フレンドの最大上限は1000人、“フォロー”と“フォロワー”の機能も追加
2013年8月21日~25日(現地時間)、ドイツ・ケルンメッセにて欧州最大規模のゲームイベントgamescom 2013が開催。開幕早々に、マイクロソフトXbox Oneのハードまわりのプレゼンテーションに参加する機会を得た。プレゼンを行なったのは、プロダクトダクト・プランニング・ディレクターのアルバート・ペネロ氏と、プログラム・マネージメント・ディレクターのデイビット・デニス氏のふたり。
プレゼンは、まずはXbox Oneのインターフェースからスタート。「これまでユーザーインターフェース(UI)とダッシュボードの研究改善に数年をかけて取り組んできました」とペネロ氏が語る通り、Xbox Oneではユーザーの使いやすさを配慮して、UIには相当注力をしてきたようだ。Xbox OneのUIが、Windows8などと統一性をとって、いわゆる“メトロUI”を採用しているのはご存じの通り。Xbox Oneのダッシュボードは、「さらにスムーズに、さらにシンプルに、さらにエレガントになっています」(ペネロ氏)とのことだ。
なお、Xbox Oneでは、自分のマイクロソフトIDさえあれば、異なる端末からでも自分でカスタマイズしたダッシュボードを利用できる。「ドイツでも、自宅にいるのと同じ環境でXbox Oneを利用できます」とペネロ氏。
そして実績。「Xboxで取り組み始めてパイオニアになった」(ペネロ氏)という実績だが、Xbox Oneでは「よりダイナミックになった」(ペネロ氏)とのこと。ダウンロードコンテンツやリアルタイムチャレンジに即した実績が用意されるらしい。さらには、“ビジュアルアチーブメント”として、たとえばボス戦でめざましい活躍をしたユーザーには、ビジュアルに特化した実績が送られるらしい。
Xbox LiveのフレンドもXbox Oneでは進化している。従来Xbox Liveのフレンドは100人までが上限だったが、Xbox Oneでは1000人に。さらに、Twitterのような“フォロー”、“フォロワー”も搭載される。“フォロー”と“フォロワー”の数は無限で、ブロックなども可能とのこと。詳細は明かされなかったが、Twitterと似た機能が楽しめるようだ。また、“フェイバリット”(お気に入り?)の項目では、よくゲームを遊ぶプレイヤーが出現する。Xbox Liveのフレンド機能も、SNS要素がさらに充実しそうとの印象だ。
ひとつのダッシュボードには6人までログイン可能で、プレゼンでは、ペネロ氏とデニス氏が、交互に声を出しながら、自分の実績画面を表示されるというデモンストレーションが披露された。そう、Xbox Oneでは、Kinectを介して、骨格や音声認識などにより、誰がしゃべっているのかも個別認識ができるのだ。さらにKinectに関していえば、Xbox One本体だけでなく、ほかのデバイスも操作してくれるので、たとえば音声でテレビのボリュームを上げ下げしたり……といったこともできる。
複数の作業を同時にこなせるのもXbox Oneの特徴。Xbox Oneでは、デジタルに取り込んだものであれば、ゲームの切り替えも簡単に行える。ふたつのゲームを少しずつ交互にプレイ……といったことができるのだ。デモでは、『Marvel Maze』と『Reflect』というデモ用のゲームを用いて、「Xbox, Marvel Maze」、「Xbox, Reflect」と声を発しながら、さくさくとゲームを切り替える様子が披露された。ちなみに、ゲームを切り替えるときに、間違えてセーブし損なうということもないそうだ。
以上見てきたように、Xbox OneはXbox 360に比べて、UIやサービス面でもさらにきめ細かい進化を遂げていると言えるだろう。