カプコンづくしのイベントは9月2日まで!

 長崎県佐世保市のテーマパーク“ハウステンボス”では、カプコンとのコラボイベント“CAPCOM × ハウステンボス ~カプコンサマーフェスティバル in ハウステンボス~”が、2013年7月13日(土)~9月2日(月)の期間限定で開催中だ。会場では、カプコン30周年の歴史を振り返る貴重な原画や設定資料の展示や、限定グッズの販売などが行われている。

“CAPCOM×ハウステンボス ~カプコンサマーフェスティバル in ハウステンボス~”小林裕幸プロデューサー・トークショーリポート_01
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▲歴代カプコン作品のイラストや原画などが数多く展示されている。コラボメニューや会場限定のお土産も!

小林プロデューサーが語る! カプコン入社から現在まで

 小林氏のトークショーには、直前まで雨が降っていたにも関わらず、多くのファンが集まった。長崎に来るのは初めてだという小林氏は、1995年にカプコンへプログラマーとして入社した当時を振り返りつつ、「ハウステンボスの雰囲気や内装などが、自身の初仕事でもあった『バイオハザード』の洋館と似ている」と語った。当時はカラスやクモといったクリーチャーの動きをプログラムしており、プレイヤーがトラップを作動させるとカラスが一斉に襲ってくる部分などをプログラミングしていたと言う。ちなみに小林氏はファミコン時代からゲームが好きで、大学で勉強していた3DCGの技術を活かしたかったことが、カプコン入社のきっかけになったそうだ。当時はプレイステーションやセガサターンなどが発売されたばかりで、ゲームが2Dから3Dへと進化しつつある時代だったのだ。その後は1999年に『ディノクライシス』でプランナーとして携わり、『ディノクライシス2』で初めてプロデュースを手掛け、現在に至るまでのみずからの道のりを語った。そのほかに、「ゲームのプロデューサーは、どんな職業なのですか?」、「ゲームのアイデアはどのように思いつくのでしょうか?」など、ファンから寄せられた質問にひとつずつ回答。ゲーム業界での仕事に憧れるファンには参考になったかも? その後は、『バイオハザード』シリーズと『戦国BASARA』シリーズをテーマにトークが続けられた。

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▲『バイオハザード6』、『ドラゴンズドグマ』、『戦国BASARA』シリーズなどでおなじみの小林裕幸氏。

映画やコミックにもなった『バイオハザード』

 『バイオハザード』シリーズは、現在にいたるまでヒットを続け、日本語ボイスにも対応した最新作『バイオハザード6 Special Package』が発表されている。小林氏は『バイオハザード』シリーズの歴史を解説したほか、映画版の話にも触れた。みずからもプロデューサーを手掛けた2作目では、ゲーム内のラクーンシティに似ているという理由で、ロケ地にカナダのトロントを選んだそうだ。ちなみに、小林氏が好きな『バイオハザード』シリーズのキャラクターは、レオン・S・ケネディとのこと。

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▲観るだけでストーリーがわかる特典映像も収録した『バイオハザード6 Special Package』。日本語の吹き替えも注目ポイントだ。

『戦国BASARA』シリーズの生い立ち

 最新作『4』も発表されたばかりの『戦国BASARA』シリーズは、“武将を目立たせたい”というコンセプトから始まった。開発が始まった当時は、歴史に詳しいスタッフがいなかったため、手探りで調べながら開発を続けていたそうだ。伊達政宗に英語まじりのセリフを入れたり、真田幸村は政宗と対称的な熱血キャラクターにしたりと、コンセプトに沿って個性的なキャラクターをつぎつぎと作り出していった。また、ドラマCDや舞台、アニメなど、多彩なジャンルで『戦国BASARA』シリーズを展開し、ファンを広げる努力をした話も小林氏は語った。最後に、『戦国BASARA4』では、すでに発表されている柴田勝家や島左近、山中鹿之助などのほかにも、多くの新規参戦武将を今後も発表予定であることを語った。「“戦国創世”がテーマの『戦国BASARA4』は、これまでの作品を遊んだことのない人も楽しめる内容なので、ぜひ楽しみにしてください」という締めの挨拶のあと、小林氏のサイン会が行われたが、こちらも大盛況だった。

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▲トークショーの後は、サイン会でファンのひとりひとりと交流。

トークショーとサイン会を振り返って

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 最後に、サイン会を終えた小林氏に、今回のイベントの感想を聞いてみた。

──今回のトークショーを行うことになったきっかけをお聞かせください。
小林 サマーフェスティバル自体は、まず最初にハウステンボスさんからコラボイベントの持ちかけをいただいておりまして、ちょうど創立30周年というタイミングなので何かやろう、ということで立ち上がりました。そのときに、僕は長崎に行ったことがなかったので、これを機会に行ってみようと思っていたんですよ。でも、ただ遊びに行くだけではもったいないということで、トークショーも行うことになりました。ファンの皆さんの楽しそうな笑顔も見られましたので、実現できてよかったと思います。
――なるほど。今後もさまざまな地方でイベントを行う予定はありますか?
小林 今回のような、地方のファンとの交流はとても大事に考えていますので、これからもさまざまなイベントを開催していきたいですね。ちなみに2013年9月7日(土)~8日(日)に開催予定の京都国際マンガ・アニメフェア2013でもステージイベントを予定していますので、こちらもよろしくお願いします。