まさかのプレゼントサプライズも!

 2013年7月25日(木)、東京・ビックロ ビックカメラ新宿東口店にて、本日発売されたカプコンのニンテンドー3DS用ソフト『逆転裁判5』の発売記念抽選会が実施。江城元秀プロデューサーと山崎 剛シナリオディレクターもお忍びで駆け付けた本抽選会の様子をお届けする。

 『逆転裁判5』は、カプコンの人気法廷バトルアドベンチャーゲームシリーズの最新作。6年ぶりのナンバリングタイトルに加え、1~3作目の主人公・成歩堂龍一が復活することでも話題になった。本日行われた、ニンテンドー3DS LL専用カバーや非売品のTシャツなどが当たる抽選会には、朝早くから購入者が来場。タブレットを使って抽選を行っていた。

▲タッチしてくるりとスライドさせると、モニターに結果が出ます。
▲お試しプレイでは、江城Pが8等、山崎Dが6等でした。
▲一番最初のお客さんは女性の方。その後もしばらく女性が続き、改めて女性人気の高さを見せつけられました。留学生と思われる中国人のお姉さんふたりも買いに来ていましたよ。

 また、抽選会の途中で何やらフロアを移動し始めた江城P。何事かとついていくと、おもむろに『逆転裁判5』を手に取り……そのままレジでお買い上げ! しかも自腹! さらに、なんとうれしいことに、今回江城Pが自腹でお買い上げいただいた(大事なことなので2回言いました)『逆転裁判5』を、江城Pと山崎Dのサインを入れてファミ通.comの読者プレゼントとして頂戴することができました! 江城P! ありがとうございます! 

▲江城Pがおもむろに手を伸ばした先には……えっ!? 『逆転裁判5』じゃない!? モニターでも、なるほどくんから「異議あり!」と突っ込みが入っていますよ!
▲いえいえ、もちろん手にしたのは『逆転裁判5』です。
▲そのままレジに行き……。
▲自腹でお買い上げ! 経費として落とせないように、レシートをしっかり山崎Dが預かっている姿も!
▲オマケ
記念写真を撮る山崎Dと、それを全力で邪魔するおちゃめな江城P。

 江城P自腹のレシートで引いた抽選会では、7等のポスターをゲット。抽選会に参加していたファンの方に、サインを入れてプレゼントするというサプライズも行われていました。喜びのあまり本気で泣きそうになっていたファンの方の姿に、江城Pと山崎Dもうれしそうだったのが印象的です。

 また、発売日を迎えたおふたりに、いまの心境などもお聞きしました。

――発売日を迎えたお気持ちはいかがでしょうか?
江城元秀氏(以下、江城) 自腹で買うぐらいうれしいです。直接お客さんがゲームを手にとって購入してくれる瞬間は、ゲームを作っていて何よりもうれしい瞬間ですね。それはディレクター時代から変わっていないです。
山崎 剛氏(以下、山崎) お客さんが喜んでいる顔を直接見る機会ってなかなかないので、こういう機会があるのはうれしいですね。毎回タイトルが出るたびに必ず店頭に見にいくようにしています。影からそっと見ながら、「買ってください! 買ってください!」って念じています(笑)。
江城 パッケージを手にとって、「あっ! このゲームおもしろそう!」って聞こえるように大きな声で言ってみたり(笑)。
山崎 『逆転検事』では本当にそういうことをしました(笑)。
江城 (笑)。そして、こうやってお客さんと直接触れ合える機会はなかなかないので、今後はもっと増やしていきたいですね。どれくらい期待されているかがダイレクトに伝わってきて、それが励みになったりモチベーションが上がったりするので、すごく重要だなと思います。

――開発はスケジュール通りに進行しましたか?
江城 本当はもう少し時間がかかるかなと思ったんですよ。ニンテンドー3DSの研究、グラフィックを違和感なく2Dから3Dにする方法、シナリオの練り込みなどをとにかくこだわったので。ただ、夏休みやお盆休みに入るときにプレイしてほしかったので、発売はどうしても夏休み前に会わせたかったんですね。そこで、山崎さんには、「内容は変えずに期間だけ短くしてくれ!」とかなりムチャぶりしました。皆さん本当によく頑張ってくれました。
山崎 かなりムチャぶりされました(笑)。江城さんがいま東京で仕事をしているんですがですが、テレビ会議でムチャぶりされたかと思うと、大阪に来て直接会ったときにもされるという。ただ、適当に言っているわけではなく、ちゃんとした理由があってのことなので、そこは開発陣一同がんばりました。

――開発の雰囲気はよかったのでしょうか?
江城 ゲーム制作の現場は、佳境に入ってきたりすると余裕がなくなって大きな問題も起こりやすくなるのですが、その部分でチームリーダーがうまく現場とのコミュニケーションをとってくれたんです。チームリーダーがとてもしっかりしていて、なおかつスタッフもリーダーに信頼を築いてくれていましたね。ありがたいことです。

――キャンペーンが行われている“血の枕”(こちら)の一般販売予定はありますか?
江城 いまのところないです。あれは、プロモーションでミステリークイズなどを実施してるのですが、そのチームから提案があって作ったものです。最初はどうかな? と思ったのですが、発表してみるととても好評でしたね。
山崎 この間サンプルが届いたので、みんなで寝てみました。「死んでる! 死んでる!」と盛り上がってしまいました(笑)。
江城 要望が大きければ、マーチャンダイジング部に作りませんかって話もできるかもしれません(笑)。また、ツイッターキャンペーン(こちら)で使われているTシャツも、ドットから描き起こしたものなんですよ。今後、ドット絵を使った別のデザインTシャツも作っていければと思います。

――追加DLCの予定はいかがですか?
江城 現時点では調整段階に入ってきているのですが、どう作ろうかかなり思考錯誤しました。アドベンチャーゲームなので、ユーザーさんはもうちょっと遊びたいかと思うのですが、シナリオ1本を作るとなると時間がかかってしまうんですよ。けれど、時間がかかりすぎると待ち疲れてしまう。ですので、一番いいタイミングに合わせてお届けするために、スタッフ構成も変えて鋭意制作中です。もうしばらくお待ちいただければと思いますが、夏休み前にはなんとか発表したいですね。あ、山崎さんの目が死んでる(笑)。
山崎 またムチャぶりがきましたね(笑)。

――最後に、読者へのメッセージをお願いします。
江城 朝から並んでいただいて、改めてタイトルが愛されているなと実感しました。6年間待たせてしまったのですが、その分、きちっとクオリティーの高い物をお届けいたします。あとはユーザーさんにプレイしていただいて、いい点、悪い点などを教えていただければ、それを励みにがんばっていきたいと思います。もっともっとこのタイトルがたくさんの人に遊ばれるようにプロモーション活動をして、なおかつファンの方にも楽しんでもらえるような取り組みを行っていけたらなと思います。
山崎 大阪にいるチームメンバーもこの日を心待ちにしていたので、発売日を迎えられて本当にうれしく思っています。『逆転裁判5』はチームみんなで助け合って、みんなの力で完成させたタイトルですので、みんなでこのうれしさを分かち合いたいなと思います。今回買いにきてくださっている方、また、今後買ってくださる方に、本当に感謝したいです。

▲超豪華&激レア・江城P&山崎Dのサイン入り『逆転裁判5』(開封済みですが、未使用です)と、これまた激レアの非売品“血の枕”を1名様にプレゼント!

■サイン入りソフト&血の枕プレゼント!
第21回ハギ通(コチラ)で発表しました、江城Pが自腹で購入してきたサイン入り『逆転裁判5』のソフトと、血の枕を抽選で1名様にプレゼント! 欲しい人は、応募フォームに必要事項を明記してご応募ください。応募の締め切りは、2013年8月8日(木)23時59分まで。当選者の発表は、2013年8月下旬ごろの賞品の発送をもって代えさせていただきます。

※応募は締め切らせて頂きました