・エニックスが業務用アーケードゲーム市場に参入した歴史でもあります。世界観、グラフィックス、ゲームプレイにおいてスクウェア・エニックスらしい作品を、アーケードゲーム市場に投入させていただきました。また、皆さまの高い支持をいただけたことを非常に誇りに思っております」とよろこびを語った。さらに「『LoV』シリーズは新規IPとして、スクウェア・エニックスとしての大きな挑戦だった」とも述べた。また、松田氏はスクウェア・エニックスが手掛けているもうひとつのアーケードタイトル『ガンスリンガー ストラトス』にも触れ、

・『ガンスリンガー ストラトス』が、現時点で全国で1800台が稼動していること
・若いユーザーの支持を得ていること
・ユーザーの2割が女性プレイヤーであること

 などを挙げ、「これまでゲームセンターに来たことがなかった新規のユーザーさまや、若い女性のユーザーさまに好評いただいていることが大きな驚きであり、大きなよろこびでもあります」と語り、最後に「『LoV III』も非常におもしろいゲームであると確信しております。ぜひご期待ください」と結んだ。

▲『LoV』シリーズ総合プロデューサー・柴貴正氏。

  つぎに挨拶を行ったのは、『LoV』シリーズの総合プロデューサーである柴貴正氏。『LoV』シリーズが5周年を迎え、ゲーム性が新しくなった『LoV III』について、「4対4のマルチ対戦の戦略性の高さや、ユーザーどうしのコミュニケーションを含めて、楽しめる作品になっています。本作は635店舗で2558台が導入されており、前作の約1.5倍になりました。アーケードゲームはユーザーのリテラシーが高く、おもしろいゲームであれば必ず遊んでもらえる市場なので、実際に触ってもらって『LoV III』を判断してほしいです」と語ってくれた。

▲『LoV III』ディレクターの浅尾祥正氏。

 最後に『LoV III』ディレクターの浅尾祥正氏が登場。「これまでのシリーズ作のいいところを踏襲しつつ、新しい要素をふんだんに取り入れ、ゲームセンターに新しい風を呼び込める正統続編になったと自負しております。使い魔カードに関しても、煌びやかな使い魔に加えて、第1作の『LoV』に立ち返り、ダークファンタジーを強く意識した使い魔を用意しました。」とコメントした。また、新しいチャレンジとしてプレイしたゲームの動画を、『LoV III』のメインユニットを介して持ち帰ることができるシステムを導入したことをアピール。「友だちと動画を見て、盛り上がってくれたらいいです」(浅尾氏)と語った。

▲コメントの途中でおもむろに3枚の未開封のピロー(使い魔カードが封入されている袋)を取り出した浅尾氏。突然のピロー開封式が始まり、ボム、白虎、ムーの使い魔カードを引き当てた。なんとはムーは本邦初公開! 会場からは「お~」との声も。
▲3名の挨拶が終了後は、テープカットが行われた。『LoV』シリーズの新たな伝説が、いまここに幕を上げたのだ!

オープニングセレモニーの後は、ついに開店! ユーザーの長蛇の列が!!

 午前10時を回り、ゲームセンターが開店。タイトーステーション BIGBOX高田馬場店では、オープニングセレモニーのほかに、一般プレイヤーに向けた稼動開始記念イベントが実施されることになっていたため、多くのユーザーが開店時間を心待ちにしていたのだ。

▲『LoV』シリーズのレアカードを持っていくと、柴プロデューサーが『LoV III』のレア以上確定の未開封ピローと交換してくれる“カードトレードイベント”。整理券が即時終了するほどの人気で、ゲームセンター内に長蛇の列が形成されたぞ。
▲もちろん、ゲームも大盛況。先着48(しば)名のユーザーには『LoV III』限定オリジナルアルバム、NESiCAシールシート、使い魔カードを1枚プレゼントという豪華な特典も。開店時には、すでに夕方までプレイできない番号まで整理券は配られていた。

囲み取材で気になる情報の数々が判明!?

 オープニングセレモニー終了後は、メディアに向けた囲み取材が実施された。囲み取材で明らかになった『LoV III』のディープな情報は以下にまとめたのでチェック!

――本作をゲームプレイするにあたり、始めに主人公を選ぶことになりますが、松田さん、柴さん、浅尾さんだったらどのキャラクターを選ばれますか?
 僕はギデオン推しなので、ギデオンです。
松田 私はアンジェラです。
浅尾 すごく悩みます……。主人公は装備品の着せ換えがおもしろいので、僕はバルドかジュリアかテオの3択で悩んじゃいますね。

――8人対戦のマルチ対戦と言うことで、コミュニケーションが楽しいゲームとおっしゃってましたが、具体的にどのようなコミュニケーションが発生するのでしょうか?
浅尾 オンラインゲームなので、もちろんゲームセンターの場所に関係なく、全国のプレイヤーさんと敵味方マッチします。その際、味方プレイヤーさんとお互いのデッキのコンセプトや状況を見て、フレキシブルに判断して行動し、それがハマったときは協力プレイならではの気持ち良さが得られますね。また、本作はチャット機能があるので、バトル中に味方との意思疎通が取りやすいと思います。もちろん、ゲームに慣れるまでは細かいことを考えずに気軽に「よろしくお願いします」とチャットを飛ばし合いながら楽しんでもらえれば。

――好きな使い魔を教えてください。
 難しいですね、ぱっと出てくるのはサボテンダーかなぁ。僕はバトルで使っていくうちに、使い魔に愛着が出てくるタイプなので、好きな使い魔は変わっていきます。
浅尾 稼動日なので、これまでに未発表の使い魔の名前を出しちゃいますが、個人的に好きな使い魔は安倍晴明ですね。お気に入りの1枚です。ちなみにちょっとしたコンボが狙える使い魔カードだったりもしますよ。

――携帯サイトの注目ポイントについて教えてください。
浅尾 まずはキャラクターのカスタマイズ要素ですね。キャラクターの見た目を変えたり、武器の持ち換えができたりします。もちろんゲーム中でもできるんですが、ゆっくりと自分の携帯電話でカスタマイズしてください。そして、使い魔カードの裏面には“フレーバーテキスト”が記載されているのですが、自分がゲーム内で1度でも使用した使い魔は、携帯サイトでフレーバーテキストの続きを読むことができます。また、携帯サイトで武器の“錬成”も行えます。

――今後の展開についても教えてください。
 ストーリーモードの追加があるほか、いろいろなことを仕込んでます。もちろんカードゲームなので、カードを引く楽しみが多ければ多いほどいいと思ってますので、いままでのシリーズと比べても、多めにカードの追加を予定しています。

――『LoV』シリーズと言えば、さまざまな称号もユーザーさんが気になっているところだと思います。称号の獲得条件などのヒントを教えていただけますか?
浅尾 称号に関しましては、僕らも“『LoV』らしさ”のひとつだと思っています。なので、これまでのシリーズ作で取れていた称号の条件と、同じような条件や似たような条件でいろいろな称号が手に入ります。シリーズ作を遊んでくださっているユーザーさんなら、「こうすると取れるんじゃないかなー?」と予想して遊んでいただけると、取れたりします。また、ゲスト使い魔に関しても、当然称号は用意されていますし、フレーバーテキストの世界観でつながっている使い魔にも称号は用意されています。いろいろ試しながら遊んでいただければ。

――『LoV III』は公式大会などはあるのでしょうか? また、開催する場合はルールはどうなるのでしょうか?
 正直、悩んでいるところです。大会は何らかの形で開催するのが『LoV』だと思うんですが、どういうレギュレーションにするかなどは、ユーザーさんの遊びかたを見つつ、これから考えていこうかなと。そして、いままで以上に“脚を使う運営”を目指しているので、楽しみにしていただければ幸いです。

――最後にひと言、ユーザーさんにお願いします。
浅尾 これまでは少ない情報量の中で、ユーザーさんが想像を働かせて盛り上がってくれたことをありがたく、そして温かく思っております。今日からは実際に触れますので、ぜひ思いのたけをぶつけて、楽しんでいただければうれしいです。
 アーケードゲームは、おもしろければ遊んでもらえるし、そうでなければ1プレイで終わってしまいます。今日や明日は、場所によっては『LoV III』を触るのも大変だと思うのですが、ゲーム性には絶対の自身を持っていますので、チャンスがあったら1回触っていただきたいです。ユーザーどうしがコミュニケーションを取っていくのが『LoV』スタイルだと思いますので、世界観や友だちとの交流など、全部を含めて楽しんでもらえれば。よろしくお願いします。
松田 手前みそながらおもしろいゲームだと思います。ユーザーさんもきっと楽しんでくれると確信していますので、ぜひ遊んでもらいたいです。

豪華な読者プレゼントを3名様に!

 『LoV III』の稼動を記念して、限定オリジナルアルバムとNESiCAシールシートをセットで3名様にプレゼント。欲しい人は、下記のアンケートフォームに必要事項を記入して応募してください。応募締切は2013年9月5日(木)23:59まで。当選者の発表は、賞品の発送(9月下旬予定)をもって代えさせていただきます。

■応募フォーム
賞品
郵便番号
住所
氏名
年齢
性別 男 /
電話番号
ファミ通.comへのご意見など
メールアドレス
このプレゼント情報をどこで知りましたか?
※ ご応募される場合、株式会社エンターブレインのプライバシーポリシー(クリックすると別窓で開きます)に同意いただいたものといたします。
※ プレゼント賞品は譲渡しないことを応募・当選の条件とします。譲渡には、売ること、オークションに出品することなどが含まれます。譲渡が明らかになった場合、当選は取り消され賞品をお返しいただく場合があります。