プレイステーション4の導入に向けた研究開発費の増加により営業利益は大幅な損失に

 ソニーが2013年度 第1四半期の連結業績を発表した(2013年4月1日~6月30日)。それによると、売上高は1兆7127億年(前年同期比13.0%増)、営業利益は363億5700万円(同479.4%増)、税引前四半期純利益は462億5300万円(同391.4%)、株主に帰属する四半期純利益は34億800万円(前年は246億4100万円の損失)と、大幅な増収増益となった。増収は、おもに為替の好影響や金融ビジネス収入の増加、ならびにスマートフォンの販売台数の増加によるものとのことだ。

 ゲーム分野の売上高は、前年同期比ほぼ横ばいの1179億円に(前年同期は1180億円)。前年同期の為替レートを適用すると、15%の減収となる。前年同期に比べ、為替の好影響やソフトウェアの増収があったものの、おもにプレイステーション3、PSPおよびプレイステーション2のハードウェアの販売台数の減少により、売上高はほぼ横ばいとなったとしている。

 営業損失は、前年同期に比べ112億円拡大し、148億円に。この大幅な損失は、おもにプレイステーション4の導入に向けた研究開発費の増加や前年同期にブルーレイディスク特許費用の戻し入れ益が含まれていたことによるものとしている。