変革の夏、『SF2』の夏
オンラインFPS『スペシャルフォース2(以下、SF2)』では2013年8月に4週連続アップデートを実施する。“『SF2』史上最強のアップデート”と銘打っており、これまでとは雰囲気が大きく異なるコンテンツが多数実装される。
これまでの『SF2』は硬派なアップデートが主流だった。今夏は間口を広くできるアップデートを行い、コアなFPSプレイヤーだけでなく、FPS初心者が始めやすいタイトルにするフェーズに入ってきたと言える。そのプランのひとつが2013年7月10日に実装された“ヒーローモード”だ。FPSにMOBAやAOSの戦略性をプラスしたモードで、対戦ゲームが苦手な人でも遊びやすくなっている。
変革のときを迎えようとしている『SF2』の8月のアップデートをまとめて紹介する。
怒涛の4週連続アップデート情報を初公開!
【1週目 常夏】
最初のテーマは“常夏”。女性キャラクター・Rita.Iの待望の新アバターと新マップ“ヘビーサマー”が実装される。
Rita.Iの新アバターはニット系素材のハーフトップ(ビキニタイプ)とデニムのショートパンツ。ハーフトップのニットの繊維質まできっちり再現されていたり、腰つきが妙に艶かしかったりと、グラフィック担当者の執念を感じてしまう作り込み。従来のRita.Iの体型はやや男っぽかったが、この夏服バージョンはかなり女子力が上がっている。実際、腕や脚が少し細くなっているのだそうだ。とはいえ、当たり判定に変化はないので、ゲームバランスに影響はない。ひと安心。
ヘビーサマーは、既存マップ“ヘビーレイン”をベースにしており、森のなかのリゾート地のような作りになっている。マップの形自体に変化はないが、視界が雨が上がって視界が開けているため、敵の位置を目視しやすいのが特徴。
【2週目 海賊】
2週目のテーマは“海賊”で、海賊帽や眼帯といったアバターが実装される。投擲武器の“黒髭の爆弾”はボーリング玉大の爆弾で、両手で持って下手投げで投擲する。なぜわざわざ新モーションを作り起こしたのか、なぜ海賊なのか、という理由は、運営プロデューサーの佐野亘氏にもわからないらしい。
【3週目 帰ってきたカルマ】
オンラインFPS『戦場のカルマ』で人気の高かったチームデスマッチ用マップ“ベースキャンプ”が『SF2』に実装される。『戦場のカルマ』は『SF2』と同じく韓国Dragonfly社が開発し、NHN PlayArt(当時の社名はNHN Japan)が運営していたタイトル。『SF2』のクローズドβテストがスタートする直前の2012年5月1日にサービスを終了したということもあり、そのまま『SF2』に流れるプレイヤーも多かった。
佐野プロデューサーは『戦場のカルマ』の担当を経験したこともあって思い入れが強く、オフラインイベントで「『スペシャルフォース』のマップは入ってるけど、『戦場のカルマ』のマップは実装されないんですか?」という意見も多かったことから、企画したのだと言う。佐野プロデューサーが「Dragonflyも『戦場のカルマ』が好きなんだと思います」と語るほど、実装はスムーズに進んだとのこと。
【4週目 新女性キャラクター】
夏服が実装されたRita.Iに続き、第4週目にはふたり目の女性キャラクターが実装される。中国の運営会社からDragonflyに「Rita.Iは男っぽすぎるから違う女性キャラクターを開発してほしい」と提案があり、実装されることになった。腰が細くて位置も高く、顔が小さいというモデル体型。キャラクター名は実装直前に発表される予定だ。名前はスタッフから取るつもりらしい(キャラ名をスタッフから取るのは『SF2』の伝統)。
このほかに、AIモードのマップに“デザートキャンプ”が追加され、初めてサイレンサー付きの銃が実装される。
また、2013年8月24日(土)には最強のクランを決定するオフライン大会“スーパーリーグ 2nd シーズングランドファイナル”が開催される。ベテランにもルーキーにもうれしい今夏の『SF2』の動きに注目しよう。