協力したりジャマしたり!? 『パペッティア』のふたりプレイを体験
ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアより、2013年9月5日発売予定のプレイステーション3用ソフト『パペッティア』。その不思議な魔法劇場に、我らが3代目ゲーマーズエンジェル・一木千洋ちゃん＆青木志貴ちゃんをひと足早くご招待！ プレイした感想などを聞いちゃいました。
──『パペッティア』の第2章、第2幕までを、一木さんがクウタロウ、青木さんが2P側（インヤン、ピカリナ）でプレイしてもらいましたが、遊んでみていかがでしたか？
一木千洋（以下、千洋） すっかり夢中です。ヘタですけど（笑）。
青木志貴（以下、志貴） ふたりプレイがしっかり作られているのは魅力的ですね。ちゃんとそれぞれに別の役割があって。
千洋 交替してやってみたら、意外と2P側も大変だったんだなって思いました。
──どっちかと言うと、どっちが大変そうでしたか？
志貴 実際にやらないと前に進まないという意味ではクウタロウなんですけど、全部サポートしようと思うと、2P側はやることがめちゃめちゃ多いですね。
千洋 そうそう、お金みたいなやつを集めたり……えーっと、ムンピー（笑）！
志貴 あと、障害物を避けたり、子どもを救出したり。
千洋 だけど、それを間違えてカリバスで攻撃しにいっちゃうと、うっかり敵の攻撃に当たって、「クウタロウの頭がなくなっちゃった！」って（笑）。コンビネーションが大事ですね。
志貴 ジャマができるのもおもしろかったですよ。クウタロウの頭をポンッて抜いて。
千洋 やめて～（笑）！
志貴 平和なところだと、そうやって遊ぶのも楽しいですね。あと、2P側をやってるとわかりやすいんですけど、けっこう細かい仕掛けが多くて、画面中調べまくる勢いです（笑）。「こんなところ触れるんだ！」って。
──2P側は無敵だから、余裕がありますしね。
千洋 無敵なのを利用して、敵のジャマをしてくれるのはうれしかった！
志貴 そうなんですよ。ボスの攻撃をキャンセルできたりとか、けっこうな働きができちゃう（笑）。気付けば、いろいろな動きができるので、そこが2P側は楽しかったですね。
千洋 そうなんだー。私は助けられてることなんて何も知らずにただ進んでいたっていう（笑）。必死で進んでて、サポートされてるのに気付かずに「これは自分で避けたんじゃないか」って思ったり（笑）。
志貴 けっこうゲームオーバーになってたけど、ふたりでやってる分、ムンピーも集めやすくて残機がすごい増えてたから、かなり余裕がありましたね。ステージ中に出てくる敵の頭を2P側が引っこ抜くと、すぐヘッドの補充もできますし。
──女友だちどうしとか、お父さん、甥っ子なんかとやるのも楽しそうですね。
千洋 盛り上がりますね！ 絶対楽しいと思う。
志貴 家族でやるのは楽しいと思います。兄弟とかでやると、間違いなくケンカになりそうだけどね（笑）。「お前のせいで間違えたじゃねぇかよー！」とか。
千洋 あと、「俺がクウタロウやるし！」とか（笑）。大人数でやるのはすごく楽しいと思います。見てるだけでも楽しいし。仲が悪い人どうしでやってみても、それはそれでおもしろそうですけど（笑）。
──それは、クウタロウ側が大変そうですね。
千洋 いや、きっとサポートしてくれて、「お、コイツ意外とイイ奴じゃん！」って見直すんですよ！
──実際にいっしょにプレイするまでが、ハードル高い気が……（笑）。
千洋 確かに！（笑） それから、ステージが物々しいお城の中だったり、竹がたくさんある和風なものだったり、それぞれに特徴的でステキだなって思いました。
志貴 ビジュアルもかわいいし、ムービー中の展開がめまぐるしく変わるところが、おもしろいですね。
千洋 ずっと横に進んでいくだけじゃなくて、ちゃんと奥行きもあって、アングルがいろいろ変わるのも、すごくおもしろかったですね。月の魔女の台所のステージで、最初奥行きをババッと見せておいて、実際にそこを進んでいくっていうような演出が楽しかったです。
──キャラクターはいかがですか？
千洋 クウタロウがかわいいです。あと、ピカリナもかわいい！ プレイさせてもらったのはまだ序盤なので、それぞれ何を考えているのか、思惑がわからなくて、先が気になっちゃいます。魔女のおばちゃんはいいやつなのかな？ とか。
志貴 個人的には、『天空の城ラピュタ』のドーラおばさんみたいなイメージでした（笑）。悪い人そうに見えるけど、最終的にはちょっといい人みたいな。
千洋 助けてくれるパターンかなー。でも、いまいち、まだ信用ならない（笑）。
志貴 あの人はあの人で、やりたいことがきっとあるんだろうね。
──じゃあ最後は、ムーンベアキングと友だちになるとか？
千洋 そう思ったんですけど、タイガー将軍をベシベシ叩いてるところとかを見ると、ちょっと怖すぎて、友だちにはなりたくないかなと思いました（笑）。でも、あのつなぎ目を切っていったら小さいクマがいて、そいつが本体とか！
志貴 あー、ありそう！
──じゃあ、お話の続きは楽しみですか？
志貴 楽しみですねー。キャラクターたちがどういう子なのか、まだ全然明かされてないので。
千洋 ピカリナも自分の正体隠してるもんね。
──（ここで、ステージ選択で置かれていた画面から、声優・藤原啓治さん演じるナレーションの声が流れる）
志貴 こういう、劇中劇っぽい演出もおもしろいですよね。
千洋 ストーリーテラーがいるのっていいですね。つい聴きたくなります。
志貴 あ、あと、コンプリート要素があるのがゲーマーとしてはうれしいです。ゲームはなんでもそうなんですけど、個人的にアイテムとかを取り逃したくないんですよ。なので、ちょっとでも取り逃しがあると、絶対やり直すんです。
千洋 ヘッドの取り逃し、めっちゃあったからね（笑）。
──ステージごとに、見つけたヘッドの数、助けた子どもの数、ボーナスステージを発見できたかが確認できますね。
志貴 こういうの全部取らないと気が済まないので、事前に教えてくれるのはうれしいです。
千洋 クリアーしたステージ、何回でもできるんだもんね、これ。
志貴 今度はひとりで、サポートなしでやったらどんなもんかなっていうのは気になりますね。ぜひやってみたいです。それと、カリバスをもっと上手く使いたいかな。葉っぱを切りながら上っていくのが、けっこう難しかったです。
──女の子的には、アクションは難しいと感じましたか？
千洋 私は、コントローラ持った腕ごと体が傾いちゃいました（笑）。
志貴 すごい動いてたよね。ヘッドマウントディスプレイ付けてプレイしたら立っちゃうじゃないかっていう（笑）。
千洋 でも、私でもできるから、そんなに難しくはないです！
──その基準は大丈夫？（笑）
千洋 私はゲーム初心者って感じなので（笑）。プレイするキャラクターがしーちゃんと逆だったら、もっとサクサク進んだんじゃないかなと思います。
──で、サポートが大事っていうのを身をもって感じると（笑）。
志貴 2P側に障害物なんかを避けてもらえると、かなりスムーズにいくんじゃないかなと思いますよ。
千洋 しーちゃんがクウタロウをやると、たぶんムンピーは自分で取っていくと思います（笑）。そういえば、インヤンがムンピーを取って太ってるのが、すごくかわいかった！
志貴 ピカリナはムンピー取っても太らなかったね。
千洋 その代わり袖の下が膨らんでた（笑）。
──絵柄についてはいかがですか？ ちょっと海外ゲームっぽい雰囲気もありますが。
志貴 『アリス マッドネス リターンズ』にちょっと雰囲気が似てるなと思いました。ムービーの途中で絵本みたいな演出になるけど、ゲーム自体は3Dになっているところとか。そういうところが少し洋ゲーっぽいかなって。
千洋 ぬいぐるみとかペーパークラフトみたいで、全部かわいいなと思いました。タイガー将軍も、ふだんは毛がフサフサしてるわけじゃないけど、バトル中の切るタイミングのときだけ、腕のところが布っぽくなって、「ちゃんと布っぽくなってる！」ってビックリしちゃいました。
志貴 切って進んでいかなきゃいけないから、切れる素材でできてるってことなのかもね。そういうデザインとかアクションとか含めて、ライトユーザーの人も入りやすいんじゃないかと思います。
千洋 そうですね。ちょっと怖い部分もありますけど、デフォルメされてて見た目がかわいらしいから、抵抗感はないと思いますよ。ヘッドのアクションもかわいかったです。けっこう細かくて。
──ことごとく逃してましたよね、ヘッドアクションポイントは（笑）。
志貴 そうそう。直前でなくしちゃって「あー!!」って（笑）。
千洋 だから、新しいヘッドが出たら、よく出るヘッドに変えておいて保護しとかないとダメだっていうことに気付いたよ！（笑）
──ヒーローヘッドというのも出てきましたね。
千洋 バクダンを出すやつなんて、ふたりの共同作業だよね。
志貴 とりあえず私はバクダンを置きに行くっていう（笑）。
千洋 ひとりプレイだったら、自分でバクダンを置きに行ったりしなきゃいけないだろうから、めちゃめちゃ上手な人が出てきそうですよね。そういうすごく上手なプレイも見てみたいです。
──では、コンビプレイの頂点を目指すというのは？（笑）
志貴 おー！ いいですね！
千洋 楽しそう！ そうなったら、もう体動きませんから！（笑）
